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秘匿

うっすらと目を開ければ紺色の髪が視界に入ったことに、慌ててベッドから身体を起こした。 昨夜は抑えきれない感情のままにディルクに手を出してしまったことに今更後悔が押し寄せてきて、俺は項垂れるように頭を抱えた。 魔力を渡すためだったといえばそれも間違いではないのだが流石に言い訳じみている。 ましてやいつのまにか寝てしまっていたなど、どれだけ余裕がなかったのか。 とりあえず、ディルクが目を覚ます前にベッドから降りると静かに部屋を出た。 落ち着かない気持ちのまま部屋に戻ると何とか誤魔化せないかと頭を捻ったが、ディルクは確信がないことを口にしないだけで、勘が鈍いわけじゃない。そんな相手に下手な言い訳が通じるとも思えなかった。今まで散々避けていたくせに、ディルクを失うことだけは耐えられなかった。 「今更、昔みたいには出来ないしな…」 誰にも渡したくない。 近くにいたら触らずにはいられない。 でも離れるという選択は、もう俺の中にはなかった。 「とりあえず、父さんに話を聞こうかな」 ディルクがあそこまで魔力を使う理由が、どうしても分からない。 クミルの状態も気にはなるが、まずは昨日三人に何があったのか知りたかった。 すれ違った使用人に父の所在を聞けば執務室だろうという言葉に礼を言うと、父の執務室へと向かった。 ドアを軽くノックすれば中から短めの返事が返される。 「失礼します」 「おやライアス。こんな早くにどうしたのかな」 わざとらしく尋ねる父に少し苛立った。 普段から何を考えているのか分からない父があまり得意ではなかった。飄々とした態度を崩さないくせに頭が切れる。いつも笑顔を崩さないのも胡散臭い。 「昨日何があったのか教えてもらおうかと」 「ま、だろうね」 やはり分かっているじゃないかと悔しく思えば、父の目がすっと細められた。クミルやディルクがいたら絶対に見せることのない表情に、いつか二人にバレてしまえばいいのにと思う。 執務机からソファへと移動した父に続くようにして正面の席に座った。 「結論から言えば、クミルに何があったのかは分からない。あと、ディルクに魔力を使うように言ったのは私だよ」 「経緯は?」 「…ライアスは私に似て可愛くないね」 「それはどうも」 こともなげに言い返す俺に、父は残念そうにため息をついた。そんな父に溜息をつきたいのは自分の方だと睨み返すと話を戻す気になったらしい。 「二人はいつも通り私を迎えに王城まで来た。でも、私が中庭に着いた時にはクミルは魔力切れで意識を失っていたんだ…」 「魔力切れって…クミルに魔術は教えなかったでしょ。クミルの身体は、自力で魔力生成ができない。だから」 「生まれ持った魔力がなくなれば死んでしまう。身体が弱いのもそのせいだからね。身体が成長して寝込むことは減ってきたけど。その魔力が無くなっていた…だから」 父が言葉を飲み込むのは珍しいと思う。 相手の出方を伺う話し方は何度か見たことはあるが、こんな苦しそうに顔を歪めてはいなかった。 「ディルクの魔力をクミルにあげたんだよ」 ディルクが魔力を渡せるのは俺だけのはずだ。 そんなちっぽけな独占欲に微かに肩が跳ねた。 「魔力は人に渡せませんよ。血の繋がりがあろうがなかろうが…」 「そう、なんだけどね。…リオルグレンは、魔力譲渡が可能な特異な血の家系なんだよ」 常識とはなんだったか。 軽い頭痛にこめかみを抑えながら考えてみるが、昨日ディルクに自分の魔力を渡したばかりで、はなから常識もくそもなかった。仮にディルクが俺以外にも魔力を渡せたとしても今度は違う問題が発生する。 「特異と言えば聞こえがいいけど、つまりは呪いだよね」 「呪い?」 「理から外れてるんだから呪いでしょ」 呪いとは随分な言い草だが、確かに一理あるかもしれない。だがその呪いとやらのお陰でディルクに魔力供給ができたのだから複雑な気分だ。 「ディルクも他人に魔力を渡せると?そうだとしても、魔力を生成出来ないクミルにはそれを受け止めるだけの力もないのでは?」 「魔力を貯められる器も作れると言ったら?それと、ディルク自身は魔力は渡せないよ。正確には私がディルクの魔力を奪ってクミルに与えたんだ」 「それは!」 一気に怒りが湧き上がった。 ディルク本人の意思でクミルに魔力を渡したのなら、まだ我慢もできたかもしれない。だが父はディルクから魔力を奪ったという。何も知らないままディルクが巻き込まれたのだとしたら、父を許せないだろう。怒りを抑え込むように強く拳を握りしめると、くい込んだ爪が肌に僅かな傷をつけた。 「ディルクにはちゃんと説明したよ…あの子が話を聞いた上で、否定しないことは分かってた。それでも…術を使わないという選択が、私にはなかった」 ディルクはどうでもよかったのかと、父を殴りそうになる自分を抑え込むのが難しくなっていく。 それでも、父が言っていることも分かってしまう。ディルクなら自分が危ないかもしれないと分かっていても助ける選択をするだろうと。 「……クミルの為に?」 自分の言葉に勝手に傷ついてバカみたいだと思う。でも、そういうディルクだから目が離せないと同時に、兄弟以上に惹かれてしまうのだと歪みに歪んだ気持ちが絡まって、絡まりすぎて解き方が分からない。 俺の問いに父が悲しそうに笑う姿に、クミルが危険だったことも、父の覚悟も理解できてしまう。 その一方で、まるで今の俺のディルクへの思いを悲しんでいるようにも見えて、俺の中にあった怒りが小さくなっていく。 熱が冷めていく頭は僅かな痛みを残しながらも事実を拾いあげようと回り続けていく。 魔力を貯められる器と魔力を奪う力。 本来あるものを無理やりねじ曲げているそれらは、使い方によっては無限に魔力を失わないことになる。魔力が譲渡出来るというだけでも、魔力重視のこの国では利用されかねないだろう。 「その力は…リオルグレンなら誰でも使える?」 「いや。器を作る術は代々、禁術として当主が守らなきゃならないもの、なんだけれど…。 魔力を渡したり奪ったりする力はその代に一人だけだと聞いているよ。実際、私の代は私にしか力は発現しなかった。そして、たまたま私が次の当主だっただけ」 そんな力が自分にも、ディルクやクミルにも発現する可能性がある。そしてクミルは人の魔力を溜めることが出来るようになってしまった。 見えない何かが重くのしかかってくるようだった。その重みを父は意図的に増やしている気さえしてくるのだから、やはりこの人と話すのは苦手だと改めて感じた。 「本当は術の話は家を継ぐ者にしか話しちゃいけないんだ。だからディルクに話してしまった時点で、私は当主としては失格なんだよ。他に聞きたいことはあるかな?」 「魔力を奪うって…周りに知られたらかなり危険ですよね」 「最悪利用されるかもね。だから秘密にしなくてはならないし…レイヴァート家がいるんだけどね」 「レイヴァート?ダニエル様ですか?」 レイヴァート公爵家の現当主であるダニエルと父が古くからの友人であることは知っている。だが何故今、その名が出たのか繋がりがまるで分からない。 「表向きはレイヴァート家の方が爵位は上だけれど、あそこは代々我が家の特異を隠す役割を持ってるんだよ…」 「ちょっと待ってください」 ディルクがあそこまで魔力が枯渇した理由を知りたかっただけだ。それだけなら既に目標は達成されている。それがいつの間にかとんでもない話まで広がっている。流石に頭がついていかなくなった。 「ん?どこがわからない?」 「レイヴァート家が…なんですって?」 「特異を隠す役目」 情報が一気に頭に入りすぎて頭痛が本格的に存在を主張してきた。激しく痛む左側を手のひらで支えるようにソファに肘をつくと目をグッと瞑った。 鈴の音と魔力気配が部屋に広がると、程なくして現れた使用人に父はお茶を持ってくるよう声をかけていた。 テーブルにならべられていくカップを眺めてはいるが、それでも痛む頭は考えることをやめてはくれない。 「一気に話しすぎたかな?本当ならもう少し大人になってから話したかったのだけど…」 「はぐらかされる方が腹立つのでそれはいいです」 俺はカップに手を伸ばすとまだ微かに湯気が立ち上るお茶を一口含んだ。 「レイヴァート家の本来の役割も秘密なんでしょうね…それで、今ダニエル様の話までした意味があるんですよね?」 「術を安定させてもらいたかった」 「さっき、俺が貴方に似てると言ってましたけど、クミルも十分貴方に似てますよ…」 結論だけを口にする所がそっくりだが、裏表がない分クミルの方が分かりやすい。そこがあの子のいいところでもあるが、慣れてない奴は振り回されそうだなとも心配になる。 「術が暴走してね。私とダニエルで抑えようとしても出来なかった。でも、シェリオスが…ダニエルの息子が禁術を書き換えて、暴走は止められた」 「…頭いた…だとしたらそれなりに名前が知られててもおかしくないはずですが、俺は初めて聞く名前ですね」 「シェリオスはまだ13歳だし」 クミルと同い年じゃないか…。 俺と二つしか離れていないそいつが、他人のしかも世間には知られていない術を書き換えた。 それが事実なら底の知れない化け物じみた力だ。 ディルクもそれを見たのだろうか…。 「シェリオスは私が作った器を書き換えた。結果クミルは助かったけれど…あの子は…クミルは…魔力が作れないだけじゃなく、魔力が定着しない身体みたいでね…暴走もそのせいだろうね」 「それは、笑えませんね。ディルクは無駄に魔力を渡したことになりますから」 燻っていた怒りが再度広がっていく。 それでも、その怒りを誰に向ければいいのか分からなかった。 「無駄ではないよ。今クミルが無事なのはディルクと私の魔力がまだ器に残っているからだしね。あれだけの魔力だから、当分は大丈夫」 「定着しないならそれもいつかはなくなるでしょ…」 「その前にまた私のをあげるから。私が、やったことだからね…クミルには身体のことは話すよ。でも、それ以外は今は黙っていてほしい。ディルクとシェリオスには私が言う前にダニエルに言われてしまったけどね」 「覚えておきます。ただ、またディルクが何かあったら、俺はクミルに全て話しますよ」 「ライアスはそれでいいよ。ディルクは優しすぎるからね。そこが可愛いのだけど」 父の笑みにいつもの食えない雰囲気が戻っていることに気づくと、俺の返事すらも読まれていたんじゃないかと思えて、ソファから立ち上がるとそのまま執務室を後にした。 執務室を出た後、先程聞いたばかりの話を改めて整理しながら廊下を歩いていく。 とりあえず、呪いとやらの話は今まで通り秘匿事項として、今気にするのは能力の発現の方だろう。 俺に発現してくれれば楽なのだが…。 父の話を聞いて、更にディルクから離れてはいけないと思い始めたが、あまり近くにいるのもいろいろと耐えられそうもない。 「さて、どうしようか」 ディルクとの距離に悩みながら自分の部屋へと続く廊下を更に進むと、不意に何かが俺の服を後ろから引っ張った。 「え?」 「やっと見つけた…」 「ディルク?なに?どうしたの?」 「…あ、いや…起きたらいなかったから…また、避けられてるのかと…」 段々と小さくなっていく声に、前はその手を咄嗟に払い除けてしまったことへの罪悪感が胸を締め付けるも、今は抱きしめたくて仕方ない。 ディルクに気づかれないように手に力を入れながらも、俺の服を掴んだままのディルクに笑いかけた。 「父さんと話をしていただけだよ。それより、休んでなきゃダメでしょ?」 「病人じゃない」 「はいはい。部屋に戻るよ」 少しだけ不貞腐れたディルクに声だけで促せば、掴んだ服を離さないまま歩き出すから転びそうになる。 「ディルク、歩きづらい」 「逃げるからダメだ」 正直…勘弁してほしかった。 どれだけ強く握っていたのか、ディルクの部屋に着いた頃には服にしっかりと皺がついていた。 ようやく手を離したディルクが椅子に座るのを眺めながらこっそりため息をついた。 とりあえず向かい合うように座ってはみたが、気まづさに嫌な汗が背中を伝う。 「えっと…寝てなくて大丈夫?」 「だから病人じゃない」 確かに顔色もよくなっているし、魔力の気配もだいぶ落ち着いているようだが、不調を隠す癖があるディルクを信用していいものか…。 そもそもディルクがここまで強い態度に出ること自体珍しい。 「昨日…なんであんなことしたんだ…」 肩が大きく跳ねた。 なかったことにはしてくれないだろうとは思っていたが、こうもはっきり聞かれると返事に困る。 「……勢い、というか…」 「燃やすぞ」 今のは自分でも酷い返しだと思う。 ディルクも怒ったのか、鋭く睨むと物騒なことを言ってくる。 「ごめん」 ディルクが戻ってきたら謝ろうと思った。許してくれるまで謝ろうと…それなのに謝らなくちゃいけないことを自分で増やしてしまったのだから、燃やされても仕方ないかなとも思う。 謝罪の言葉を吐いた俺に、ディルクは盛大に溜息をつくと、なぜか隣の席に移動してきた。正面を向いたままの俺に、椅子に横向きに座り直すと伏し目がちにチラリと俺を見た。 「別に、謝ってほしいわけじゃない」 「…ごめん」 謝ることしかできなかった。 一度理由を言ってしまったら止まれないと分かるから。ディルクの髪にも肌にも触れたくてなって、その先も止まれなくなる。 ディルクの心が欲しくなる。 「俺は…クミルを助けたかったのは嘘じゃない。でも……魔力がなくなりかけた時…ライアスに会えなくなるかもって、後悔した……」 堪えていた何かが、崩れた音がした。 視線を外したままつぶやくディルクに、胸が苦しくなる。 「俺は、ライアスに近くに居てほしい」 もう止まってはやれなかった。 俯くように下を向いていたディルクの顔を強引に上へと向かせると、唇を重ねる。 拒絶されないことを言い訳に口付けを深くすれば、応えてくれようとするディルクに目眩がした。 ディルクの頭を押さえるように角度を変えれば、ディルクの鼻から抜ける甘い声が鼓膜の奥まで響いて、頭の中が溶けそうになる。 服の隙間から直接肌に触れれば、ビクッと身体を跳ねさせたディルクからようやく唇を離した。 「こうなるから避けてたんだけど…なんで自分から来ちゃうかな」 独り言のように呟けば、熱を溶かしたように潤むディルクの瞳が恥ずかしそうにふせられてしまう。 その熱を自分が与えたのかと思うとゾクリとした快感に理性がかなぐり捨てられていく。 「…好きだから…ダメだってことはわかってるけど…」 俯いた頬を両手でそっと包みこむように添えれば視線だけをあげたディルクにグッと息を飲むも、観念したように額を合わせた。 「俺も…ディルクが好きだよ…だからこれも、二人だけの秘密」 「ライアスとの秘密なら、俺はいいよ」 ディルクの手も俺の頬を包み込むように伸ばされれば、どちらからともなく唇が重なった。 「んっ…」 舌を絡めるとディルクは俺の首に腕を回してきて、それだけでゾクゾクとした快感が腰を襲う。 耐えられずにディルクを抱き抱えれば、その反動で椅子が音を立てて倒れてしまったが直す余裕なんてあるわけがなかった。 「うわっ?!」 「無理…我慢できない」 「ちょっ…!!」 抱えたディルクをベッドに下ろすとシャツの隙間から覗く鎖骨に唇を落としながら、ボタンを一つ一つゆっくりと外せば、顕になった胸の飾りに舌を這わせた。 「んッ…そこ、なんか…ヤダ…」 ビクッと大きく腰を跳ねさせながら言われてもやめるわけがなく、聞こえないふりをして執拗に舌を動かせば、ディルクの声が段々と甘い響に変わっていく。 「やっ、あ、ライアス、そこばっか舐めっ…んっ」 「じゃあ、こっちならいいかな?」 ディルクの脇腹を滑り下ろした手でズボンを引き抜けば、真ん中で半分ほど立ち上がっているそこを下から上となぞり上げていく。本当なら今すぐにでもディルク中に入りたくて仕方がないのだが、傷つけたくはないから自分の欲望を必死に抑え込む。 「だめ…あぁっ…は、あっ…」 シーツをきつく握る手に反対の手を絡ませれると顔を赤くしたディルクが潤んだ瞳でチラリと見上げてくるのは、中々に耐え難い。 痛いくらいに張り詰めた自分のそれをディルクに押し付けるように腰を寄せれば、恥ずかしいのか顔を横に向けてしまった。そのせいで露わになったうなじに吸いつくと、赤い跡がディルクの白い肌に落ちた。 「やっ…無理…いっ…」 「いいよ。イッて」 「んっ…!!」 限界が近いディルクの耳元で囁きながら動きを早めた俺の手に重く吐き出された熱が指の隙間まで汚していく。肩で息をするディルクに軽い口付けを落としたあと、その指をディルクの奥へとゆっくりと埋めていく。 「やっ!ライアス待って…っ」 「…後でちゃんと怒られるから…ディルク」 ディルクの中を指でかき混ぜよるうに指を増やせば、いやいやと駄々をこねるみたいに首を振るディルクに止まるどころか、渇望する思いが抑えられず、強引に指を進めながら再度立ち上がったそれと一緒にディルクを追い詰めていく。 「あぁ…あ、やあ、はっ…」 「…ごめん、限界」 一気に指を引き抜くと、代わりに高まった自分のそれをディルクの中に押し進めていく。 「つっ…!!」 「息吐いて」 息を吐かせるように唇に指をはわせれば、ハクハクと声にならないまま口を動かすのを見て、まだ半分しか入っていなかったそれを一気に根元まで押し込んだ。 「んっぁぁ……!!」 「つっ…」 きつい締めつけに小さく息を詰めつつも、ディルクを自分だけのものに出来た大きな独占欲が元には戻れないという小さな罪悪感を飲み込んでしまう。 持ち上げたディルクの腰を揺さぶれば、その度に漏れでる高めな声に動きが激しさを増すのを止められない。 ディルクは声を隠すように口元に腕を乗せるが、それでも漏れてくる息遣いにディルクの限界が近いと分かると自分のそれをグッと奥まで押し付けていく。 流石に我慢できなかったのか一際高い声を上げたディルクにつられるかのように中に熱が弾けた。 「あぁっ...!!」 「っディルク…」 「…んんっ…」 ディルクに倒れ込むように唇を塞げば、今吐き出したばかりの熱が戻ってくるようで今日は離してやれないかもとディルクの耳元で囁けば、返事の代わりにディルクの腕が俺の首に回された。

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