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※第9話
ディアスは、グイッとマイトの身体を無造作に掴むと、ジェイスが腹ばいにされている寝台の脇へと投げ出した。
そして、取り囲んでいた部下たちに、熱に浮かされたような目をしているジェイスから離れるよう命じる。
「船長さんは、正真正銘の『処女』だ。丁寧に扱えよ。……オレの極上のコレクションなんだから、傷一つ付けるな」
「カシラ、あんた長年コイツを狙ってたもんな。……いいんですかい、こんなにあっさりと」
部下の一人が、事切れたようにぐったりとしたジェイスを引き剥がし、近くのソファーへと転がしながら、あからさまに不審な表情でディアスに尋ねる。
「いいさ。別に、オレはこの子の『処女』が欲しいわけじゃない」
ディアスは、反撃の機会を虎視眈々と窺っているジェイスを牽制するように、マイトの隣へ優雅に腰を下ろした。
痙攣し、薄く汗ばんだ肌を愛おしげに眺めながら、出力調整された光線銃の銃口をこめかみに突きつけて微笑む。
「静かに見ていろよ。君の船長さんは、君たちのためなら『処女』なんか惜しくないらしいからな。本当に、愛しいほどに優しいお方だ」
ジェイスは充血した瞳を見開き、歯が折れるほど強く拳を握り込んだ。
「……アンタ……一体、俺たちの船長に……何の恨みがあるんだ……」
ガラガラに嗄れた声で、ジェイスは目の前の光景を否定するように何度も激しく首を振った。
「恨み? 何もないよ。ただ、とても似ているんだ。あの子は。オレが昔、この手で殺した親友に。だからこそ、その代わりとして……身代わりに、オレの傍で永遠に愛し続けたいだけさ」
ディアスは慈愛に満ちた聖母のような微笑を、今まさに陵辱の淵に立たされるマイトへ向ける。
それは、底知れぬ残虐性と紙一重の、純粋で歪んだ愛情表現だった。
「このひとを初めて宇宙港で見たとき、直感したんだ。絶対に何を犠牲にしても手に入れようと。だからオレは、海賊稼業なんて退屈な真似を始めたんだよ」
独り言のように漏らされたディアスの異常な執着に、ジェイスは戦慄した。
その時、マイトを取り囲んでいた男の一人が、銀色のペン型デバイスをマイトの首筋へ滑り込ませる。
「!!!……ぅぐううううう…ッあ…ぐうッ」
神経系を直接焼き切るような強烈な電流が全身を駆け巡り、肺から空気が強制的に吐き出される。息苦しさが体内を支配し、酸素を求めて痙攣することしかできない。
「初めてじゃあね、暴れられては困るからな。カシラが『壊すな』と命令している以上、俺らは従うしかない。……暴れて体を傷つけないよう、神経を麻痺させる高周波スタンガンを撃っておいたよ」
全身の筋力が霧散し、指一本動かせない。極限の恐怖と痺れで、脂汗がマイトの美しい顔を濡らす。
「ビビっちまったかな? 15分もすれば痺れは引くが……その頃には、アンタは底なしの快楽の虜になって、そんなことなんてどうでもよくなっているはずさ」
男はまだ萎えているマイトのペニスの根元に、伸縮自在のシリコン製拘束リングを嵌めると、無造作に脚を広げさせ、尻を高く突き上げさせて無防備なアナルを曝け出した。
「…う…ううう……っつ」
声も出せない情けない姿に、マイトは恥辱に目を伏せ、堪えるように荒く息を呑む。ひんやりとした潤滑ゼリーが指とともにアナルへと塗り込まれていく。温感作用のある薬液が混じっているのか、内部がじんわりと熱を帯び、痺れとは異なる熱い感覚が腰の芯まで溶かしていく。
「ううう……ううう」
せめて悪態でも吐ければ、まだ救われるのに。舌まで痺れに侵され、情けない呻き声を漏らすことしかできない。意識を失うことも許されず、何人もの男たちの熱視線に晒されながら、ぐちょぐちょと音を立ててアナルへ指を抜き挿しされ、全身に甘美な電撃が奔流する。
「船長さんのモノも、すっかり昂ってきているじゃねえか。……これから、全員の男根を飲み込めるような、トロトロの牝穴にしてやるからな」
男は二本目の指を押し入れ、器用に指の股を広げてアナルを内側から強引に拡張させ、マイトの反応を愉しむようにさらに深い奥へと指先を抉り込ませる。
「く……あう…ああ……ッ――っつう」
ジェイスは、ずっと、こんな屈辱に耐えていたのか
俺だって……ッ、こんな凌辱、耐えてみせる。
視線をなんとかジェイスへ向けると、絶望と憎悪に顔を歪ませ、こちらを凝視しているのが分かった。
俺には……もう、こいつらしかいねえんだから……ッ
エブラハムの部下たちを……みんなを守るためなら……俺は……ッ
漸く三本の指を奥深くまで咥え込んだアナルへ、男は自身の勃ち上がった雄蕊をぐっと押し当て、ずぶずぶっと湿った肉音を立てて深々と突き立てた。
「―――ッいひい、、あああ、、ああ、、ああ」
そのためなら、俺は―――この命すら、全て捧げるさ。
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