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第4話 第4章 I am You:指先に刻む永遠の証

梓はそのまま学校へ戻り、生徒会室のデスクに腰掛けた。 そこで外を眺めてボーッとしていると、柊一が入ってきた。 「あれ? 梓。今日は休むって……どうしたの?」 柊一はふわりと梓に微笑んだ。 「先輩……ごめんなさい……。もう僕は……誰とも一緒にはいられません。先輩と同じ大学も、会社も、全部無理です。一緒にいたくありません。ごめんなさい」 「?! 何を突然言い出すかと思えば……何も心配しないで良いんだよ? 梓が良かろうが、悪かろうが、俺は梓を連れて行く。だから快く付いてきて欲しいけどね……待って、あのガキに何かされたの?」 梓はビクッと体を揺らした。 柊一の顔からは笑みが引き、本気で怒っていることが窺い知れた(うかがいしれた)。 ────── 柊一は梓を抱えて、校門に呼んであった車に乗せ、自宅へ連れ帰った。 梓をベッドに放ると、自分のネクタイとブレザーを脱ぎ、シャツのボタンを外した。 「さあ、何されたの? 口で言う? それとも全部脱がせて体を見せる? もちろん、後ろの穴の中も調べるよ」 「……さっきセックスしました。 何度も何度も……。中にも残ってます……。 僕は……どうしたらいいんでしょう……。 御堂先輩が好きです。先輩と一緒にいたい。 ──けれど、僕のこと好きじゃないですよね……?  俊佑くんは僕のことを好きだと言ってくれる。けど……僕は好きじゃない。一緒にいたくありません。 もう誰とも一緒にいません……」 柊一はこの憔悴しきった梓を見て、引き寄せて、優しく抱きしめた。 「悩まなくていい……ごめん……酷いことばかりした……もう安心していい……最初からお前が好きだ……お前だけなんだ……!! ずっとお前が好きだった!! これからずっと一緒にいるんだ!!」 梓は何を言われているのか意味が理解できない。 好きだと言われているのか? あの柊一に? なぜ? 「……は? あの、ごめんなさい。どう言う意味かちょっとわからなくって……僕、もう帰ります」 「帰らせるものか!! 今日は離さない!!」 そう言うと頭を引き寄せ激しく激しく口付けをした。 ────── 「あぁ……かわいそうに……こんなに腫れて……」 柊一は梓の尻を自分に向けて抱えて、穴を見て言った。 「いゃ、先輩、恥ずかしいです……」 そして柊一は割れ目に優しく舌を這わせ始めた。 「あ、先輩、んん……」 梓の屹立はダラダラと涎を垂らすかの様に透明な液を流している。柊一は前に手をかけ、柔やわとさすっていく。そして梓に尋ねた。 「凄く腫れているから、今日は前でイくだけにしとこうか? ね?」 「……嫌です。先輩が欲しいです。痛くてもいい。先輩のモノ欲しいです……。中を思いっきり掻き回してください。僕を犯してください 」 柊一はイライラを押さえながら、梓の中の俊佑の跡を掻き出した。 そして、潤滑ゼリーを後孔の入り口、中、柊一自身のものにしっかりと塗り、出来るだけ梓が痛みが少ない様にそっと挿入した。 梓は恍惚にほうっと感じ入っていた。 「せんぱ……激しくしてぇ……なか、ずぷずぷにしてほしいんです……僕だけが好きって言ってえ……」 梓は泣きながら懇願した。……愛して欲しい。最初から望みはそれだけだ。 柊一はゆっくりと動き始めて、耳元で囁いた。 「可愛い僕の梓。大好きだ……。 もっと早くこうすれば良かったんだ……。 もっと俺を受け入れて、もっと俺を包み込んで……。 この先もう離してあげられないから……」 抽送を激しいものにすると梓は呆気なくいった。柊一も梓の体の為に、早くもラストスパートをかけて登り詰めた。 「ふっ……んん……あず……さっ……愛してる、あずさっ」 柊一は梓の名前を呼びながら果てた。 ────── 梓と柊一は誰が見てもカップルになったことが明白だ。 柊一は梓を離さないし、教室への送り迎えまでする。 肩を引き寄せ、おでこにキスを落とし、すぐに抱き上げる。 周囲の女子たちからは悲鳴が上がる。 (きゃあ! 柊一様と梓様よっ! 美しい) (あの一年生との噂は嘘だったのね! やはりこの二人よ! 敵うものなんていないわ) (あの柊一様の寵愛を一身に受ける梓様……どんどん美しくなられるわね!) そうなのだ。梓は柊一に愛されてどんどん美しくなる。 柊一は男だとか女だとかにこだわり、人の目を気にするのを辞めて、他の女性を全て切り捨て、梓だけに愛情を注いだ。 女を武器にして柊一に縋ってくる者もいるにはいたが、到底梓には及ばない。ただ、未だに気がかりなのが俊佑だ。柊一は梓を連れて話をつけることにした。 「那珂川、話がある」 そう言われると俊佑は黙って応じた。 「那珂川、すまなかった。初めに俺が梓を振り回し、傷つけたことが悪い。 最初から梓を愛していることに気付けば良かったんだ……俺の家は俺が後継で、将来に関わるこういった問題に厳しい。 今までは女遊びは大目に見られてきたし、それで良いと思ってた。 梓に出会うまでは……。 初めて会った時から好きだったんだと思う。可愛くて可愛くて……その頃から梓に似た女ばかり選ぶ様になったんだ。未練がましいよな……そんな時に梓から告白された。 男は無理だと言葉では拒絶しながら体を弄んだ。それで自分のものだと安心したんだ。梓を誰にも渡したくはない。もう傷つけない。 ……家同士で決められていた婚約も解消したよ。家族は必ず説得する。俺には梓しかいない。これから先の梓の人生は俺のものだ。理解して欲しい」 「あんた勝手ですよ。梓先輩がどれだけ傷ついたか……梓先輩?! 何でこんな最低な奴なんですか? 何で俺じゃダメなんですか? 何が違うんですか……って言ってて虚しくなりました……。理屈じゃないですよね。梓先輩は本当にそれで良いんですね? また男だから……とか、他の理由に振り回されたり、酷く扱われたりしますよ? 道具の様に扱われても良いんですか?」 「……ごめん。それでも僕は先輩が好きなんだ。 どんなに酷く扱われても、この人に求められれば何でも応じちゃう……初めて会った時から焦がれて焦がれてやっと先輩の物になれた。酷く扱われても良い。この人を愛してるの。 例え俊佑くんと一緒にいても、御堂先輩……柊一先輩に呼び出されたら絶対に君を置いて先輩の所へ行くよ。 柊一先輩のことだけがずっと好きなんだ。だから、ごめんなさい」 「仕方ないですね……ここまでハッキリ言われたら引くしかない。梓先輩、本当に大好きでした。でも、俺の所に戻って来てくれること、願ってます……」 ────── 「御堂先輩、柊一先輩って呼んでもいいですか?」 「柊一って呼べ。さん付けもなしな。」 「えぇっ?! いきなりレベルがっ……たかい……です……柊一っっ!!」 「おぉ、呼ぶとは思わなかった(笑)」 「?! ひどい! またからかったんですね?!」 「ずっと呼べよ。柊一って。お前だけの特権だからな?」 顔を真っ赤にして梓は柊一の肩に顔を埋めた。 「柊一、激しいエッチがしたいです。僕にいやらしいことさせてください……僕の体を弄んでください……」 柊一は梓を抱き抱え自宅へ戻った。久々に梓のストリップショーが見たかった。 ────── 「ネクタイ外して……そう、ブレザーのボタンとシャツのボタンを外して……小さな胸の飾りを見せて……あぁ、上はまだ脱がなくて良いんだよ。乳首を転がして、自分で気持ちよくなってごらん?」 すると、梓のものはズボンの中で勃ち上がりかけていた。 「じゃあ、ズボンを脱いで……」 梓は言われた通りにズボンを脱いだ。 「もう大きくなっているね。ふふ。パンツにシミができているよ。いやらしい汁が滲み出ている」 梓はこの言葉に顔が真っ赤になった。 「しゅ、柊一……恥ずかしいです……」 「あれ?梓はいやらしいことをさせて欲しいんだろ? これくらいで音をあげてちゃあダメだよ? はい、次は梓の男のものをパンツをずらして外に出して。」 「い、いやっ!! やだっ!! そんなの恥ずかしいっ!!」 「早く! 言うこと聞いて!」 梓はとうとう泣き出した。けれど柊一はやめない。 「さぁ、早く。梓の可愛いものをパンツから出して」 梓は従うしかなかった。完全に勃起した桃色のそれをパンツを横にずらして出して見せた。 柊一は梓の下半身の前にしゃがみ込むと、喉を鳴らした。 「自分で扱いて、イって見せて? ここで見ててあげる」 「!! いやあ……柊一……許して」 恥ずかしい命令に梓の桃色の果実はぴくんぴくんっと跳ねていた。 梓は自分の昂りにそっと手を這わせて上下し始めた。 「ふっ……あっ……らめぇ……」 梓の膝はガクガク震えていた。 柊一は足を支えて、梓の雄をチュパチュパと音を立てて舐め始めた。 「はぁん、やぁ……柊一……たってられな……」 柊一はパンツを剥ぎ取り、それを口一杯に頬張った。 「やあん! イっちゃう!」 柊一は寸前のところで口を離した。 「は……? はやく……なに? はやくして!!」 「まだイかせない」 梓のペニスはビクンっ! ビクンっ! と跳ねており、吐精を今か、今かと待ち侘びている。 突然刺激をやめられて、パニックになっている。 「梓、落ち着いて、もっと気持ちいいことしてあげるから」 「あっ……イきた……はやく……」 「梓、大きく股を開いてベッドに座って。 そしてネクタイで目隠しをして」 「あ……いやだぁ……柊一……ヤダァ……ひっく……ひっく」 梓はしゃくりあげて泣いてしまった。 「ほら、ネクタイで目隠し。股を開いて」 おずおずと言われた通りにした。 柊一は屹立につーっと舌を這わせた。目隠しで見えない梓はビクッと体を震わせた。チロチロと舌を裏筋に這わせると梓はのけ反り、自ら大股を開いて悦がった。その舌を尻の間の窄まりに這わせ穴を押し開いていった。 「はぁん……しゅういちぃ……もっとお……もっとエッチなことしてぇ」 「やっぱお前は相当な淫乱だなぁ。俺以外にこんな姿見せるんじゃねーぞ!!」 柊一は指を突き入れた。 『つぷん……』 「はぁ……んん……柊一の早く欲しい……もっと奥までズブズブして欲しいのぉ……インランでいいからぁ……はやくほしぃ……」 柊一は自らの着ているものを性急に投げ捨て、梓を押し倒して、己のいきりたったものを当てがった。そして思いっきり突き入れた。目隠しで何も見えていない梓の体はビクンっと跳ね上がった。 「あぁ?! やぁん! しゅう……ちぃ……やあっ……いきできな……んむっ!! んん……」 柊一は梓の小さな口を唇で塞ぎながら激しい抽送を開始した。 梓はこの息もできない様な激しい交わりが好きだ。これは激しい柊一にしか出来ず、緩い俊佑とは出来なかったものだ。 奥へ奥へと抉ってもらい、一番良いところを擦られ続けた。 「あっ! あっ! あん! ぃああん! はぁ」 梓はあられも無い声を上げた。 「梓、ブレザー姿のお前とやるのが好きだ。背徳感を感じる……。男のお前を犯して愛しているんだと……。お前が好きだ……。お前自身を愛している。あぁ、お前に突っ込んでいると下半身が溶けそうだ……お前の中悦すぎる……一緒にイこう」 柊一は梓の敏感な穴をぐちゃぐちゃに突きまくった。 「あぁ! 柊一ぃ!! イっちゃう! しゅういちのきもちぃ! あああぁぁーー〜。はぁ、はぁ、はぁ、柊一……もっと愛して……僕のこと愛して……」 柊一も梓の締め付けに耐えられず吐精した。 柊一は梓の目隠しを取ると、目をじっと見据えて言った。 「好きだ……梓……俺の梓……離さない」 ────── 大学に進学してからも柊一は梓を離さず、卒業後には自社に入社させた。柊一は自分の力で副社長まで一気にのしあがった。 宣言通りに梓を自分の秘書とし、ゲイ(梓に限る)であることを公言した。 後継者には弟の息子を据えることで父と合意した。 梓も相当なやり手で、その手腕と美しさで社内中、いや、取引先までも掌握した。 あろうことか、柊一の父である社長や祖父の会長からも可愛がられている始末だ。 「さすが俺の梓だ。あんなにしきたりに厳しい俺の家族まで虜にるんだもんな……逆に不安になるよ。俺から絶対に離れるなよ? いや、離さないから」 「安心して! 僕は未来永劫柊一の物ですよ!! ふふ」 ────── 「梓、ずっと好きでいてくれてありがとう。 酷いことも沢山して、傷つけた。許してくれとは言わない。この先ずっと愛していくことで償っていくよ。」 「柊一……出会ったその瞬間からずっと好きでした。格好良くて、優しくて、強引で、激しくて……とっても大好きです。 貴方とずっと幸せに生きていきます。」 今日は二人の誓約式だ。 大勢の人々を招き……俊佑も招いた。 俊佑は二人の前に立った。 「まさか、こんなに続いているとは思いませんでしたよ。梓先輩が僕に泣きついてくるのをずっと待ってました。 でも今、僕にも婚約者がいます! その子のことを一生大切にしますよ。お二人とも、お幸せに……」 「俊佑くん……ありがとう。本当にありがとう」 「お前には梓はもったいないんだよ。こんなハイスペックな奴、俺にしか釣り合い取れねーだろが?」 「……いちいちイラつきますね……。その調子で頑張ってください!!」 ────── 「俊一、聞いて欲しいことがあって……」 「どうしたの? そんなに言い淀んで……他の男誘惑したとか言わないよね?」 「なっ!! 酷い! 失礼ですねっ! そうじゃなくて ……指輪を二人で選ぶ予定でしたよね? でも僕、どうしても気に入った物がありまして……。とても僕のお給料から出せる金額ではなくて ……お父様にお借りしました。毎月のお給料から天引きです。ふふ。あ、話が脱線しました。 その指輪をはめてくれますか……? もし気に入らなければ……わっ?! 柊一? どうしたんですか?!」 柊一は梓を抱きしめて、声を殺して泣き始めた。 「あは。もしかして泣いてるんですか?! かわいいっ!! 僕みんなの前で交換したいんですよ〜早く泣き止んでください〜!!」 柊一の涙は止まらず、梓に手を引かれながらそのままみんなの前に引っ張り出された。 そのゴールドのリングは内側にダイヤが散りばめられている。 互いの指輪には 文字が刻印されていた。 『I am You 』 ──僕はあなた、あなたは僕 二人の境界が溶けてなくなる、究極の愛の証明。 最上級の愛の言葉だ。 柊一は嗚咽を漏らしながらこれ以上耐えきれずに梓を抱きしめて泣いた。 「柊一、永遠です。あなたを永遠に離しません。覚悟してください。僕はあなた、あなたは僕なんです。 ──ずっと貴方が好きでした。」 柊一は頷き耳元で何度も繰り返した。 「離さない、愛してる、離さない……」

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