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君の隣にいたいから プロポーズ
藤の部屋に手を繋いだまま戻る
あの頃と変わらないシンプルな部屋。
落ち着く空間…
扉が閉まると耐えられなくて藤を抱き締めキスをした。
甘い甘いキス…
「藤…会いたかった…毎日お前のことばかり考えてた」
「俺も…俺も卯月のこと考えてた」
フワリと幸せそうに笑う藤はとても可愛くて…
嬉しい…俺のこと考えていてくれたことがとても嬉しい
藤の手を取ったまま手の甲に口付ける
「この指輪まだ持っててくれたんだね」
頬を染める藤が愛しい…
「ねぇ藤。改めて言わせて?…僕と結婚してください」
ジャケットのポケットから小箱を取り出し差し出す
「はい。よろしくお願いします」
もう一度どちらとも無く口付ける。
藤と1つに溶けてしまいたい…藤…愛してる…
「誕生日おめでとう。生まれてきてくれてありがとう…これからもよろしくね」
君の隣にいたいから…
俺はお前を離さない
fin.
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