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第10話
もうどれだけたっただろう。
朝あの報道を見て外はもう日が陰っている。もう涙も枯れてしまうくらい、声が枯れるくらい泣いた。
他の誰かの物になってしまうなんて…
誰と付き合っても結婚していない限りはもしかするとわずかだと思うが可能性はあるのかもしれない…浅ましくもそう思っていたのに。
もうすぐ俺の大好きな誰よりも大切な初恋の人が幸せそうに会見をするのだろう。
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