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第7話
服もちゃんと着られたし、ゲームもある程度満足できたので、副会長の部屋に行くことにした。
もう朝の七時半なので、副会長も起きているだろうとのことだ。
副会長の部屋は、同じ階の四つほど隣らしい。
俺の服装をしっかり確認して、イケメン風紀委員長が先導してくれる。
だが、扉を開けた途端――そこに人がいた。
どうやらその人もイケメンの部屋に用事があったようで、呼鈴に手を伸ばそうとしていたところだったらしい。
「え。……志津?」
俺の名前を呼んだその人は、俺の姿を見て一瞬呆けたあと、ものすごい勢いでイケメンの胸倉を掴んだ。
素晴らしいチンピラ具合だ。めちゃくちゃ綺麗な人なのに、すでに五人くらい殺してそうな目をしている。
「てめぇ……可愛い志津に何した!?」
ナニはされたが、イケメン曰く一応同意の上だから、こんなに殺気を向けられるのはちょっと可哀想だ。
でも、イケメンは毛ほども怯んでおらず、その綺麗な人の手を掴んで静かに降ろさせた。圧倒的な力の差である。
「詳しい話は中で」
イケメンはそう言いながら、俺をリビングの方へと戻した。
綺麗な人も、憮然とした表情を隠さないまま、大人しく部屋に入ってくる。
そして始まったのは、昨日の事件の詳細な話だ。
俺の誕生日会が始まる。
誰かに怪しい薬を盛られた俺が苦しむ。
風紀委員が呼ばれる。
イケメンが駆けつける。
周りにいた可愛い子たちから俺を救助する。
風紀室で鎮静剤打って、ひとまず寝かせる。
薬が抜ける。
ここまでは、俺がさっきイケメンから聞いた話と全く同じだ。
だが、その後が問題だった。
「薬が抜けたとは言え、その後に何が起こるか分からない為、大事をとって俺の部屋で一晩様子を見た。……ただ、薬の影響で記憶が曖昧らしい。自分の事も覚えていないようなので、お前に相談すべきと、今からそちらへ向かう所だったんだ」
おいおいおいおい。
ナニをやったとか、俺たちが恋人になったとか、そういう肝心な部分は一切言わないつもりか!?
ダマなのか!?
お前……さっき、俺のことが好きって言ったよな……!?
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