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第5話 第5章 実家突撃、そして対等な『恋人』へ

昼休みは相変わらずプール裏に連れて行かれてセックスをした。 拒否はしてみたものの、万里の物凄いおねだりなのだ。 「お願い、永遠……服着たままで良い。永遠の好きな体位で良いからお願い……挿れさせて」 万里は耳元で耳たぶを喰みながら懇願した。 「我慢出来ない……爆発しそう……とわぁ……」 「わ、わかったから……落ち着いて? じゃあ……後ろからゆっくりだったら良いよ? あんまり服脱がさないでね?」 万里は性急にズボンを下げ、永遠の尻の穴を解した。そして太く反り返ったそれを永遠に突き入れた。 「はぁ……永遠っ……駄目だこれ……良すぎる、優しく出来ないっ!!」 万里はガツガツと腰を振った。永遠はその中から快感を拾うのにはもう慣れっこだ。 「あっ……ばんり……ぼくもう……でちゃ……あぁん……でるっ!!」 その締め付けで万里も呆気なく達した。 「あぁ、永遠、永遠、永遠……好きだ、永遠」 万里は永遠を抱きしめて離さない。 ────── 「あの? 万里くん……授業行こう? 僕お母さん怖いんだ……怒らせたら外出させてもらえなくなるよ……」 「それやべーな。しゃーない。教室戻るぜ」 自然と万里は永遠の手を引き歩き出した。 「ばっ、万里くん! 手を……目立っちゃうよぉ」 「目立つのは諦めて。元々俺目立つから」 ────── (なぁ、あれどう思う……?) (影山だろ? 変わりすぎだろ?) (万里くんあんな人だったんだぁ。私羨ましいなあ、永遠くん。彼氏とイチャイチャしたーい) (俺、男同士のあんなん見たくないけど……。ま、男女でも嫌か(笑)あいつらイケメン同士なだけかなりマシ) 一体何が起こっているのかというと、万里は教室で永遠にべったりなのだ。元々友達の少なかった永遠だが、余計に周りに人が集まらない。 万里はすぐに抱きしめて、キスをし、膝の上に座らせたがる。手を繋ぎ、昼は永遠を連れて二人でどこかへ行ってしまう。 「あ……の……万里くん……本当にお願いだよ……僕恥ずかしくて……」 「じゃあ俺の気持ちはどうしたら良いの? ずっとお前に触ってたいのに。ちゃんと授業もサボらせずに出させて、放課後も早く帰してる。セックスだって酷くはしてない。まだ不満……?」 「ああ、あのっ! そんな話を大きな声で……わかった。良いよ。あ、でもキスとかは控えめに……ふんぐっっ?!」 言ったそばから教室で抱きしめられてキスされた。 ────── 「永遠、お前さー、俺が最初に酷く扱ったから仕方ないんだけど……俺に何かして欲しいこととかないの? 俺のこと好きだったんだろ? 何かしたいことなかったの?」 永遠はいっ時考えた。 「特にはないけど……僕、万里くんの恋人になりたかったんだぁ。今って恋人? なのかな?」 万里は息が詰まりそうだった。 好きでいてくれたのだ。それを自分は…… 「── 恋人だよ。好きだよ。永遠…… だったらさぁ、みんなの前であんなに嫌がんなくても良くない?」 「ちがっ!! あんなの恥ずかしいよっ?! よく考えてよ!! その辺の男子二人がキスしてるんだよ?! どう思う?」 「……別にどうも思わねえかな? 見ろって言われたらそりゃ見て、キモって言うかもだけど、別に……」 永遠は呆気にとられた。本人自体が周りを気にしていないのだ。 「はぁ。仕方ないから万里くんに慣れていくようにするしかないのか……」 「なぁ、永遠、好きって言えよ……」 永遠は万里に近づいて行って言った。 「恋人、嬉しい。万里くん好き……」 永遠からキスをした。心からのキス。初めてだった。 ────── 永遠は元々綺麗だ。万里はイケメンだし、二人は公式にお似合いのカップルだ。 万里は永遠をいっ時も離したがらないし、周りを牽制する。 永遠は万里と付き合い初めてから笑顔が増えたし、目立つ様になり、他の男子の目にも止まる様になったのだ。万里の恐れていたことが起きている。 永遠が男から言い寄られるのだ。 「倉木ってさ、本当に影山と付き合ってるの? ただの噂なら……俺と付き合って欲しいんだけど……」 「俺、お前のことずっと綺麗だなって思ってて……影山お前にひでぇことしてただろ? あんな奴やめろよ」 「倉木先輩、好きです……」 みんな万里の目を掻い潜って永遠に接触しようとしてくる。 「ごめんなさい……やっと影山くんと付き合えることになったんです。僕、影山くん……万里くんが大好きなんです。だから、万里くん以外は絶対に好きにはなりません」 ────── 万里は永遠の美しさが嬉しくもあり、怖くもある。 「永遠……お前は綺麗だ。今日何人に迫られた? 正直に」 「あ、三人……怒らないで……きちんとお断りしたから」 万里は裸の永遠をベッドで抱きしめて言った。 「何でこんなにモテちゃうんだよ……くそ……誰も知らない俺だけの永遠だったに」 「えー?! 万里くんが目立つ行動ばっかとるから……」 「俺のせい? なら、もっと俺のものだって、みんなの前でアピールしなくちゃな? さぁ、キスして」 「んふぅ……ふぁ……ばん……り……はぁん」 二人はそのまま行為に傾れ込んだ。 ────── 「俺、お前んち行きたい。今度の土曜日良い?」 永遠は驚いた。 「えっ? ……良いけど、どうしたの?」 「うん? お前の部屋とか見たくて」 「──部屋で変なことしないでよ? 多分お母さんいるから」 ────── 「永遠、おかえりなさい。あら? お友達? 珍しいわね〜 まぁ、イケメンねっ!!」 「お母さん、影山万里くんだよ」 「はじめまして、影山万里です。永遠くんとはお付き合いさせていただいてます。よろしくお願いします」 「ばっ!! 万里くんっ!! 何言いだすの?!」 「? 事実だろ? 永遠? お前俺の恋人だよな?」 「そ……そうだけど……いきなりお母さんに言うとは思ってなくて……」 「?……変な奴だな? 永遠くんのお母さん。これからよろしくお願いします」 「あらあら……確かに驚いたけど、お母さんは構わないと思うわ。二人で決めたんなら。うふふ。夕飯食べて行かない?」 「はい! すごく嬉しいです!」 「永遠〜 怒るなよ……お母さんに知られたくないなんて思わなかったんだって……ほらこっち向いてキスするぞ?」 「──本当に万里くん、僕の『恥ずかしい』がわからないんだ……はあ……んっ……ふっあ……んっ……」 永遠は呆れながらも万里のキスに奔走された。 「永遠? 入るわよ」 『ガチャ……』 「ふぁ?! おかあさっ……ちゃんとノックしてよっ!!」 「あらあら、お邪魔しちゃったわね……おやつ持ってきたからどうぞ」 「永遠くんのお母さん、今から一時間くらいは部屋に来ないでくださいね? 永遠くんが恥ずかしがるので」 「万里くん?! 何てこと言うの? そんなこと言うなら一緒だってば!! 恥ずかしい!!」 母はニコニコして部屋を後にした。 「良い? 万里くん。今のはエッチするって言わなくても、今からエッチしますってバレバレなの! だから……はぁ。もう良いよ。エッチしようか……お母さん来ないし……」 「……永遠の根負けだな。ほら早く脱げ。そしてケツ出せ」 永遠は服を脱ぎ、パンツまで脱ぐと四つん這いになって少し股を広げた。 「相変わらず美味そうなケツとちんこだよな。顔きれいだし、お前マジで襲われたりすんなよ?」 「ふ……ん、そんなこと……おもうの……ば……りくんだけだよ……はぁ……ぼくはばんり、としかしない……ふぁっ!! そこっ!! やぁ!!」 「いやじゃねえんだろ? 良いの間違いだよな? ここ好きなとこだよな? ほら、先に一回イけよ。尻だけでイけよ?」 永遠は中の感じるポイントを集中的に擦られて呆気なくイってしまった。 「今日は時間一時間しかねえからな……もう挿れるぜ。お前の好きな俺のちんこ、嬉しいだろ?」 「やぁ! 今イったばっかなのにぃ……はげしっ……ふっ……くっ……」 永遠は敏感な穴に性急に突っ込まれて体を痙攣させた。それでも万里は永遠を翻弄することをやめない。 「ば……り……すきっ……すきっ!! もっとぉ……ほしい……ばんりぃ……」 「素直な永遠可愛い……もっと甘えろよ……もっとエロくなれよ……」 「ばんりぃ……ちゅうして……がまんできな……んんっ!!」 万里は永遠をしっかりと抱きしめて耳元で囁いた。 「永遠……愛してる、ずっと一緒だ」 永遠は涙が溢れ出した。 あの憧れの万里くんが僕を愛してる? ……本当? 万里くん…… 僕もずっと前から好きなんだよ。 二人は同時に果てた。 ────── 「あの……ね? 万里くん、さっき愛してるって……冗談じゃないの?……僕、本気にして良いの??」 「? 何で俺が冗談なんか……ごめん。今まで酷いことばっかして……俺さ、今まで特に好きな奴とかも出来たことなくて、マユは勝手に言い寄って来たんだ。まあ、エッチ出来れば良いか……くらいな感じだった。けど、あいつに勃たなかったんだよな〜。何だろ。興奮もしないって言うか……多分ゲイではないと思う。あの日永遠を見たのはたまたまだし、犯して悪かった。まあ、たまに顔の綺麗な男が俺のこと見てんな……とは思ったよ。まさかセックスして、こんなに手離せない存在になるなんてな……もう何も心配すんな。二度と叩かない。怒鳴らない。たくさん抱きしめてキスする。お前を離さない」 永遠は顔が熱くなるのを感じた。 「どっ、どうしたの?! 何か照れ臭いよ……万里くん……嬉しいけど」 「万里って呼べ」 「えっ?! 無理だよ……みんなになんて思われるか……また目立っちゃう……」 「周りの目は気にすんな。万里って呼べよ」 「ゔ……わかった……」 ────── 「万里くんは永遠と同じクラスなの? この子大人しいから……お友達いないから心配してたのよ。万里くんは……お友達って言うより彼氏よね? ふふふ」 「はい。……俺、永遠に出会って初めの頃、永遠に酷いことばっかりしてたんです。多分ご存知でしょうが、頬を腫らして帰ってきた原因は俺です。こんな奴と永遠が一緒にいるのは不安かも知れませんが、もう二度としません。大切にします。愛しているんです。二度と永遠を悲しませません」 「万里くん……」 「万里って呼ぶ約束」 「あ……万里。大丈夫だよ? お母さん、僕万里のこと大好きなんだ。……叩かれたりしたことがあったのも本当。お母さん知ってるよね? でも……もう僕たちは大丈夫。もしもまた力のバランスが壊れたら、僕も万里も心が壊れる前にさよならするよ。今は僕たち平等なんだ」 「永遠、貴方のこと信じてるわ。二人のこと正直に話してくれてありがとう。お母さん、安心したわよ。さて、もうすぐお父さん帰って来るけど、万里くんのこと恋人って言うの? 友達で通すの??」 「……恋人同士って言うよ。万里、もう僕大丈夫だから……」 「永遠……嬉しい」 万里は永遠に抱き付くとキスした。 「わあっわあわあっ!! 万里くん、やりすぎ!! お母さんの前で……」 「もう良い加減慣れろよ……」 ────── 「おはよう、万里」 クラスがざわついた。 永遠が万里を呼び捨てにして、大きな声を出している。 (おい、永遠が影山のこと呼び捨てにしてるぞ?!) (なになに? うまくいってんじゃん。永遠って影山と付き合うようになって笑顔増えたよな) (倉木くんいいなー万里くんと付き合うなんて……でもお似合いだよね) (全くこいつら人騒がせだよなー。話題尽きねえ。ま、いいんでない?) 「永遠、昼飯! プール裏いくぞ」 「ふふ。うん。早く行こう? 万里」 ────── (第1部 完結済み・第2部 へ続く)

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