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第6話
「声、アタシの部屋まで聞こえてきたけど。……何か言い訳しなさいよ」
セシルの部屋は船の前方に存在する。
廊下を突き破り数部屋隣のシルビーの部屋まで声が聞こえていたならば、他の船員にも聞こえていただろう。
「子供は出来ないので安心してください」
「そこは男同士のメリットだよなー」
言い訳はしない潔さは誰もが出来るわけじゃないが誇れるわけでもないのだが。
「二人一緒の部屋にしたの、言い出したアタシが後悔してどうすんのよ……」
「俺はシルビーに感謝してますけどね」
余裕で笑顔で返事をするレイズナーに、シルビーは嫉妬心が芽生えていた。
シルビーもセシルに思いを寄せているのをレイズナーは知っていたから、あえてそう返したのだ。
「いい性格してるわねぇ……っ、レイズナー」
「まさか俺をシルビーが誉めてくれるとは思いませんでした」
「誉めてないわよ!!」
レイズナーもセシルに負けず劣らずの飛んだ食わせ者だった。
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