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【後編】『【朗報】男だとバレました。【悲報】王子の愛は1ミリも冷めませんでした。……むしろ加速してま
朝になると、エースの付き人たちが部屋に入ってきており、湯浴みの準備をしていた。
アイリーンは青くなった。
……見られた。裸でエースのベッドに潜り込んでいるところを……。
「お前たち、準備が済んだら出ていけ。アンジュと二人だけで済ませる」
エースは使用人を皆追い出した。
アイリーンは自分の『男の体』を見られることなく安堵した。
それも束の間、エースから抱え上げられ風呂桶に入れられた。
「あ……エース様、ありがとう」
アイリーンがにっこりと微笑む。それはアイリーンの選択ミスだった。エースはその笑顔に耐えられずにアイリーンを抱きしめ、激しくキスをした。
「やっ?! エース様? ……何? あっ! もう挿れないでぇ……」
風呂桶の縁にアイリーンの手をつかせるとエースは後ろから挿入し、腰を振り始めた。
腰を抱え、決して逃げないように、体を酷く密着させて太く長大なものをこれでもかというほど押し込んだ。
アイリーンは目の前が白くなり、口からは涎を垂らしながら喘ぎ続けた。
前は立ち上がり、しかしエースは敢えて触ってやらなかった。
アイリーンは後ろだけで達し、エースもアイリーンの中で達した。
エースはアイリーンの尻から大量の性液を掻き出してやりながら、立ち上がったままの屹立を扱いてやった。
アイリーンは涙を流しながら悦がり、白い液体を吐いた。
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アイリーンの荷物は全てエースの部屋に運ばれて、マーガレットとメアリーは引き続きアイリーン付きの侍女の許可が出た。
「アイリーン様……エース様に……その、バレてしまわれたのですか?」
「バレたんだ。僕、早く本物のアンジュを探して帰らなきゃ……」
「誰が帰るって? 何度言ったらわかるんだ? 俺の唯一の妃はアイリーン、お前だけだ。アンジュなんかに成り代わらせるか!!」
後ろにはエースがいて、会話を聞かれていた。
「申し上げます……。エース様。アンジュ様付きのマーガレットでございます。アンジュ様とアイリーン様は本当によく似ておいでです。アイリーン様のお美しさにお心を奪われていらっしゃいますエース様はアンジュ様にもご満足なさるかと……」
「だまれっ!! 俺がいつアイリーンの美しさだけを気に入っていると申した? 顔もその人となりも全てを愛している。アイリーンでなければダメだ。アイリーン、離れることは絶対に許さない」
エースは激しくキスをすると踵を返し、どこかへ行ってしまった。
「どうしよう……。どうしたら良いんだろう……」
「アイリーン様、帰れますよ。そのタイミングはきっとやってきます」
メアリーは励ましながら言った。
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エースはアンジュを既に事実上の妻にし、部屋もエースの自室に越させたともっぱらの噂になっている。アイリーンはアンジュに関する調査をしている大臣と遣いのものを呼び出した。
「どうしてくれるんですか?! 貴方たちがうかうかしているせいで、大変なことなってしまいました!! 僕はいつになったら帰れるんですか?」
「その前に1つ……男だとバレたのですか?」
「……はい」
「なぜ?」
「……服を脱がされました」
「……何と……おいたわしや……」
「その上で貴方様をご自身のお部屋に引っ越させたのですか? これは……男でも構わないということですね……?」
「……だったら何ですか?」
「いや、お気の毒に……と言えば良いのか、はたまたお祝い申し上げれば良いのか……というのも、考えようによってはあなた方ご家族にとってみても良い話かもしれませんぞ! アンジュ様が見つかっても貴方が側室のままでいることが出来れば、家族には地位も与えられ、生涯お金に困ることはない。考えてみられてはどうです?」
「……僕には出来ません。貧しくても構いません。家に帰ります」
「致し方ない。……お気持ちは固いようですな」
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「アイリーン、どこへ行っていた? こっちにおいで」
エースはアイリーンを呼び寄せると膝に抱え上げた。抱きしめてキスをし、愛の言葉を囁いた。
「君の姿が見えないと不安になる。絶対にこの宮殿からは出さない。これからの一生ずっと側にいるんだ。君が王妃でないならば俺は結婚などしない。例えアンジュが戻ってきてもだ。──アンジュは行方不明になっているのだったな……?
──アイリーン、すぐ戻るから、ベッドで服を全て脱いで待っていろ」
そういう性的な話を命令口調で言われると流石のアイリーンもカッとなり、腹も立った。しかし、反論出来ないのだ……。
しばらく経つとエースはアイリーンの待つ部屋へ戻ってきた。アイリーンは大人しく裸になり、シーツにくるまっていた。
「エース様? どうなされたのです? ご機嫌ですね? 何か良いことでも……?」
エースは自分も服を脱ぎ終わるとアイリーンの待つベッドへ潜り込んでキスをした。抱きしめながらアイリーンの身体中にキスの雨を降らせ、正常位で挿入し、アイリーンを喘がせ始めた。
「あぁ……エースさまぁ……いいです……んん……」
「今ね、アンジュを捜索している担当大臣に会ってきたんだよ。ほらっ! ここ好きだろっ?? 気持ちいい?」
「あっ?! 良いです……もっとぉ……」
「アンジュの捜索を中止する命を出した」
「?! なっ?! あん! エースさまっ! やめっ……あっあんあんあぁっ!! エースさまっふぁあん!! ああっ……」
アイリーンはエースをきつく食い締めた。エースも後を追うように続けて達してしまった。
「はぁはぁはぁ、はぁ……はぁ……エース様……はぁ、今何と言いました?」
「アンジュの捜索は中止だ。早くそうすれば良かったんだ。そうすればそいつが見つかった時の心配などせずにアイリーンを妃にし、幸せに生きていける。そいつが邪魔なのだ」
「?! 何て馬鹿なことをっ!! 良いですか? 貴方はアンジュ様とご結婚なさるのです! 1ヶ月後に!! 僕は謝礼を貰い、父と母の暮らす家に帰ります!! 本来ならば貴方とこんな関係を持つことは間違いなんです!! どうしてわからないんですか?!」
エースはアイリーンの頬を軽く叩いた。
「良い加減にしないか。次期皇帝になるこの俺が直々に決めた妃がお前だ。お前にそれが覆せるとでも? お前が逃げたところで必ず見つけて軟禁してやる。アイリーン。わかったら俺がいない時間は結婚式の準備を進めることだな。お前の式だ。せいぜい自分好みにするといい。花嫁は絶対に君だ。……君の純白のドレス姿が見たい。そうだな……そのドレスのデザインだけは俺が選ばせてもらう」
そう言うとエースは服を整えて部屋を出て行った。アイリーンは悔しくて涙が出た。エースがメアリーとマーガレットを部屋に呼んだようで、アイリーンのドレスの着付けにやって来た。……それから、結婚式の準備を進める様にも言いつかっているようだ。
「……さぁ……アイリーン様。お召し物を着られましたらお式用のドレスのデザインでもみましょうか? これから大変ですわよ?! お色に、生地に、装飾に……何でも似合いますわね!」
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アイリーンは毎日それなりに忙しかった。結婚式に飾る好きなお花を選んだり、お料理にデザート、お色直し用のドレスの色にデザイン。……白いドレスはエースが選んでいる。恐らくそれを着るのは自分ではなく、アンジュになるだろう。エースに隠れて自分がそう画策している。それを考えると胸がチクっと痛む。その時のアイリーンにはその正体がわからなかった……。
アイリーンはアンジュ捜索中止後も単独で人を雇い調査を進めていた。
ついに、最近アンジュが男と二人で暮らしているという街外れの家を見つけた。その一緒にいる男はアンジュの国の近衛隊の一人で、アンジュを専任でお守りする役割を担っていたそうだ。
いつしか二人は恋に落ち、アンジュは結婚に耐えられず、この国に入るとすぐに行方をくらましたのだ。この二人には申し訳ないが、エースのいる城へと戻り、結婚してもらう。そしてアイリーンは帰る。結婚まで後1週間。それまでに連れ戻さなければ。
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「アンジュ! アンジュ……」
王宮ではエースの呼ぶ声がいつも響いている。
「エース様のアンジュ様へのご寵愛は本当に凄いわね」
「日に日に深まっているようだわ」
……このような話を聞くと心が痛い。
自分は後1週間でこの人を置いて行くのだ。
……認めたくないけど、自分もエースに恋し始めている。
あの時、アンジュ探しを辞めていれば良かったのか?
……いや、それは叶わない。自分は王女でも女ですらない。
アイリーンはエースが体を求めてくることに対して従順に、いや積極的に応じるようになっていった。
自分から舌を絡めて吸いあげ、エースの股ぐらに潜り込んで彼のものを咥え込み、小さな口で一生懸命吸った。
エースの上では淫らに腰を振り、押し倒されても突っ込まれればたまらないと言った風に喘ぐ。
男性器を喰い締めて離さず、エースの腰に足を絡めて離さない。
この変化にエースは驚いたが喜び、何も疑うこともしなかった。
……アイリーンとの最後の別れは近づく。
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結婚式前日、アイリーン自らアンジュの住んでいる家に行き、事情を話した。エースには大勢の恋人がいて、アンジュにはあまり興味がないこと、お飾りの王妃で良いこと……最悪アンジュの恋人を連れて行っても良いこと……。
自分は家に帰りたいことも。
アンジュはわかってくれた。そして明日の式で成り変わってくれるとも……。
アイリーンは純白のドレスを2着用意した。
一着はアンジュに着てもらうもの、もう一着はエースがアイリーンの為に用意したもの……。
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当日の朝、アイリーンは純白のドレスを着て、式の始まりを待っていた。アイリーンに選ばれたドレスは胸元が隠され、フリルのあしらわれた、上品なデザインで、胸の存在を気にしなくて良いものだった。エースの選んだアイリーンによく似合うデザインで、よく気遣いがされている。
そこへエースがやって来て大喜びした。
「何と美しいんだ!! 我が姫、いや我が妻は……まるで女神のようだ」
エースはそう言うと跪き、左手の薬指にキスを落とした。そしてエースの瞳の琥珀色の指輪をはめた。
「さあ、私にも君の瞳色の指輪をはめてくれ!」
アイリーンは泣き出してしまった。やっと指輪をはめると、オロオロするエースに自ら口付けをした。
「エース様……愛しています……心から愛しています」
エースは喜び、抱きしめてキスを返す。
「式で会おう! 私の花嫁!」
……もうそれは叶わない。アイリーンは隠れていたアンジュを呼ぶと後を頼んだ。
「貴方……エースを愛しているんじゃない!! なのになぜこんな思いをしてまで別れを選ぶの? 成り変わったままでいいじゃない?!」
「……これが正しいんです! 貴女が姫だ。エース様の妃だ。貴女に恋人がいてもいい。それでも貴女が妃です……。僕はもう行きます。さぁ、行ってください。エース様が待っています。僕とそっくりなんだから誰も気づきません……。きっとエース様も……。よろしくお願いします」
アイリーンは大臣の用意した馬車に乗り込むと城下町にある自宅まで帰った。
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エースはアイリーンの登場を今か今かと待ち侘びていた。美しすぎて、大衆に見せびらかしたい気持ちと誰にも見せずに閉じ込めたい気持ちが交錯していた。
ドアが開き、花嫁が入って来た。愛する人が隣に来るのを待ち侘びていた。
「??!! 違う!! お前は誰だっ?! アイリーンはどこだっ?! お前が隠したのか、アイリーンを出せっ!!……!! お前……アンジュだな? 今更何しに来たっ!! アイリーンを返せっ!!」
いきなりの物凄い罵倒にアンジュは驚いたが、すぐに言い返した。
「はぁ、ほぅら、すぐバレたじゃないの。馬鹿らしい。だから成り代わりなんて意味ないって言ったのに……。ほらっ!! あの子あんたの為を思って、泣きながら家に帰ったわよ! 早く迎えに行きな! あんたのお姫様、ちゃんと捕まえとくんだよっ!!」
そう言うとアイリーンの瞳色のブルーローズのブーケを放って渡した。
「ありがとう、アンジュ!! お前も幸せになれ!!」
「さあ、ウィル!! 私たちも逃げるわよ!! 愛してるわ……ウィル!」
アンジュとウィルは祭壇で誓いのキスをすると、逃亡した。
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アイリーンは自宅であるパン屋に戻っていた。ウェディングドレス姿で泣きながら帰って来たものだから、父も母も心配して、どうしていいかわからなかった。
今は自室で落ち着き、ドレスを抱きしめて窓の外を眺めている。すると辺りが騒がしくなった。祝賀のパレードがもう始まったのだろうか……ぼんやり考えていると、近所のおじさんが家に飛び込んで来た。
「何でも今日の結婚式は王子も王女もいなくなっちまって中止になったんだとさ。そして、今王子が馬で、街に来てる。人探しだそうだ」
また別のおばさんが飛び込んで来た。
「ちょっと! アイリーン!! 王子様があんたを探してるって!! あんたの名前叫びながら家々を回ってるって……!!」
アイリーンの両親は顔を見合わせて言った。
「行ってきな!! アイリーン!! 後悔したらダメだよ!!」
アイリーンは泣きながら走り出した。騒がしく、声のする方へ。
「アイリーンっ!!」
アイリーンは声のする方を振り返った。
そこにはアイリーンの瞳色のブーケを抱えたエースの姿が……。アイリーンは走り出してエースに飛びついた。
「アイリーン!! アイリーン!!」
「エース様……んん……あふっ!! ふぁん!」
エースは大勢の民衆の見守る中アイリーンに情熱的な口付けをした。アイリーンは涙で顔がぐちゃぐちゃになりながらエースの名前を呼び続けた。エースはきつくきつくアイリーンを抱きしめて二度と離さないと囁いた。
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アイリーンは男なので、妃になることは叶わなかったが、エースは他の誰とも絶対に婚姻はせず、アイリーンだけを愛し抜くと誓った。
世継ぎについては特に側室を娶り産ませたりすることはせずに、王位の継承権は弟である第二王子に指定した。
アンジュは護衛であり、恋人のウィルと逃亡し、行方はまだわからない。
アイリーンは今では仰々しい女性のドレス姿は公式の場に出る時だけで、普段は中性的なラフな服装をしている。
男物で胸元もそれなりに大きく開き、パンツ姿だ。エース曰く、それがまたそそるらしいのだが……
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「エース様は豊満なお体がお好きなのですから、僕みたいなやせっぽっちのペチャパイはお嫌でしょう?」
二人は他愛も無いおしゃべりをしながら、草原に寝転んでいた。
「いーや、アイリーンみたいに天使の様に美しくて、ペチャパイでも抱き心地が良くって……こんな風に外で一緒に寝そべっておしゃべりできる子、着飾っている鼻持ちならない女よりずっといいよ。アイリーン……お前がいい。お前なら男でも、何でもいい。永遠に愛している」
「エース様、僕をずっと抱きしめてくださいね。大好きです」
二人の繋いだ手には指輪が輝いていた。
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