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第3話

「はすみ、こういち……」  次の日の昼頃、迅は布団の上にうつぶせに寝転びながらスマホを弄っていた。  この家に人が居つかないの原因は、ほぼ100%、コウイチが出るからだろう。ならば、コウイチがここに住み憑くことになった原因があるはずだ。  それを調べる気になったのは、単なる好奇心だった。ただ、何となく。  迅はこれまで霊感などなく、幽霊と遭遇したことはなかった。もちろん、除霊の仕方なんかもまったく分からない。塩振っときゃいいんじゃねぇの?程度だ。  ちなみにコウイチは、昨日迅が遅い昼寝から起きたら消えていた。貸した服もだ。自宅内をぐるっと回ってみたが、二階のクローゼットにもコウイチの姿はなかった。消えたりできんのかよ、と思いながらも風呂場のタオルも玄関の薄汚れた服もそのままだったので、まとめてゴミ袋に突っ込んで玄関の前に出しておいた。  はすみ、こういち。スマホでコウイチの名前を打ち込む。漢字は分からないのでひらがなだが、昨今の検索システムは優秀だ。AIがすぐに蓮見恒一であると予測を立てて、検索結果を表示させてくれた。 「蓮見……恒一」  事件は今から25年前、中年の夫婦が山中で撲殺体で見つかり、引きこもりだった26歳の長男が自宅で死体で発見された。警察は自宅の荒れようから、長男が両親である夫婦を殺害して山中に遺棄したと断定し、被疑者死亡のまま書類送検したという。  その死んだ長男の名前が、蓮見恒一。自宅の場所は番地までは公開していないが、迅の住むこの家のある市町村と同じだった。十中八九、この家で間違いないだろう。 「引きこもりの長男……」  男、恒一は大学受験に失敗し、高卒で地元の工場で働き始めたが23歳の時に退職。その後は3年ほど自宅に引きこもっていたらしい。家庭内暴力の末の殺害ではないかという、警察の見解も記載されていた。 「家庭内暴力、ねぇ……」  そんな風には全く思えなかったが、死ぬと性格は変わるのだろうか。それとも、家族にだけその攻撃性が露わになるのか。  思い返すと、恒一は迅に攻撃的な態度を見せることは一切なかった。ただぼんやりと立っていただけだ。むしろ、迅の方が先手必勝で恒一の腹をバットで小突いて押し倒した。だがその後も攻撃はもちろん、強い抵抗すらしてこなかった。戸惑ったような反応はあったが、されるがままだったように思う。 「まあ事故物件ではあるのか」  少なくとも、確実に恒一はこの家で死んでいるらしい。死体はしばらく放置され、警察が発見したようだ。  ぞく、と急に首の後ろが冷たくなって、嫌な雰囲気がする。音もなく、明かりが消えてリビングが真っ暗になった。テレビと、スマホだけが明るい。 「……なぁ、これ……」  スマホの画面を見せながら振り返ると、すぐそばに男が立ち尽くしていた。暗い部屋に佇む大柄なそれは、恒一だ。テレビに照らされているTシャツの柄に見覚えがありすぎる。俯いた顔は長い髪に覆われてはいるが、床に寝そべって見上げている迅からはうっすらと男の顔の辺りが見えた。 「これお前か?」  恒一はグズグズと泣き出した。両手で顔を覆って、咽び泣いている。指の間から血が溢れて流れていた。  その涙が、両親を殺した後悔の涙なのか、それとも死んだ自分に対するものなのか、迅にはわからない。わからないけれど、暴力をふるうような攻撃的な性格にはやはり思えなかった。 「まあ、ほら、人生色々あるしな」  起き上がって恒一の冷たい手を引くと、崩れるように膝をつく。体つきの割に大きな音が全くしないのは、やはり恒一が生きている人間ではないのだろうと思わせた。 「俺もさ、お前と同じ無職だし、引きこもってるみたいなもんだし」 「ぅ゛う……ッ」 「そんな落ち込むなって、な?」  肩に腕を回して、ポンポンと二の腕を叩いてやる。ティッシュを引き寄せて手の血を拭ってやれば、恐る恐る顔から手を離した恒一が案の定血まみれの顔でこちらを見る。 「あーあ、真っ赤じゃん。ほら、拭けよ」  迅の懸念はその血が床に垂れてシミが残ることだ。二階はともかく、一階はリフォーム済なので汚すと確実に兄に怒られる。男の着ていた服の泥が残っていたことを思い出せば、その血もまた普通に部屋を汚すと考えた。 「泣くな泣くな」 「んぶ……ッう」  ごしごしと雑な手つきで血を拭ってやり、しょげた顔をする恒一を覗き込む。眉尻を下げて、目が少し潤んでいる。癖なのか、ぎゅう、と大きな手でTシャツの胸元を握り締めているせいで、裾の方から腹がチラ見えしている。  その半開きの口元に、迅は自分の唇を押し当てた。何が起きたのか理解できていない恒一の唇を舌で舐め、口の中に忍び込ませる。風呂に入れてやったせいか、カビ臭さも腐葉土の匂いも消えていた。微かに血の匂いがするだけだった。 「ぅ゛……、?んぅ゛……♡」 「忘れちゃえばいいよ。嫌なことなんか」  驚いたのか、恒一の大きな手が肩を掴んで押し返してくる。素直に唇を離してやって言うと、布の張り付く胸元に指を這わせた。 「気持ちイイことしてる間は忘れられるだろ?」 「ッん゛……♡」  ここだろうと見当をつけた場所を人差し指の腹ですりすり♡と擦れば、恒一がきゅっと唇を噛み締める。刺激されてツン♡と勃起する乳首が、布の下から迅の指先を押し返してきた。 「ぉ゛……♡」  そのままくりくり♡こりこり♡と小さな尖りを弄ぶ。肩を掴んだままの恒一の手が力が込められることがないのをいいことに、迅は身を屈めてTシャツの上から乳首に吸い付いた。 「ぅ゛……、ッん、ぁ゛ッ!?♡」  唾液に塗れた舌で勃起乳首をぬるんッ♡と弾く。反対側の乳首も布の上から探り当てて摘まむと、恒一は迅の肩を掴んでいた手で口元を覆った。 「ん゛ん゛ッ……!♡」  迅の手で乳首を捏ねられ、口に含んだ乳首には歯を立てられて堪え切れなかった声が漏れる。それは昨日よりも随分と明瞭で、甘さの溶け込んだ声だった。 「あ゛……ッ♡ッ!?♡♡」 「そうそう、そうやって気持ち良くて泣く方がいいだろ。なぁ?」 「ッ、あ゛ッ!♡」 「乳首気持ちイイもんなぁ?」  ビクビクと震える体を抱き込みながら、迅はそのままスウェット越しに恒一の股間を撫でる。すでに芯を持ち始めたチンポを手のひらで包み込んで緩やかに揉み込み、親指で布を圧し上げた頂点を撫で回した。 「ぅ゛、ぁ゛ッ♡あ゛……ッ!♡」 「気持ちよくて腰浮いちゃうよな?わかるわかる」 「あ゛ッ♡……ッ!♡♡」  迅の言葉通り、恒一は胸元を突き出すようにして背を反らしている。そのせいで迅の手のひらにちんぽを押し付けることになっているのだが、本人はそれに気づいていないようだ。むしろ無意識のうちに腰を押し付けている。 「あ゛……ッ♡あ゛ぅ゛……ッ!?♡」 「前より声出るようになってんじゃん」  良かったな、などと思ってもないようなことを言いながら、恒一の体を布団の上に押し倒した。パツパツのTシャツをまくり上げ、胸板まで露わにする。日に焼けていない白い肌は、昨日見たときよりも血色がいい。土気色ののっぺりとしていた昨日に比べて、何となく水っぽい透明感と血の通った赤みがあった。自分より少し冷たい体温のむっちりとした胸筋を揉み、硬くしこった乳首を指で転がす。 「は、ぅ゛……ぅ゛ぁ゛ッ♡ぁ゛♡」 「モロ感だし、その内乳首でイケんじゃね?」  迅がそう言いながら、身を屈めて乳首に顔を近づける様子を恒一がじっと見下ろしている。昨日から、恒一は抵抗もせず自分から積極的に動くこともないが、迅に好き勝手弄ばれる様をじっと見つめていた。どんな風に責められているのかを見て、興奮しているのだろうか。表情から察することは難しかった。 「あ゛ッ!♡あ゛う゛……ッ!♡」  舌を出し、あえて見せつけるように直接乳首を舐る。恒一はそれに釘付けになり、ごく、と喉を鳴らした。迅の肩に添えられていた手が離れ、首元までめくられたTシャツを握り締める。 「あ゛、ぁ゛……ッ♡」 「気持ち良い?言ってみな」 「ぉ゛ッ♡」  乳首を口に含んで舌先でぎゅう♡と押し潰してやると、恒一は首を仰け反らせて啼いた。迅の言葉を理解したのか、首筋を晒しながら震える声で答える。 「ぁ゛……ッ♡、き、も゛ち、ぃ゛……ッ♡」 「ん?」 「……っ、ぁ゛……?ぁ、ち、ちくびぃ゛、ぎもぢぃ゛ぃ゛……ッ!♡」  眉を寄せて泣きそうな顔をしながらも必死になって伝えようとする恒一の様子が可愛くて、思わず笑みがこぼれる。じゅっ♡と音を立てて強く吸い上げて離すと、恒一は体を震わせて嬌声を上げた。 「あッ♡ぁうッ♡」  まな板の上の鯉のように布団の上で横たわっている恒一のスウェットをずり下ろし、足から引き抜いてしまう。下着は貸さなかったから、先走りに塗れたチンポがブルンっ♡と露わになった。血管が浮き出るほどに勃起していて、腹につきそうなほど反り返っている。半分ほど被った皮に包まれた亀頭の色が濃く、血が集まっているのを感じた。 「ん、う゛……ッ♡」 「ちんちん触ってほしい?」  先端からはとろとろと透明な汁が垂れており、陰毛をしっとりと湿らせていた。指先で先走りを掬い取って亀頭に塗り付けながらわざとらしく優しい声で言うと、恒一は羞恥に顔を歪めつつ小さく首を縦に振った。亀頭を皮ごと手のひらで包み、先走りの滑りを使ってゆっくりと剥き降ろす。にゅるり♡と顔を出す亀頭を親指で撫でると、ビクンッ♡と体を強張らせた恒一の腹筋に力が入って筋肉が隆起した。 「ぁ゛……ッひ、ぃあ゛!♡♡」  迅がそう言いながら手を上下に動かし、竿全体を扱く。恒一は身悶えして踵を布団に擦り付け腰を捩る。  感度が良いのは迅としては気分がいいが、こんなに敏感では生前まともに女も抱けなかったんじゃないかと一瞬思う。だが今はもう関係ない。恒一は死んでいるし、迅の好き勝手に弄り回しても何の問題もない体だ。 「ぉ゛ッ♡ぉ゛お゛……ッ!♡♡」 「すごい声出るじゃん。もっと言えよどこがイイ?」  迅の手の中でチンポの先端がヒクつき、先走りが滴り落ちる。恒一は顔を薄く上気させて喘ぎながらも、どこか恥ずかしそうに唇を噛み締めていた。それでも体は快感を求めてか勝手に腰が動いてしまうようで、迅の手に自分のものを擦り付けるようにして小刻みに動いている。にじゅ♡ぐじゅ♡と小さく淫猥な水音が響いた。 「こうやって竿扱かれんのが好き?」 「っは、ぁ゛……ッ♡ぁう゛、ぅ゛♡」 「それとも先っぽくちゅくちゅされんのが好きか?」 「ぉあ゛ッ!♡……ッあ゛ぁ!!♡♡♡」  ねっとりと絡みつくカウパーを亀頭に塗り込めて、手のひらでそこだけを包み込んで小刻みに激しく扱く。ちゅぷちゅぷちゅぷ♡と粘っこい音を響かせながら手を動かすと、恒一が腰を突き上げて叫んだ。腹から太ももに力が入って筋が浮かび、ググ、と腰が浮き上がる。 「あ゛ッ、ひッ♡あ゛……うッ!♡あ゛……ッ!!♡♡」 「やっぱ先っぽの方がいいみたいだな。でも亀頭だけじゃイけねえよな」  反対の手で硬く隆起した太ももを撫でながら、手首を回すようにして手の中の亀頭を捏ねる。普段包皮に覆われている亀頭は敏感だが、そこだけを刺激して射精できる男は少ない。恒一もカクカクと腰を突き上げ射精したそうにチンポを脈打たせているが、溢れるのは濃い先走りばかりだった。 「ぁ゛……ッ!?♡♡ぉ゛ッ♡」 「気持ち良いなあ。射精したい?」 「い゛ッ♡♡……ッ!♡ん゛ッ……!♡♡」  迅の問いかけに、恒一は何度も首を縦に振る。しつこく亀頭を撫で回しながら、腰を浮かせたまま自分でチンポを握ろうとする恒一の手を掴んで指を絡めて握る。片手しか拘束していないのに、恒一は指を絡めて握る迅の手に縋り付くようにもう片方の手も添えてくる。 「ぉ゛……ッ!♡♡ぁ゛う゛ッ!♡♡」 「ちゃんとイきたいって言えよ。出したいって」  爪先をキュッと丸めてどうにか快感をやり過ごそうとしている恒一に言いながら、パッと亀頭から手を離した。へたるように腰を落とした恒一の亀頭の窪みがくぱ♡くぱ♡と名残惜しそうに動くのを見下ろしながら、指の腹でゆぅっくりと裏筋を撫で上げた。途端、恒一が堪らないといった風に腰を揺らめかせ、涙を滲ませた瞳がぎゅっと閉じられる。 「ひぐッ、……ぅ、あ゛ッ♡……ッぃ゛♡」 「んー?」 「ぃ゛ぎだい゛、でず、ぅ゛……ッ♡」  喉の奥が潰れたような涙声で、恒一が迅の手を握り締めながら告げる。ぐすぐすと鼻を啜りながら、こっちをじっと見下ろしてくる。目に浮かんでいる涙は血の色をしておらず、白濁した黒目を潤ませていた。 「あ゛ッ!?♡♡ひぃ゛ッ!♡あ゛ー……ッ!!♡♡」 「いいよ、全部出して」  はちきれんばかりのチンポを握り込み、根元から絞り上げるように圧をかけながら扱く。カリの段差を通過すると、恒一の腰が跳ね上がった。にぢゅ♡ぢゅぷ♡と音を立てながら手を大きく上下に動かして射精を促す。 「あ゛ッ!♡あ゛ッ!♡♡い゛ッぐ♡♡……ぅう゛ッ♡♡い゛ぎま゛ずッ♡♡」 「ちゃんと言えてえらい」 「イぐ……ッ♡あ゛ぁ゛……アッ!?♡♡」  射精寸前の恒一のチンポをと扱きながら、迅は恒一の股の間に身を乗り出した。射精の宣言をうわ言のように口走る恒一を笑いながら、大きく口を開けて弾けそうな亀頭を口に含む。驚いたような高い声を上げた恒一がビクンッ♡と足の先までピンと伸び切らせて仰け反った。竿を激しく扱きながら舌全体で亀頭を舐めしゃぶり、じゅぅ♡と吸い上げてやる。 「ぉ゛、あ゛……ッ!!で、出ま゛ずッ♡♡あッあッ♡ッ……ん゛ん゛ッ……~~!!!♡♡♡」 「んむ……ッ♡」  ドプッ!♡ビュルルルーーッ!♡と勢いよく吐き出される大量のザーメン。雄臭さに迅の鼻腔が満たされて、口の中いっぱいに広がる濃厚な雄の味に頭の奥がジンジンした。舌に絡みつくゼリーのようなザーメンを受け止めながら、ぢゅるっ♡ぢゅうっ♡と音を立てて吸い上げる。 「あ゛ッ!♡♡あ゛あ゛ッ♡♡」  恒一は体を弓なりに反らせて痙攣している。迅が射精中のチンポを咥えて吸い上げたせいだ。腰を揺らして必死に逃げようとしているようだが、迅は片腕で太ももを押さえ込み、もう片方の手を尻に回して引き寄せているため逃げられなかった。むしろ逆に腰を押し付ける形になっているため、より深く飲み込まれてしまっている。 「んん゛……ッ」  音を立てて口からチンポを引き抜くと、手早くティッシュを引き抜いてそこにザーメンを吐き出す。口に残るネバついた感触を舌で拭いながら、ぐったりと体を投げ出している恒一を見下ろした。散々嬲られた亀頭は真っ赤に腫れ上がり、ヒクヒクと痙攣している鈴口から残った精液がトロォ♡と溢れ出していた。血色はますます良くなり、唇や乳首の先端が仄かに赤みを帯びている。 「気持ち良かったなぁ?」 「あ゛……♡」 「嫌なこと忘れられただろ?」  射精の余韻で惚けたままの恒一の腹に手を這わせながら、迅はそう言った。恒一は頷いて、呆けた顔のまま天井を眺めている。その間にと恒一の両膝を立てて開かせ、腰の下に自分がいつも使っている枕を押し込んだ。肉厚な尻が上向いて、親指で肉山を広げると先走りで濡れたアナルが晒される。 「ぁ゛ッ!?♡♡」  少し力を込めて圧せば既にカウパーで濡れていたそこは、容易く迅の指を迎え入れた。指先をにゅぷり♡と埋めてみても、恒一は特に抵抗することなく大人しくしている。 「ぅ゛……ッ♡んぁ゛♡」 「前立腺弄られんの好きだもんな」 「あ゛……ッ♡♡」 「昨日みたいに声出して。もっと聞かせて」  指を二本に増やし、肉壁を押し拡げる。そして恒一の弱いところを探し当て、こりゅ♡と圧し上げる。恒一は目を見開き、ガクンと腰を跳ねさせた。迅の指を肉筒で締め付けながら、口の端から涎を垂らす。 「お゛ッ♡♡お゛ッ♡♡お゛ぐッ♡♡ぅ゛う゛ッ♡」 「おー、すっげぇ声。もっとイイとこ触ってやるから教えろ」  前立腺をぐりゅぐりゅと押し込まれ、腹の中から快感を与えられて、コウイチは喘ぎ声とともに迅に応える。男の指を二本咥え込み好き放題弄られるまま、迅の手に反応してビクビクと震えた。 「ぉ゛ッ♡♡ぞごきもぢぃ゛ッ♡♡ぜんりつせ、ん゛ん゛……ッ♡♡あ゛ッ!♡♡」 「ここな?」 「う゛ん゛……ッ♡ぎも゛ぢぃ゛♡♡ぃ゛い゛ッ♡♡♡」  恒一は迅の言葉に何度も首を縦に振った。問われるまま答え、もっと、と言うように自分で自分の足を抱え上げた。そうしろ、と昨日迅が言ったのを覚えていたようだ。  晒された腿裏を撫でながら褒めると、恒一が膝を両腕で抱え込んだ。自分で胸の方に膝を引き寄せたために、迅の指をくわえたアナルも金玉もチンポも全て晒した扇情的な姿勢に迅の興奮も煽られる。 「奥は?」 「ッお゛ぐ……♡ぅう゛、んッ♡」  三本目の指も押し込んで根元まで含ませ、指先で肉壁を撫でる。きゅぅ♡と窄まった肉輪に逆らって引き抜きまた押し込む。指をチンポ代わりにしてピストンし、前立腺をひっかけると恒一が悲鳴じみた声を上げた。 「あ゛ッ!♡♡あ゛……っ♡あ゛ッ♡♡」  指を開いて腸壁を拡げてみるが、恒一は陶然とした顔のまま口を半開きにして喘いでいた。枕を敷いたせいで腰が持ち上がり、勃起したチンポがへそまで達している。腹筋に押し付けられ、下腹に粘液を撒き散らしながら快感にヒクつくそこは、二回目の射精も近そうだ。 「お゛ッ!♡♡お゛ッ!!♡♡」 「お尻も気持ちいいなぁ」 「ぁ゛っ♡♡ぅあ゛……ッ!♡♡♡」 「クパクパしてエロ……♡」  ぬぽっ♡と指を抜き去ると、ヒクつくアナルが赤い粘膜を覗かせながら開閉している。空になった肉壺が切なそうに窄まる。迅がハーフパンツと下着をずり下ろして自分のチンポを扱いて見せると、恒一は鼻にかかった声を漏らしながら目でそれを追いかける。すでに勃起していたチンポは軽く擦っただけでビキビキと血管を浮き立たせ、鈴口からはカウパーが滲む。 「ん゛ぅ♡♡……ッ!♡♡♡」  恒一が期待するように喘ぐのを見下ろしながら、片手で太ももを支え、もう一方の手で亀頭をアナルに押し付ける。チンポを欲しがって吸い付いてくる肉輪がくちゅ♡くちゅ♡と亀頭をしゃぶってきて、迅はその刺激にブルっと身を震わせた。 「ぁ゛ッ♡♡ん゛……ッ♡♡♡」 「っは……、もうチンポ咥えるの覚えちゃったな?」 「ぉ゛……♡♡ぉ゛ッ!♡♡っぁ゛ん゛ん゛ぅ゛うう゛……ッ!!!♡♡♡♡」  締め付けの強い肉の輪を押し拡げて亀頭を挿入し、そのまま体重をかけて狭い肉筒を奥まで割り開いた。性急に奥まで開かれた恒一が押し出されるような呻き声を上げるが、その声音はどうしようもなく蕩けていた。  むっちりと厚みのある尻に下腹を密着させてチンポを根本まで飲み込ませ、迅は熱い息を吐く。 「ぉ゛ぉ゛……ッ!♡♡♡」 「っあ゛……!♡♡すげぇなこれ……ッ!」 「お゛ッ♡♡お゛ぐっ♡♡お゛ッ♡♡」  ぐりゅぅ♡と捏ねるように腰を動かせば、恒一は枕に頬を押し付けるようにして首を逸らした。迅のチンポに絡みつく肉襞は柔らかく、それでいて締め付けと蠕動を繰り返して精液を搾り取ろうとする。昨日も恒一の胎内は具合が良かったが、今日のほうがさらに凄い。 「あ゛ッ♡♡ッ♡♡」 「昨日よりヤバ……っ」 「ぉ゛ッ……!♡お゛んッ!!♡♡」  ずるずると引き抜き、ごちゅんッ!♡と最奥まで突き入れる。恒一の目が見開かれ、押し潰されたような濁った悲鳴が迸った。先程まで指で可愛がっていた前立腺を迅の亀頭に抉られ、抱え込んだ膝を震わせている。その膝を掴んで開かせ、上体を倒して恒一の体に伸しかかった。 「お゛ッ♡♡あ゛ぁ゛……ッ!♡♡ぉ゛ッ♡♡♡ぉ゛ぅ゛う゛ッ!♡♡♡」 「はぁ゛……っ!すげぇ……♡」  ゆっくりとしたピストンで内壁でチンポを扱き、時折最奥まで突き入れると恒一が背を弓なりに反らして肉襞を絞り上げる。はっ♡はッ♡と喘ぎ混じりの浅い呼吸で迅の肉棒を受け止め、震える手を背中に回してくる。ほんのり暖かい手のひらが背中に触れ、縋るように肩口へ滑っていく。 「う゛ぅ゛……ッ♡♡じん゛ッさ♡ぁ゛……っぐぅ゛♡♡」 「……その呼び方いいな。もっと呼んで」 「ぅう゛ッ♡♡じん、さん゛……ッ♡♡じん゛、さん゛……っ♡♡」  必死になって迅の首元に額を擦りつけ背中に縋る恒一の呼び方に、迅から与えられる悦楽に翻弄され情けなく震える鳴き声に、支配欲にも似た満足感がじわりと広がる。自分の手管を打算計算なく素直に受け止め追い詰められる恒一の痴態は、迅の欲望を際限なく掻き立てた。 「かぁわいい♡お前かわいいなぁ……」 「ん゛っ♡ッう゛♡ぅ゛……ッぁ゛……!!♡♡」  恒一の肩を撫でててやりながら、ぱちゅっ♡ぱちゅッ♡と腰を打ち付け続ける。片手を恒一の頭の後ろに回し、髪を掴んで顔を上向かせた。薄く上気した恒一の顔が露わになって、迅のチンポに貫かれ身の奥から込み上がる恍惚に蕩けたそれをじっと見つめる。  薄く靄のかかった恒一の黒目と視線が絡んだ瞬間、みっちりと媚肉が狭まってきたので奥まで腰を押し付けて動きを止めた。 「お゛ッ♡♡ぉ゛ッ♡♡」 「っは……♡すげぇ締まる……!♡見られてんのも気持ちいいんだ?」 「は、ぁ゛ッ……♡あ゛ッ♡ぅう゛……ッ♡」  きゅうぅ♡と締め付けては恒一の体の強張りに合わせて引き攣る肉壁の愛撫をチンポで受け止め、熱心な動きに快感が駆け上がり頭の奥が痺れる。恒一は迅と目を合わせたまま自分の良いように腰をヘコつかせ胎内をうねらせて悦楽を貪ろうとしていた。 「ぃ゛ッ♡ひ、ィ゛……ッあ゛♡」 「気持ちいい顔してんな、自分で腰動かして」 「や゛……ぁ゛ッ♡あ゛ッ♡」 「やだってお前がやってんじゃん。すっかりケツ掘られんの好きになっちゃったなぁ」  恒一の後頭部を掴んで視線を絡めたまま、ピストンを再開する。恒一が視線を逸らそうとすれば髪を引いてこちらを向かせ、上半身は密着させたまま腰だけの動きで尻を犯す。ごぢゅっ♡ぬぢゅっ♡と粘った水音をたてて粘膜を擦り合わせながら、顔を歪める恒一を見つめた。 「お゛……ぐ、ぅ゛ッ!♡……お゛ッ♡お゛ッ♡♡」 「あ……ケツ締まってきた……ッ♡ケツでイきそう?♡」 「ん゛ッ……ぅ゛う゛♡ぅ゛、ん゛……ッあ゛、わかんな、ぃ゛ッ♡」  ビク……ッ♡……ッビク♡と断続的に男の体が強張り、突き入れられるチンポを包み込むように濃厚に媚肉が狭まっていく。戸惑って首を横に振る不安そうな恒一に、迅は腰を動かしながら空いた手で指を絡めて繋いだ。ぎゅう、と力を込めて握られ、ひどく気分が高揚する。 「怖くねぇよ、気持ちイイだけだから。ほら言えよ、気持ちイイって」 「あ゛、ぅ゛う゛……ッ♡♡ぅ゛、ぃ゛いッ♡ッ♡ぎも゛ぢぃい……ッ♡♡♡」 「目反らすな、こっち見てろよ……」  にゅぢゅ♡ぬぢっ♡ッぬぢゅ♡と締まる肉襞を擦り上げながら、執拗に活塞を続けた。口走るたびに自覚するのか、恒一がアクメに押し上げられていく様子が手に取るようにわかる。 「ん゛っ、……ほら、イけ♡」 「ぅ゛ッ♡♡あ゛、ぁ゛ッ……~~ッ!!♡♡あ゛ぁッ!♡♡イ゛ぐッ♡イ゛……ッぐぅう゛う゛う゛……~~ッ!!♡♡♡」  恒一の全身に力が入って、絞り出すような嬌声がこぼれる。恒一の顔が真っ赤に染まって、眉が悩ましく歪み、口が酸素を求めるように開閉して喉の奥から音にならない嬌声が迸った。抱え込んだ足の爪先までを強張らせ、ビクビクと全身を痙攣させて射精の伴わない雌の絶頂を享受する。全身を震わせながらも、無意識なのか迅の腰に足を巻き付けてきた。チンポを引き留めてアクメに震える肉壁でしゃぶり尽くす。 「はー、すっげぇな……」 「ぁ゛……ッ♡ぁ゛ぁ゛……ッ♡ぉ゛、お゛……ッ♡♡」  雄肉を食い締めて蠕動する肉襞のあまりの快感に迅はグッと奥歯を噛み締めた。このまま恒一が落ち着くまでじっとしてやった方が優しいことは知っている。だが、それ以上に恒一の淫猥な反応を見たい。射精以外の絶頂は終わるまでが長く、恒一は深く長いアクメの中にいる。肉襞がヒクつきながら蠕動する感触を味わいながら、迅は恒一の耳元に唇を寄せて囁いた。 「……ッ♡チンポしゃぶるのやめらんねえな?もうイッたのになぁ?」 「ッ、ぁ゛、ぉ゛ッ!♡♡ぃ゛ッ♡ぁ゛……っん゛、ッ!♡」  煽って半開きの唇に食らいつくと、恒一が目を丸くする。構わず舌を突っ込んで口内を舐め回し、舌を擦り合わせて貪った。アクメ直後の濃厚なキスに恒一の目がうっとりと蕩け、健気に応えてくる。迅の舌を追いかけ、肩に縋っていた腕でより強く縋りつき腰に足を巻き付けたままヘコヘコ♡と尻を振った。 「んぅ゛……♡ふ、ぁ゛♡」 「ッん……♡」  ぬちゅ♡ちゅるっ♡と卑猥な音を立てて口腔を貪り合い、互いの舌を絡め合う。恒一は夢中になって迅の口の中を貪り、迅の舌を捕まえて舐め回した。そんな恒一を宥めるように腰を揺すってやると、甘ったるい喘ぎ声が漏れる。そうしてねちっこく舌を絡めながら、迅はゆっくりとピストンを再開した。 「……ッ!♡ぉ゛、……ん゛ッ♡ん゛ッ♡♡」  恒一は声にならない喘ぎを漏らしながら、目を見開いて迅を見つめる。迅は恒一と視線を絡めたまま、ゆっくりと腰を引いた。散々乱れ蕩けた姿を見せ続けられ、躾けた肉壁がチンポに媚びて愛撫を続けるのを堪えていたがそろそろ我慢も限界だった。  吸い付いてくる肉襞を押し拡げ、カリ首に引っ掛けてから勢いよく奥まで突き入れる。ごちゅっ♡と重い衝撃が走り、恒一の体が跳ね上がった。   「ぅ゛ッ!♡♡あ゛あ゛ッ♡♡あ゛ッ!♡♡」 「あ゛ー……、俺もイきそ、っ♡」  口の端から涎を垂らしながら恒一が喘ぐ。迅はその表情をじっと見つめながら、肉壁を蹂躙する。恒一の膝裏を掴んで足を大きく開かせ、角度を変えて責め立てる。結合部からは泡立った液体が漏れ出て、シーツに染みを作っていた。 「お前のケツでイかせて♡」 「あ゛ぁ゛ッ♡♡じん゛さん゛ッ♡♡♡じん゛さ……ッ♡♡」  迅は恒一の足を掴み直し、ラストスパートをかける。肉棒を引き抜き腰を打ち付ける動作を繰り返し、衝動の赴くままに狭い肉壺でチンポを扱き上げた。肌同士がぶつかる音と水音が部屋に響き渡る。 「ぁ゛、あ゛ッ♡♡あ゛ッ♡♡ぉ゛ッ♡♡ぉ゛ッ♡♡ぉ゛、ぁ゛ッ!♡♡」 「ぐ……ッ、イっく……ッ!♡♡」  腰の奥から込み上げる射精感に突き動かされるまま、腰を叩きつけて一番奥で射精する。びゅぅうううぅっ♡♡と勢いよく吐き出しながら、腰を震わせて最後の一滴まで出し切ろうと何度も揺すった。恒一は迅に足を絡めたまま腰を押し付けてきて、胎内の深いところで受け止めている。 「は、ぁ゛……♡ぉ゛……ッ♡♡」 「……っ、は……ぁ」  ゆっくりと脱力し、恒一に凭れかかる。重たそうな様子もなく受けとめて背中を撫でてくる恒一のアナルから、ぬぽ……ッ♡とチンポが抜ける。息を整えながら見下ろすと、恒一はまだ快楽の余韻に浸っているのかぼんやりとしていた。目尻からこぼれる涙を拭ってやり、前髪を掻き上げてやる。 「恒一」 「……ぁ゛、ぁ゛……ッ♡♡」  緩やかに瞬きをした恒一は、ぼや、とした顔でこちらを見上げてくる。大きな体を持つ男が自分に組み敷かれて雌の顔を晒している事実に満足して、迅は濡れた唇に軽く吸い付いてすぐに離した。 「嫌なこと思い出したらまた来いよ?またヤろうな」 「ぁ、……♡」 「あと、俺が呼んだらすぐ来いよ、いいな?」  頬を撫でながら言うと、恒一は僅かに頷いた。言われている意味をしっかり理解してる様子で、膝を擦り合わせている。  これでしばらくは性欲が溜まることもないなと迅は思った。おまけに見た目も反応も好みの男だ。死んでいるなら体調不良も何もないだろうし、病気だってそうだ。なぜ触れるのかは分からないが、死体でもないのだから死んだ人間がかかる病気があろうはずもない。都合のいい相手がいたもんだ、と心の中でほくそ笑んだ。 ------------------------------- 完結編はFANBOX限定で8月に公開予定です。

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