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第3話 愛という名の呪縛、あるいは救済

柊一は最近イライラしている。 原因は副会長でセフレの梓が他に男を作りやがったこと。 「あいつ、人をバカにすんのも大概にしろよ?!……俺のこと好きだっつったじゃん? 俺だけに縋っとくのが筋だろ? 何他の男に色目使ってんだよ」 柊一自身は気が付いていない。柊一は梓のことが好きなのだ。恐らく梓が生徒会に入ってきた頃から可愛くて、可愛くてしょうがない。 しかし、男は男だ。そこが大きなブレーキになった。 無意識に梓に似た、髪色、髪型の女子ばかり選び顔が見えないよう、後ろから押さえつけてはセックスをしていた。恋人は作らない。本能はわかっていた。喉から手が出るほど梓が欲しい。 そうやって、本当の願望はずっと押さえつけられていた。 そんなある日、梓から告白され狂喜した。 自分でも訳がわからないが、一旦断ったものの、服を脱がせてみることにした。梓の男の体には案外抵抗はない。気が付けば梓のアナルへ突っ込み、腰を振っていた。もう戻れない。本物を手に入れた今では、代用にしていた女たちでは物足りないのだ。 毎日毎日梓の体を貪り尽くして、犯し尽くしても全然足りない。 こいつは俺のものだ。 ある時、梓の噂を聞いた。1年のサッカー部の男とキスしている姿を目撃されているのだ。 怒りでおかしくなりそうだ。 あのクソビッチめ。俺以外に体を触らせるな。わからせてやるよ。 梓をあの1年の前で犯した。梓は俺を咥え込み、喘いで感じまくっていた。あの1年に見せつけてやってスッとした。 しかしあの二人は別れない。怒りに任せて、今までで一番酷い抱き方をしてやった。文字通りレイプしたのだ。梓を感じさせることは一切せずに、ただ突っ込んで腰を振り、シャツを引き裂き所有印を残した。さすがに梓はあの1年から見放されるだろう。 普通はいざこざに巻き込まれたくはないはずだ。 そう思っていた。 梓が生徒会を辞職すると言う。は? なんだ? 何が起きている? 「何を言っているんだ? 副会長のお前が!  こんな任期半ばで許される訳がないだろう?」 「……申し訳ありません。でももうどうしても続けられないんです……僕の力不足です。ちゃんと次の副会長が決まるまではいますから……」 頭がガンガンしてきた。俺から離れるつもりか? あの男と? 許さない。お前は俺のものだ!! 「桜木、こっちに来るんだ。」 「あっ! 嫌です! 離してください! 嫌ですっ!!」 柊一は梓を引きずって空き教室に行った。 柊一は梓を抱きしめた。梓は思った。また犯される……。覚悟をした。 しかし思いとは裏腹に柊一は梓を抱きしめたままだ。 「あ、の? 御堂先輩? どう……したんですか?」 「黙れっ! 何勝手に離れようとしてんだよ? そんなこと許されると思うなよ? お前は俺の隣に居るんだよ! この先ずっと! 一生っ!!」  「?! 先輩、何を言って……」 「卒業したら大学も俺が指定したところに入ってもらう。就職先は俺の指定する御堂グループの会社だ。お前はゆくゆくは俺の個人秘書だ。これから先もお前は俺から離れられない……」 「なっ?! 何を勝手なことを! 僕の人生を勝手に……。僕はもう御堂先輩と行動を共にすることはありません!」 柊一は胸にスッポリと収まっている梓の顎を上向かせ、優しくキスをした。 音を立てて何度も何度も。 そして深く舌を差し入れ絡ませあい卑猥な音を立てて長い間お互いに口を吸っていた。 「はぁはぁはぁ……先輩、こんなのもうダメです……。僕は俊佑くんと……」 柊一はきつく梓を抱きしめて離さない。再度優しくキスをし、次は首筋に、シャツを捲し上げて小さな尖に、そしてベルトを外すとパンツごとズボンを降ろした。 机に腰掛けさせられて、片足を椅子に乗せさせられた。かなり卑猥な格好をさせられた。 「あ、せんぱ……だめです……あぁん、せんぱぃだめぇ……なめちゃだめぇ……あぁ、きもちぃ、せんぱい……もっと……」 柊一は梓をうつ伏せにさせると、双丘をぐいっと開いた。そして窄まりに舌を這わせ、中へ押し込んだ。 「はぁん! 先輩お願い! 僕の好きな先輩のモノ……挿れてください! 早くちょうだい! 僕の中ぐちゃぐちゃに掻き回して欲しい!」 「おいおい……あのサッカー部のガキは良いのかよ? やっぱお前エロいわ。俺、お前のちんことケツの穴なら舐めれるんだぜ? お前だけが俺の特別だよ。ほら、お前の好きなでかいもんがいやらしい穴に這入っていくぜ? あぁっ……っくっ……」 『ずぶずぶずぶ……ぐちゅくちゅん……ぐぷぐぷ』 「ふぁぁぁっ……!! あぁん! おおきい……!」 柊一の肉塊を梓の蕾をこじ開けて奥へ奥へと飲み込ませて行った。体がこれ以上ないくらい密着し、これ以上ないくらい深い挿入で、奥を抉って揺すった。 「あぁぁん……あぁ、あぁ、いぃい……せんぱ……せんぱいの太いっ……もっともっと奥いっぱいにしてぇ……前もいっぱいしてぇ」 「お前、前触んなくてもいけるだろ? 今日はちんこ触るの禁止な」 『ズンズンズン……ばちゅんばちゅん!!』 激しくぶつかり合う音と結合部から出る卑猥な音。これらも耳を犯してきた。 「あっ、イっちゃう! イっちゃう!……せんぱ……中にだしてぇ……僕の中にいっぱいだしてぇ……」 「お前エロすぎ……俺も……もうイく! くっ! 締まるっ!! ふっん……」 二人は同時に達した。 キスがしたい。 梓にキスがしたくてたまらなかった。 バックの体制で、机にうつ伏せに倒れている梓を引き起こしてひっくり返すと、柊一は覆い被さり小さな唇にむしゃぶりついた。 柊一の欲望は直ぐに勃ち上がり、その膨らんだ欲望でもう一度梓を悦がらせた。 ────── 梓は我に返って愕然とした。あろうことか自分から柊一に擦り寄り、挿入を乞い、激しいセックスを求めた。……柊一が欲しい。魂は求めてる。 「あ……先輩……忘れてください……こんなつもりじゃ……。僕はもう先輩とは、んむぅっ!!」 また梓は思いっきりキスをされた。 「そんなこと言うな!! これから先、ずっと優しくする。もう二度と酷いことは……傷つけたりしないっ! ごめん。お前は、この先俺と一緒にいるんだ。」 梓は柊一に優しくされれば抵抗出来ない。 むしろ求めてしまう。ただ自分を心で欲して欲しかったのだ…… こんなことを考えてしまう。まだそれほど好きだ。 俊佑とのことはどうしよう……。 俊佑への興味は一瞬で無くした。 とにかく、柊一と離れたくない、生徒会はまだ辞められない、辞めたくない。自分の気持ちを再確認してしまった。 ……どう伝えよう。梓は柊一とのこれから、そして俊佑のことを考えなければならない……。 ────── 「梓先輩、どう? 生徒会辞めれた?」 「あ……あのね、辞めるの、やっぱり後少しだけ待ってみようと思って……。もう少し続けることにするよ。後、今日先輩とも話して、もう無理矢理はしないって言ってくれたし……。大丈夫だよ!」 「?! 先輩、まさかそれ信じたの? 先輩、ちょっと人が良すぎるんじゃない? 俺の気持ちはどうするんだよ? あんなに先輩の体を好き勝手に弄んだ奴といることを選ぶのかよ?」 「ちがっ……! 俊佑くん、ちがうよ! 最低でも今期までは任期を全うするだけだよ!! 先輩は関係ないよ……。それにね、俊佑くんちゃんと部活出て良いよ! 終わるまでちゃんとまっとくからね!」 俊佑は不服だったが、梓は折れなかった。 ────── 『ぴちゃっ……ぴちゃ』 柊一は全裸にした梓を机に押し倒して音を立てて乳首を吸っていた。 もう片方は爪に引っ掛けて転がしていた。 梓からは浅い息が繰り返されており、欲望は完全に反り返っていた。 そこからは既に透明の液体が流れており、触れば糸を引いた。 「ほら、入れて欲しいならお尻自分で拡げて? 中が良く見えるようにして?」 梓は黙って言われた通りに穴がよく見えるように肉を引っ張った。 そして期待で屹立からの液体をダラダラと垂らした。 「ほら、梓の中に入るよ? あぁ這入っていくよ……あぁ、肉が絡みついてくる。気持ちいい??」 梓は両手で口を押さえてコクコクと頷く。目からは涙が溢れ(あふれ)出ていた。 気持ち良すぎて気が飛んでしまいそうだ。 今日は雨で、隣の教室ではサッカー部がミーティングをやっている。もちろん、俊佑も隣にいる。 そう、梓は隣の教室で堂々と全裸になり、柊一とセックスをしているのだ。その事実が梓の快感を煽る。 柊一の腰に自分から足を絡めて、挿入を深く深く誘い、柊一の上で腰を振り、唇を求めて深く絡み合った。 梓はセックスを……いや、柊一を求めているのだ。やはり初めから柊一には優しく愛されたかった。初めて会ってからずっと好きなのだ。 それが叶った今、梓はこの上なく幸せだ。 さらに、将来も柊一に束縛される……。 ゾクゾクしてたまらない。 ……俊佑が相手ではこんな気持ちには到底ならない。──生ぬるい。足りない。 『僕は御堂先輩が好きだ』 ────── 「梓先輩! お待たせ。一緒に帰ろう?」 「あ、うん……。いこうか。(今日するのかな……嫌だな……さっき先輩としたばっかだし……先輩の感触忘れたくない……)」 「梓先輩、今日したい。俺、我慢できない」 「……うん、いいよ。しよっか」 『ぱちゅんぱちゅん……ずちゅんずちゅ……』 「あ、あ、あ、あん、あはぁ、あん、いぃ、イっちゃう!!」 前を触ってもらわないとイけない……柊一の昂りは挿れられるともうたまらなく感じてしまい、後ろだけでイッてしまう。自分を犯すあの凶暴な物が愛しい。 俊佑とのセックスはそこそこ気持ちいいが到底及ばない。……そこに愛を見出そうとした時もあった。その努力も無駄だった。 ──つまらない。俊佑をイかせて早く終わらせたい。 「……梓先輩、最近どうしたの? 何かあった?……エッチも嫌そうだし、キスもあんまりしてくれないし……」 「えっ?! そんなことないよ!! 考えすぎだよ! エッチも気持ち良いよ?」 俊佑は後ろから梓を抱きしめる。 「先輩……大好き……ずっと一緒だからね……」 「……うん」 梓は言い淀んでしまう。俊佑は言いようのない不安に襲われ続けている。 ──それは的中してしまった。 ────── その日は雨で、俊佑は部活が休みになり、早めに梓を迎えに行くことにした。 生徒会室の前に来ると、みんながゾロゾロと出てきたようで、梓を待った。 しかし、梓と柊一が出てこないことに焦った俊佑はドアの前に立つと中から会話が聞こえた。 「可愛い俺の梓。誰にも触らせたくない。早くあんな奴、別れろよ。俺、気が狂う。あいつとセックス、すんなよ? あぁ、可愛いよ。早くキスしてくれ。」 柊一は梓の首に舌を這わせた。吸い付き、あろうことか所有印を堂々と刻んだ。 梓は柊一に舌を絡めて、恍惚と感じ入っていた。 「御堂先輩……好きです。大好きです。俊佑くんには今日ちゃんと言います。待っててください。はぁ、早く先輩のものになりたい、僕を一生縛ってください。……早く先輩の大きくて硬いもので僕の中をぐちゃぐちゃに掻き回してほしい……。僕には先輩だけです。 先輩の全てが欲しい……」 ──俊佑は静かにドアを少しだけ開けた。 梓は自分でズボンを降ろし、デスクに腰を下ろすと、柊一に向かって大股を開いて見せた。 ……梓は自分に向かってはこんなことはしない。いつだって控えめだ。 「ふぁ……先輩……早く挿れて……。さっき準備は済ませました。すぐに挿れて欲しくて……。 あっ、あぁん」 「梓っ! 梓っ! もう離さないっ! お前は俺だけのものだっ!! 俺以外とヤったら殺してやるっ!! お前の中に俺以外を挿れるな!! あのクソガキとすぐ別れろっ!! あんなやつにはもうお前を見せたくないっ!! 俺のものだっ!!……くっっ! いいか? もう挿れるぞ? 見ろよ、お前の物欲しそうな穴に這入る……」 言うや否や柊一は梓の中に自身を押し込んだ。梓はのけぞって快楽に震えている。 こんな喘ぎ声は聞いたことがない、何てあられも無いんだ。 柊一と梓の繋がっている部分に目がいく。なんとも美味そうに柊一を飲み込んでいる。 「ああんっ!! 御堂せんぱぁ……おおきいよぉ……先輩の太いの大好き……もっと僕を犯して……ああっ! 良いっ!!」 あんな卑猥に自分から腰を振って…… 『ぱちゅんぱちゅんぱちゅん……』 水音が激しい。俊佑の耳までも犯してくる。 あろうことか俊佑は勃起している。 自分の恋人が他人とセックスをして、乱れている様を見て、股間がはち切れんばかりになっている。 抑えがきかず、どうしようもなくなりトイレの個室へ駆け込み、性急にガチャガチャとベルトを外すと昂りを引っ張り出す。 それを思いっきり扱いた。足がガクガクと震える。 「ふぅん……ふぅっ……はぁはぁ、梓、梓、梓っ……!」 恋人の名前を呼びながら扱き、思いっきり射精した。……涙が床を濡らした…… ────── 俊佑は雨に打たれて帰宅し、風邪を引いて寝込んでしまった。 次の日、梓は別れを切り出す事を決めていた。病人にこんな話しをするのは酷だとも思ったが、心も体もついていかない。 自分は御堂先輩が好きなのだ。 「俊佑くん……? 大丈夫かな? 風邪引いたって聞いて……」 俊佑は梓と逆の方を向いて布団を被った。 「……何しにきたんですか? お見舞いなら結構です。もう帰ってください」 「えっ……あっ……ごめん……僕何かしちゃったかな……? 今日は大切な話があって……」 俊佑はガバッと起き上がると梓に怒鳴りつけた。 「会長とヤりまくってんだろ?! 下品な声出して、大股おっ広げてっ!! 俺、見たんだよ! あんたが先輩のちんこ強請ってんの。キスして、狂った様にハメて……くそだな」 「あ……あの……しゅんすけ……く……ちが……違う……」 「俺にもやらせろよ、クソビッチ。……大切にしてきたのに……」 俊佑は泣きながら梓のネクタイで梓の手首を縛り、ズボンをむしり取ると慣らすこともなく、ペニスを唾で濡らし、突っ込んで腰を振り始めた。 梓は喘ぎもせず、怯えて泣き叫んだ。 快楽など一切感じてはいない。 「おい、悦がれよ! 何であの男とはあんなに気持ちよさそうなのに俺は……何でだよ?! あんたのことが好きって言ってんだろ!!」 俊佑は梓の中で射精し、何度となく犯し続けた。梓の尻は切れていたが、精子で滑りが良くなった。ぐちゃぐちゃ、ぐぷぐぷと音が耳も犯す。腹に収まりきらなかった精液が垂れ流れ、布団を汚した。 手首の(いましめ)が解かれると、梓はゆらりと立ち上がり、衣服を整え始めた。 そして何も言わずに部屋を後にした。 「くそっ!! 何でだよ!! 好きなんだよ!!」 俊佑は乱れて汚した布団を見てやるせない思いでいっぱいだった。

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