14 / 45
第14話 奥の奥*
「……へ?」
一気に正気に引き戻され、ユオシェンは己の下腹部の上に乗せられたシイナの陰茎を見る。一度欲を吐き出したのに未だに興奮状態にあるそれは、今まで最奥だと思っていた場所よりもさらに奥まで貫けるほど長いものに見えた。
「えっとつまり……シイナは俺のセックスで満足してなかったってこと……?」
「なんでそうなるんだ。お前がまだ知らないトコロまで責めてやれるって意味だよ」
そこまで言われてもまだ理解が出来ず、ユオシェンは脳内にはてなマークを飛ばす。シイナは喉の奥で笑った。
「いつもガン突きしてるお前の奥には、もう一つ入れるトコロがあるってことだ」
「えっ……で、でもそんなとこ入れたら俺の腹、壊れちゃうんじゃ……」
「そうかもな。だが、すっごく気持ちよくて苦しくて幸せらしいぞ。……どうだ? 試してみたいんじゃないか?」
優しく締め付けてくるような声色で、シイナはユオシェンに囁く。同時に最奥の先にあたる位置を肌の上からトントンと叩かれ、ユオシェンの思考は快楽への予感で熱に浮かされた。
「アハッ……♡ やってみたいかも♡」
「言ったな? 酷くするが後悔するなよ?」
すっかり柔らかくなった穴に性器の先端をピタリと当てられ、期待で自然と息が荒くなる。シイナはユオシェンの膝を開かせて押さえると、ぐぐっと腰を進めて己のモノを彼の中へと挿入した。
「は、ぁっ……あっ、ア♡ 来たぁ……♡♡」
「まだ行き止まりにも入ってねえぞ」
「アッ、アッ♡ きもち、いいっ、ぃ♡♡」
シイナの言葉など耳に入らず、ユオシェンはゆっくりと塗り込められるような快楽に背筋を震わせる。
やがてシイナのモノの先端は、最奥だと思っていた場所に到達し、そこを捏ねるように動き始めた。
「ア、お”っ……くるしっ…ンっ♡ ホントに、この先あるの、ぉ……?♡」
「すぐに分かるさ。ほら、俺のブツがこんなに余ってるのが見えるか?」
結合部がユオシェンにも見えるようにシイナは彼の腰を持ち上げさせた。自然と体を丸める形になり、ユオシェンの視界に内側に入りきっていないシイナの陰茎がはっきりと映る。
「今から奥の先をこじ開けて全部入れるから、よーく見てろよ?」
「う、うんっ……♡ ア、ぎっ…かはっ、ァぐ…………♡♡」
シイナは真上から体重をかけるようにユオシェンの中へと己のモノをねじ込んでいく。入るはずのない部分を強引にこじ開けられ、苦痛と圧迫感でユオシェンの体は本能的に藻掻く。だが体全体をシイナに押さえつけられている姿勢なので、どこにもそれを逃すことができず、ろくに呼吸することも忘れてユオシェンの体は細かく震えた。
「ほら、入るぞ……」
最奥にある結腸の入口がゆっくりとこじ開けられ、シイナのモノを迎え入れる。半分ほど先端が入ったところでシイナは勢いよく腰を打ち付けた。
ぐぽんっっっっ♡♡♡♡
「お”っ、ッ………!?♡♡♡♡♡♡」
未知の領域に質量をねじ込まれ、ユオシェンは目を見開いて体をのけぞらせる。シイナはそんなユオシェンが落ち着くのをじっくりと待った後、自分のモノを入れている下腹部を肌の上から愛しげに撫でた。
「ほら、分かるか? 俺のブツはここまで入ってるんだ」
入るはずのない位置まで挿入され、ほんのりと膨らんだ薄い腹をシイナはとんとんと叩く。ユオシェンはそれをしっかりと視界に入れて、苦痛で引きつった顔を幸せそうに歪めた。
「ハニー、こんなトコロまで入れられた感想は?」
「しゅきっ♡ これしゅきっ♡ シイナ、俺のことめちゃくちゃにして♡♡♡」
「良い子だ」
「お”、がっ♡♡ ごっ、ひ、ぎっ♡♡♡♡♡」
どちゅどちゅ♡♡♡ どちゅどちゅどちゅ♡♡♡♡♡♡
「あ”、あ”-♡♡ しゅきっ、ごっ、ひっ、アッ♡♡♡」
結腸の入口を玩具にされるように行き来され、支配されているという実感がユオシェンの脳を揺らす。このままされたら、この人にヤリ殺される。体はそうやって悲鳴を上げているのに、それすらも快楽を拾うための道具にして、ユオシェンは断続的にイキ狂う。
「オっ、オ”、おごっ、ギッ~~~♡♡」
「口開けて舌出せ」
「ひゃい、んむっ、ちゅ、はっ……♡♡♡」
ただでさえ苦しい呼吸をキスによって奪われ、ユオシェンの意識はぐるぐると回転する。
「お”っ、おっ、ァ♡ シイナっ、シイナぁ♡♡ あ、んむっ、ふ………♡♡♡」
自然とシイナの体に腕を回し、彼にしがみつく。絆創膏で封じたはずの胸の先端が固く芯を持ち、体が触れあうごとにもどかしい刺激を脳へと伝える。
「あ”っ、あっ、あ”ーっ♡♡ もうイってる♡♡ イってるのにぃ♡♡♡」
絶頂しているユオシェンの都合など無視して、シイナは欲望のままに彼の奥の奥を抉り続ける。過剰な刺激と快感でユオシェンの体に汗が滲み、もはや人の言葉を喋れる段階すら通り過ぎたあたりで、シイナはユオシェンの耳元に囁いた。
「いいぞ、派手にイけ」
「ッ、ぅ、あ”ぁ、ン、あ”っ~~~~~♡♡♡♡ ひっ、ぁ………♡♡」
腹の底に熱いものをぶちまけられ、ほとんど残っていない意識の中、反射的にユオシェンは大きく絶頂する。脳の裏側が激しくスパークし、しがみついていたシイナの肌に爪を立てる。
長い長い絶頂の末にそれから解放されたユオシェンは、全身から力が全て抜けた状態で、死にかけた生き物のように無様に痙攣した。
「ぉ、あ……ぁ…♡ ひっ…ァ………♡♡」
シイナはそんな彼の内側から性器を引き抜くと、まだ余韻に浸り続けるユオシェンの頬に指先で触れた。
「俺はまだお前をめちゃくちゃにできるわけだが……限界までヤってみる気はあるか?」
ともだちにシェアしよう!

