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第2話 第2話 強引なキスと執着。俺の身体が「ヤリチン」に完落ちさせられるまで。
何だコイツ。いつも睨んでくる女みたいな奴じゃねーか。コイツがこのバカ女の彼氏か? 女を見る目ねーな。
可哀想な奴。
『ばっちーーーーんっっ!!』
「いってぇな。何で俺が巻き込まれんだよ。どう考えてもこの女が悪いだろ? こいつから誘ってきたし、彼氏いないって言ってんだから。てか、お前が彼氏? お前女だろ(笑)チンコ付いてんの? オタクらレズとか? かわいー」
あのクソ女どっか行きやがるし、このチビしかいねえ……待てよ? こいつクソ可愛いじゃん。さっきの女より可愛いし、いける。コイツならヤれる。むしろ良い。
思いっきり盛大に楽しんだ。
こんなセックスはハッキリ言って初めてだ。かなり体の相性が良いのだろう。顔もめちゃくちゃ可愛いし、何なら顔見ながらイった。男という点がマイナス要素だとしても、総合でプラスだ。コイツとは何度でもヤりたい。
「するわけないだろ? 本当に頭がおかしい。何でお前みたいなやつがモテんだよ? おかしくないか?」
「……俺が何も考えてないから頭空っぽのバカが寄ってくんだろ……モテてる訳でもねぇよ」
久しぶりに真面目に受け答えしてしまった。
──────
栞が気になる。
今までどの女とやっても面倒で一回きりで終わらせていた。
次の日から栞を見つけては声をかけるが、完全に無視される。
いい加減イラついて空き教室へ連れ込んだ。
そして暴れる栞を押さえ込んで無理矢理犯した。
無理矢理やる度にいつも栞は泣いていた。
けれど何度か繰り返すうちに明らかに栞にも変化が訪れた。
感じ始めている。
苦痛で怯えるだけだった顔が、瞳は潤んで頬は蒸気し、小さい唇からは喘ぎ声が漏れた。
たまらなくなった俺は栞の唇にむしゃぶりついた。
……意外にも俺のファーストキスだった。
キスなんて気持ち悪い。きたねー。セックスもゴムがないとできねー。他人の体液なんて絶対嫌だ。ただの排泄行為だから誰とでもいいし、それで良いんだよ。
それくらいの気持ちだった。今までは。
栞は違う。顔可愛いけど、出会った頃はうるせーし、うざいし、それこそヤるだけだったのに、最近は見てるとどうしようもなくなる。
唇を塞いで抱きしめたくなる。
やる時も生でヤりたい。
中出ししたくて、俺のものにしたくてたまらない。
所有欲が募る。
コイツが他の女、男、とにかく誰とでも話すのがとてつもなくイラつく。
廊下で見かけるたびに腕を掴んで物陰に引き込んでキスしながら力一杯抱きしめてしまう。
キスしたい、口の中を掻き回したい、挿れたい、俺のもので尻の中をぐちゃぐちゃにしたい、あの白い首を舐め回したい。
栞にこんな思考が今バレればまた怖がらせてしまう。最近やっと俺に慣れてきたんだ。少しずつ進めれば良い。まだ焦るな……
──────
あんなクソ野郎には二度と関わらないつもりだったんだ。
……なのに、あの野郎俺と会うたびに、どこかへ引っ張り込んではキスをしてきたり、セックスを強要してきたり……
何なんだよ。最近、キスハメ、中出し普通にされるし、最低なんだけど。
……最初は怖かったし、痛かったけど、気持ちよくなって来たから始末が悪い。俺もキスやセックスに応じてるし、獅堂だけに文句は言えない。けど、あんな最低な奴許してない。どうせ俺が男で目新しいだけだ。すぐ飽きられる。それならば、早く次を見つけてくれ。
──────
「栞、今度の土曜俺んち来いよ。ちゃんとベッドでやりたい」
「……お前理由が正直だな〜。嫌に決まってんだろ? バカか。誰が行くかよ」
「あっそ、じゃあ俺がお前んち行くから」
「……俺が行く」
──────
栞は扱いやすい、というか可愛い。言動が素直だし、とにかく全てが可愛い……
俺はこの頃には栞の全てが欲しくなっていた。
笑った顔を誰にも見せたくない。俺には笑顔を向けてくれない。どうすれば笑顔になってくれる? 好きになってくれる?
っつ……。クソっ!!
気付いてしまった。俺は栞が好きなのだ。好きで好きでしょうがないのだ。
栞は俺を嫌ってる。当然だ。あれだけのことをしておいて……
体は重ねてくれる。でもそれは気持ちいいからだ。栞にとってはそれだけだ。どうしよう……どうしたら振り向かせられるのか。
──────
土曜日になり、栞が家にやってきた。
「親いないから安心して。どんだけ声出しても平気だから」
「お前アホか。てか、他に考えることねーの? 呆れた奴」
「栞見たらそればっか考える。キスしたい。犯したい。俺がぐっちゃぐちゃにしたい」
「お前、本当欲望に忠実だな……っわ……!! いきなりなんだよ?! どこにムラっとした?! 少しくらい会話しろよ!」
俺は栞に絡み付いていた。
首筋に舌を這わせ、シャツの下から手をつっこみ、乳首を弄 った。
「んんっ……ふぅん……はぁん、獅堂……下も触って欲しい……あぁ」
栞も徐々に感じてきた。
珍しい、栞のおねだりだ。
ベルトを外しズボンを下着ごと下げると栞のペニスがふるっと飛び出した。
もう完全に上向いており、液体も溢れはじめていた。俺は栞を羽交締めにし、お願いを無視することにした。
ペニスへ栞の手が伸ばせない様にすると、栞の肉茎はピクピクっと痙攣し、刺激を求めた。
「いやだっ! 触らせてぇっ! 触ってよっ……獅堂の早く突っ込んでぐじゃぐじゃにしてぇ……」
栞は胸の突起を摘まれながらその先を懇願する。
「栞、俺の名前呼んで。颯って。ほら。言ったらお尻に挿れて掻き回してやるから」
「?……はや……て? あっ、はやてぇ、挿れてぇ!!」
『ずぷっ……』
『ぐじゅっ……ぱんっぱんっぱんっぱんっ……』
激しく中を突いて掻き回しながら前を扱いてやる。栞はもう立っていられない様だった。
「あぁ、すごいいぃ……もっとおく、ついてぇ……あぁん、はやてぇ……」
名前を呼ばれるとより一層俺は硬さを増した。
後ろから栞を抱きしめたまま、中でイってしまった。
栞の匂い、抱き心地、ずっと顔を埋めていたい。
「一回抜けよ。てか中で出すなっつってんだろ!」
腕の中で栞が暴れる。体が離れて、ズルりとペニスが抜けた。
「あっん、あ、あ、はぁ」
栞が艶っぽく喘いだ。股には俺の精液が伝い落ちていた。俺は固唾を呑み込んだが、栞の体力の回復の為に少し休憩を取ることにした。
ベッドに横になると栞を呼んだ。
「栞、今はもうしないからこっちにおいで」
「──」
疑ってる疑ってる(笑)
「大丈夫だよ。ほら、襲ったら殴っていいから」
渋々颯の元へ潜り込んだ。その潜り込んでくる様が可愛らしくて、上から覆い被さり、キスをした。
「?! んんんんーー! っぶはっ! この嘘つきー! 何もしないって……」
「キスくらいいいだろ?」
「……てかさ、疑問なんだけど、何で最近キスばっかしてくるわけ? やめて欲しいんだけど……キモい。生でヤるのもやめて欲しいし……あんま馴れ馴れしいよ。周りも怪しんでる」
その発言は頭に来たし、ショックを受けた。栞がそんなふうにしか思ってなかったなんて。
「俺、やめるつもりはないよ。栞はもう俺のモンだから」
「話通じねー。まじムカつくわ。お前の物じゃねぇよ」
「もう話し終わりね。ね、栞、口開けて」
「? あ……んぐっ!! ふっふっ……ん」
栞は素直に口を開けた。思いっきり俺の舌を小さな口にねじ込んだ。両手をベッドに縫いつけて、口腔を貪り、下半身を繋げる。栞と肌を合わせることはこれ以上ないくらい幸せを感じた。
──────
週明けの月曜日、栞はクラスメイトとふざけながら廊下を歩いた。
その様子が颯の目に留まり、颯が教室から怒鳴り出て来た。
「おいっ!! 栞っっ! お前ふざけんなよ? 誰にでも尻尾振ってんじゃねーぞ?!」
「は、はぁ?? お前マジで頭おかしいって。付き合いきれないって。もうよその女子当たんなよ。お前なら可愛い子いくらでもいんだろ? 適当に見繕えよ。まじ無理だわ。俺のことに口出してくんな」
颯は鬼の形相で、栞の腕を掴み引きずった。
当然、周知の事実だが、気付いていないのは栞だけ。誰がどう見ても颯は栞に惚れている。栞と出会ってから、颯は告白を全て栞を理由にして断るし、栞以外の誰ともセックスなんてしていない。いつも栞を見つめて、栞を探している。浮ついた噂が一切出なくなったのだ。なので、軽くあしらわれている颯を気の毒にも思う。
だから廊下で颯が栞をどんなに無理矢理連れて行こうが、誰も静止出来ない。
「離せよ。離せってばっ!! もう本当にお前に関わりたくないんだよ。まじで、他所の女んとこでも行ってくんねえ? むぐっ……まじ、キスで口塞ぐのほんとやめろ?! エロいことで誤魔化そうとすんな! うぜーよ。そしていつも何なんだよ。何で学校で友達といると邪魔すんの? 何が気に食わねー……あー……もしかして、お前、俺のこと好きになったん?」
「ああ、お前が他の奴らと笑顔で一緒にいるのが耐えられないよ。
お前とエロいことがしたいし、お前見てるとどこででも押し倒したくなっちまう。
もう他所のバカ女となんかやれねぇよ!!
お前みたいに全てが最高で綺麗な奴みたことない。
全部欲しい。栞が好きだ。栞が全部欲しい。
頼む、俺にも笑いかけて欲しい」
「はっ……口では何とでも言えるよな。今だけ俺のことが気に入ってるんだよな? 遅かれ早かれ終わるんだ。だったら早めに他所行けよ。俺なんかに執着すんな」
「俺の心を、体も、俺の全てをやるから……この先一緒にいて欲しい」
「……いらない。獅堂からは何もいらない。そんな物気持ち悪い」
「お前だけなんだ! わかってるだろ? これから先ずっと……お前が好きだ……」
「信じられるかよ。お前、誰とでもヤる最低野郎だぞ?! そんなお前と毎日ヤりまくってる俺も大概だけどな。
こんなはずじゃなかった……。
大好きな人と大恋愛をして結婚して、子供を作って……そんなのが俺の夢なんだよ。お前からは何ももらうものなんてないんだよ。わかったら二度と関わるな。俺は元に戻る。邪魔はするな」
颯はもう言い返すことが出来ない。
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