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『よっしゃ、クリア! だろ! やっぱ、ちゃんとやったらできるんだって! やったー!』
配信画面では驚くほどの速さでクリアし、ガッツポーズしているねこまるがいた。
終了が近付くにつれて、執司はこのあとリアルで光輝とすることに意識が向いてしまう。
(邪魔したらいけない。ちゃんと、片付けも全部終わった頃に声をかけるんだ)
すぐにでも部屋を飛び出したい気持ちを抑え、ねこまるを演じる光輝が終わりのあいさつをして配信を閉じるのを見届けた。
「執司! おまたせ!」
ノートパソコンの前でおとなしく待とうとしていた執司の部屋へ、光輝が飛び込んできた。
「光輝」
あまりに早い登場に驚いたけれど、執司はすぐに立ち上がって光輝を出迎える。
「見た? 見た? 俺めっちゃすげーよな?」
つい先ほど画面で見たガッツポーズを取りながら、うきうきと執司の方へやってくると、腰へ腕を回して抱き着いてきた。
「見てた。あんなに早く終われるものなんだな」
「え、うん……まぁ……その……」
俺の腕前だから、などと自信ありげに答えてくれると思いきや、歯切れが悪い。
「早く執司とくっつきたくて、頑張った!」
胸に押し付けられていて光輝の顔はよく見えないけれど、頬は赤い気がした。
「俺も」
そう言って、熱くなった頬へ手をそえてやり、上を向かせてキスをした。
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