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第2話 第2章 偽りの安息と、猛り狂う獣の影

ギシギシギシギシ…… 「はっはっふっ……あん……あぁん、あ、はぁはぁ」 「梓、気持ちいって言えよ。俺のチンコ最高だろ? 腰、逃げんなよ。ほらっ、もっと奥に突っ込んでやるぜっ」 「ひゃめて……くださ……もう無理です……せんぱ……はぁ、もうイかせて、くださ、んぅ」 柊一は梓の唇を奪った。口の中をぴちゃぴちゃ、くちゃくちゃといわせて下半身をぐちゃぐちゃに掻き混ぜる。 柊一は腰が溶けそうだった。 今までのどんな女とするよりも良い。ダントツで可愛いし。何も文句はない。 ただ、付き合うとなると、梓が男ということが、それだけが引っかかっているのだ。 「じゃ、また明日。気をつけて帰れよー!」 いつもの如く柊一は先に帰って行った。 その流れで梓は最近俊佑と帰るのが日課になってしまった。 そんなある日、別れ際に俊佑は梓に想いを伝えた。 「梓先輩、好きです」 そう言うと頬に手を添え優しくキスをしてきた。温かい。人の温もりを感じた。梓は一筋、涙を流しながら言った。 「ありがとう、嬉しい……。でも今……僕は……」 「先輩、いいんです。俺、今みたいに話したり、一緒に、帰ったりできれば。焦らないでください」 そう言うと優しく抱きしめられた。いつも激しく揺さぶられるだけの柊一とは違い、俊佑は温かかった。 それから毎日別れ際に軽くキスをして別れるのが日課になった。 まさか、これがこれからの惨事の火種になるとは…… ────── 「ねー、副会長と1年生のサッカー部のかっこいい子、毎日一緒に帰ってるみたいで、別れ際にお別れのキスしてるんだってー!」 「きゃー! でも副会長ならわかる! 男も虜にしてる(笑)こんな噂回ったら荒れるぞー。副会長もサッカー部の子もモテるもんねー」 「ねぇ、今の話本当? 誰か見たの? どこでそんなことを?」 「きゃっ、会長?! あの、本当です……並木坂の別れ道でいつもキスしてるって。あ、もしかして会長も副会長のことが好きなんですか?」 「いや、別に……ありがとう。助かったよ」 女生徒達は本人には聞こえない様に言った。 「てか会長も、副会長のこと大好きよね? いつも側から離そうとしないし。これは血を見そうですな」 「ですな」 今日は珍しく生徒会の会議の終わりに呼び止められなかった。 梓はいささかホッとして教室でサッカー部の終わりを楽しみに待っていた。 毎日柊一に無理矢理体を開かされて傷ついた後、俊佑に会うととても心が落ち着く。 もう俊佑に気持ちは傾きかけているのだろう。 それに……都合が良いが、自分を保つ為に利用している。自分はまともなんだ…… 梓は柊一との関係を断ち切ろうと考えていた。 梓にとっては苦痛以外の何者でもない時間、ただただ気持ちの伴わない快楽を与えられるだけの不毛な時間。欲しいのは柊一の心だったのに……。 早く俊佑の想いに応えて俊佑のものになりたかった。幸せになりたかった。 いつもの並木坂まで来ると、いつも通り優しいキスをしてもらい、別れようとした。 ところが…… 「おい、バカにしてくれてんな? 梓、お前、何だよこの男は?」 「梓先輩? 大丈夫ですか? あなた生徒会長ですよね? 先輩に何かご用ですか?」 梓は真っ青になった。 「こいつは俺のもんだ。手を出してんじゃねえ」 「なっ?! 先輩は俺と……ねぇ、先輩、俺と付き合ってますよね?」 梓は何も言えなくなった。 「おい、何二股かけてんだよ? このアバズレ。ほら、帰るぞ。さっさと股おっ広げて犯らせろ。」 この言葉に梓も、俊佑もカアッと顔が熱くなった。  「あっ、御堂先輩、やめて!! いや、俊佑くん!」 あまりの出来事に俊佑はその場から動けずに、梓は引きずられて行った。 人気の少ない路地裏に入ると柊一は梓のズボンを性急にさげ、雄芯を口に含んだ。 梓は耐えられないといった、蕩けそうな顔で恍惚に浸っていた。 呼吸は小刻みな、はっはっ……としたものに変わってきていた。 柊一は唾液で濡らした指を3本いきなり穴に突き入れ、掻き回し始めた。 いつも柊一を受けているそこはとても柔らかく、すんなり3本でも飲み込んでしまう。 背中を壁に押し付け、片足を抱え上げると柊一の立派に上を向き反り返っているペニスを梓の中に一気に押し込んだ。逆らえない……この圧倒的支配には屈服するしかない。 『ずぶぅっ……』 柊一は一心不乱に下から突き上げた。 「ほら、気持ちいいって言えよ。いつもみたいにもっとしてって頼めよ! 腰振れよ! 淫乱!」 梓は柊一に縋っているのが精一杯だった。 「ふっ……ふっ……あっん!!もっとぉ……」 ぐじゅぐじゅと音を立てて結合している卑猥なそこを柊一は掻き回し、味わい尽くしていた。 梓も柊一の太い物を美味しそうに咥え込み、離すまいとしていた。 「先輩……あ、ダメ、もうでちゃう……キス……ふぅキスしてぇ……くぅん……!」 言ってしまった。柊一にキスを強請った。 柊一は勝ったとばかりの余裕の笑みを浮かべて、梓にちゅくちゅくと音を立ててキスをした。梓にはもう堪えられず、派手にイってしまった。 行為を終えると柊一は言った。 「よその男に尻尾振ってんなよ、このビッチが。お前は俺だけに股開いとけばいいの」 柊一が顔を上げると、そこには俊佑が立ち尽くしていた。俊佑は一部始終を見ていた。 「はは、これでわかったろ? あいつは俺のもんだって、俺に縋って、挿れてってねだって。残念だな。手ぇ出すなよ?」 柊一は立ち去った。そこには泣きじゃくりながら衣服を乱され座り込んだ梓が残されていた。 「ふっ……くっん……うっふぇ……おねがっ……もうかえって……こんなぼく、みないで……ふぇ……ひっ……ひっく」 俊佑は一瞬固まったが、梓の元に走り寄り、ハンカチで拭き、身なりを整えさせ、自分の家に連れて帰った。 「今日は誰もいないから安心して。先にお風呂に入ろうか?……あの……その、中のモノ掻き出してあげるよ……」 「いいよ!! 自分で出来るからっ」 梓は恥ずかしさでカッとなって叫んだ。 俊佑は考えた。 「(はぁ。梓先輩は明らかに嫌がってたよな? 合意じゃないのにいつもあんなことされてるってことか? いつも夜遅くまで残ってあんなことを?  ダメだ……。考えが追いつかない。でも最近明らかに俺に好意を示してくれている。キスも受け入れてくれていると思う。 梓先輩を守るためにも話を聞こう)」 俊佑は梓を優しく抱きしめてから、ベッドに座らせて理由を聞いた。 柊一先輩を好きだったこと、その気持ちを利用されて毎日セックスすることを強要されていること。 そして……最近は俊佑の温かさが恋しくてずっと一緒にいたいと思うこと。 「梓先輩……俺先輩のこと守るよ。部活はいっとき休むし、毎日ずっと一緒にいよ? 先輩が嫌じゃないならばだけど……」 「……全然、嫌じゃない……嬉しい、ひっく、ひっく……」 「梓先輩泣き虫だなぁ。可愛い。……キスしてもいい?」 「……キスだけじゃいや……。御堂先輩の跡を消して欲しい……こんな汚い身体は嫌?」 「嫌なわけないっっ!! あぁ、なんでこんなに、先輩! 可愛い!」 俊佑は梓を押し倒し、深く深くキスをして、着ているものを全て脱がせた。 「もっと触って良いよ……? 僕……俊佑くんが欲しいよ……」 俊佑はローションを手に取り梓の中へと押し込んだ。梓の中はきゅうきゅうで入り口はヒクヒクしており我慢ができなかった。 俊佑は正常位で両足を抱えゆっくり腰を進めた。 「はぁ……きもちぃ……俊佑くんが挿ってる……あぁん、動いてぇ、激しくしてぇ……」 俊佑の中で何かが振り切れた。 一心不乱に腰を振り出したのだ。ガツガツと、肉と肉がぶつかり合う乾いた音と、結合部から出ている湿った音…… 二人ぐちゃぐちゃに絡まり合って必死にお互いを求めている。 二人はセックスの後も抱き合い、俊佑は好きだと囁いた。このまま二人で幸せになれる、そう思っていた。 ────── 「おい、梓。今日もちゃんと残れよ」 「あの、これからはもう、あんなことは出来ません。今日は残りません。ごめんなさい」 「はあ? なに? お前こっちにこい!」 「あっ、いや! どこにいくんですか? 今から生徒会が……」 柊一は梓をトイレの個室に押し込んでズボンを下げた。 「嫌です!! お願い!! やめてください。もうこんなことはしたくありません……」 「何? お前あいつとデキたの? 冗談言うなよ? 許す訳ないだろ? ちゃんと断っとけよ? ほらケツ自分で開いてみせろ! 抵抗すんな!……っっ、はぁ、お前ん中最高〜何でこんなに良いんだよ? はっ、はっはっはっふっ……んっ!! あぁ、最高に良かったよ。また明日な? 俺先に生徒会戻ってるからお前も早くしろよ!」 梓は涙も出なかった。へたり込んで、そこから動けなかった。 俊佑は梓を探しにきた。生徒会はもう終わっている。生徒会長はここにいる。じゃあどこだ? 「おい、梓探してんの? あいつなら西棟のトイレだよ。生徒会もサボりやがった。やりすぎたかな〜。今日もだいぶ具合良かったもんなー。あいつ、俺のもんだから、これ以上手ぇ出すなって言ったよな? 梓は俺のことが好きなんだよ。お前なんか利用されてるだけだよ。どうせ優しくして依存させようって魂胆だろ? お前じゃ俺には勝てない」 俊佑はその言葉を聞いて西棟へ全速力で向かった。個室の中でへたり込んでいる梓を見つけ、抱き上げた。 「梓先輩! 梓先輩?! 聞こえてる?! 梓先輩!」 梓は俊佑の方を見なかった。シャツは引き裂かれ、胸元にはおびただしい鬱血の跡、尻からは鮮血の混じった精液を垂れ流し、あまりにも酷い惨状だ。俊佑は泣きながら梓の衣服を整えて抱き上げた。 「梓先輩、梓先輩、守ってあげられなくてごめんなさい。……もう生徒会辞めてよ……こんなになってまでする程のこと? 梓先輩のためにも……俺たちの為にも……お願い……辞職して。 あの会長は決して先輩のことを逃さない。先輩の方から離れるんだ!」 梓からは大粒の涙が溢れ(あふれ)出した。 「ごめっなさ……どうやってもこばめなくって……ひっく……こわかった……これからも、ひっく、ずっとこうだったら……ふっく……ひっ……ぼく……」 「梓先輩、生徒会は辞めて、しばらくは俺と行動するんだ。生徒会長はもう直ぐ卒業する。耐えるんだ。もう二度と先輩をレイプさせたりしない」

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