37 / 41

6-7

「ふぁっ!」 「ここか、わかった。光輝のいいとこ」  嬉しそうな声音が聞こえたかと思うと、とらえたその部分ばかり的確に狙って引っかかれる。  光輝も情報収集していて知っていた、しこりがそこなのかもしれない。  刺激を受け続けているうちに、射精したばかりの芯も再び勃ちあがり始めてしまう。 「気持ちいいか、光輝? 勃ってきてる、ちゃんと、いいんだ?」  目の前にあった執司の枕を引っ張り込んで、思い切り抱きつく。 (変な感じ、だけど、むずむずする……)  執司の顔も姿も見えず、与えられる行為に身を任せるだけ。  余裕なく翻弄されているけれど、執司も気持ちがいいのか、光輝は不安になってくる。 「あっ……それ、も、やめッ……おれ、ばっかぁッ……!」 「ごめん、辛いか?」  突然ずるりと指を抜かれ、腕と脚の力が抜けてベッドへ横倒れになってしまった。  双丘から前の方まで、潤滑剤がぬめって妙な感じがする。 「ちげーよっ、お前、イってねーじゃん!」 「……正直、光輝に指でしてるだけで出そう」  ようやく見た執司は、自分と同じく興奮していて呼吸が速かった。それならもっと、一緒に気持ちよくなりたい。 「まだ出すなよ」 「え?」 「俺ん中で、出せ」 「……みつ、きっ……」  口へ手を当て、絞り出すような声で名前を呼んだあと、執司は下着とズボンを脱ぎ去りコンドームのパッケージを乱暴に破る。  反り勃つ芯は、抜き合いをしていたときよりも質量を増していて、光輝は受け入れることができるのか心配になってくる。 「光輝……はぁ……光輝は……やっぱり、かっこいい……」  付け終えてた執司に腕を引かれ、再びうつぶせ状態に戻される。 「ほんとは前から抱き合ってしたいけど、辛くしたくないから」 「いーって、んなの、気に、すんなっ……」  気遣う言葉をかけながら、光輝の脚を開いて膝を立たせ、言い終わるも待たず執司は勝手に挿入を始める。  強がったけれど、こちらの体勢にしてよかったと思う。  身の割かれる気がして怖いけれど、体ごと全部受け入れて、執司を自分のものにしたい。

ともだちにシェアしよう!