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01 プロローグ
もうだめだ。人生終わりだ。
いま抱えている連載が終わったらもう、仕事の依頼なんていっこもこなくなって、一つ198円のコンビニスイーツを買うことすらためらう極貧生活が待ってるんだ。
いや、最悪、いまの連載も打ち切りになるかもしれない。
早めに生活保護について調べておくべきかな?
いやいやその前に、新しい仕事を探すのが先か。
でも僕は人と話すのが苦手だから、営業とか接客の仕事だとストレスとの戦いになるだろうし、根暗だから、工場系の職場にでも行ったら上司や同僚からいじめられたりするんだろうな。
今まで培ってきた技術を無駄にするのももったいないから、漫画のアシスタントでもやるべきかな。
でもコミュニケーションを取るのが苦手だから、指示された作業をちゃんと理解できるかな?
アシスタント先の先生、絶対気難しい人とかいるんだろうな。
そういえばこの間、ネットの知り合いが、漫画アシの仕事をしていたけどあまりにも激務だったので精神を病んで、仕事を辞めてしまったとか話してたっけ。給料もあんまりよくなかったとか言ってたな。
「どうすりゃいいんだ……」
星宮雪希 。二十六歳。職業、漫画家。
絵柄と作風と名前のせいでよく女に間違われるけど、生物学的にも戸籍的にも性別は男。ついでに言うと、見た目もむさ苦しい男。
昨日、ついうっかりSNSで失言をしたせいで、見知らぬ大多数の人たちから誹謗中傷に晒されています。
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