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第20話

「で、お、俺が下になるわけ?」 寝室に移動すると、何故か柴田が押し倒されてしまった。 以前は光輝を抱いたから、今度も当然そうだと思っていた。 基本的に柴田は抱く側だったのだから。 「うん。俺、アンタを抱きたい」 光輝が目でも『欲しい』と訴えてくる。 「……お前にできるのか?」 光輝のこれまでの経験なんて知らないが、彼は抱かれる方なのかと勝手に考えていた。 柴田の問いに、光輝はムっとした表情を見せた。 馬鹿にされたようで、不服なのだろうか。不味かったかと、柴田は反省した。 「馬鹿にしないでよ。アンタにだったら、何だってできるさ」 「悪かったよ。……でも、お前のこれまでの経験が気になる」 光輝を見上げながら彼に腕を伸ばし髪を撫でると、愛しい彼は「教えない」と舌を出した。 「龍二さんなんて、数えきれないほどしてんだろ?俺はそんなこと承知だけど、それでもアンタを俺でいっぱいにしたいんだ」 「そうか……それじゃ、頼むよ」 年上なのにヤラれる側になるのは少し恥ずかしいが、光輝が相手なら別に構わない。 「OK」 承諾すると、光輝は柴田の唇に短いキスを落とした。 そして着ていた服を捲り上げられ、胸の突起に顔を近づけてきた。 チュっというそこへのキスは、柴田の全身に電流を走らせる。 乳首が感じやすいなんて、今まで気にしたことがなかったのだ。  「何だ。ココ、敏感なんだな」 柴田の反応に気付いた光輝は、意地悪そうに笑んだ。 そして乳首を指先で捏ねたり突いたりする。 「あっ……」 気持ち良さに耐える柴田の反応を見ながら、光輝は胸の粒を口に含んだ。 すると柴田は体をもぞもぞと動かす。 柴田の反応に気を良くしたらしい光輝は、口に含んでいない方の乳首に手を伸ばし、捏ねくりまわし始めた。 「んっ……あっ……」 柴田から漏れた声を聞いた光輝は行動を止めてフッと笑った。 「気持ちいい?」 本当は「うん」と言いたいところだが、変な意地が勝った柴田は首を振る。 「え、本当かよ。可愛い声出してただろ?本当は気持ち良いくせに」 光輝が右手で胸の突起を弾いてきた。 「そ、そんなことない」 必死に耐えても、乳首だけでなく股間まで弄られている刺激で、体が動いてしまう。 思わず手で静止しようとすると、反対に光輝に手を押し止められてしまった。 「止めないでよ。これから、だろ?」   コリコリと乳首を弄られ、思わず声が出てしまう。 「あっ……は、恥ずかしいんだよ……」 「今更なんだよ。それにさ、これからだろ?」 光輝の視線に射られると、柴田はまるで捕らえられた獲物のように逆らえなくなる。  「ココ、もっと可愛がってあげるからさ」 柴田の股間を、光輝はさらに撫でつける。 そして、ズボンのベルトを外して下着まで取り去った。 空気に触れたそこが露わになり、柴田は羞恥心を覚える。 これまで数多の男たちと身体を重ねても恥ずかしいなどとは思わなかったのに、何故だろう。 「美味しそうだな。やっぱ、龍二さんのだからかな」 まだ力を持たずふにゃふにゃしたそれに、光輝がチョンと触れた。 「そ、そんなこと言うな。やるなら……早くやれよ……」 柴田の顔は大いに真っ赤になる。 光輝と目を合わせられないくらいに恥ずかしくて、自身の中心に熱が集中するようだ。 「以前は、コレが俺の中に入っていたんだね」 ニヤニヤしながらも感慨深げに言われ、柴田の羞恥心はさらに増幅する。 光輝が言っているのは、彼の施術をした後に酔わせて抱いた時のことだ。 あの頃は気持ちも何もなかったから、今になると彼に申し訳なく思う。 「やめろって。そんなこと言うの」 『何でこんなに恥ずかしいんだ、俺は…』 そんなことを考えながら、自身の股間を手で抑えた。 「隠すなって。焦らすなよ、俺待てないから」 落ち着いた動作で柴田の手を退けると、光輝は柴田の中心に手を添えてパクリと咥えた。 数回ほど手と口を上下させると、光輝は一度それから口を離した。 「うん、美味い」 光輝の嬉しそうな顔を見て、柴田はまた囚われてしまう。 光輝が自分のものを咥えていると思うだけで、昂り熱くなってくる。 「あっ……ん……」 光輝から与えられる快感に身を捩ると、柴田の中心は硬さを増してきた。 そして光輝の口内が火傷するのではないかと思えるほどに、熱を持つ。 「あ、熱いだろ……」 「ん……」 美味しそうに柴田のものを口で扱く光輝は、首肯して微笑んだ。 「アンタの熱を感じられるのが嬉しいよ。俺に感じてくれてるのが分かるからな」 満足そうに言った光輝は、口淫を再開する。 「あぁっ……ん……」 光輝から与えられる快感に、柴田の先端は淫靡な滴を零し始めた。 その滴も、光輝は艷やかな表情で舐め取る。 「そんなに気持ちいい?」 その質問に、柴田は首を横に振り強がる。 零した滴が、快感を如実に表しているのに。 「強がっても無駄だよ。俺は分かってるから」 「お、お前、上手すぎ」 赤面しながら言うと、光輝の表情が輝いた。 柴田としては、彼がどこでこんなテクニックを身につけたんだと思わないでもない。 「え、本当?めちゃくちゃ嬉しいよ。龍二さんに喜んでもらえるだけで、俺は幸せだから」 光輝の言葉を聞いて、柴田の中で光輝についての僅かな疑問は打ち消された。 「早く、続けてくれ」 「あぁ、うん。……あ、俺のもやってよ」 「へ!?」 柴田が思わず身を起こすと、光輝は手早くズボンや下着を脱いでいった。

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