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深雪と第1連隊

ふふ‥ねぇ、一緒にあそぼう? こっちへおいでよ さあ、怖がらないで‥ ザワザワ‥ザワ 複数人の笑い声と木々の揺らぎが聞こえ、可愛らしい声とは逆にいびつで異様な見た目のこの世の者ならざる者の鼻につく悪臭 (なんなんだよ、こいつらっ) つー、、 背筋に伝わる不快な汗と異形の存在を感じ白鳥深雪(しらとりみゆき)は恐怖を覚えた (逃げなきゃ‥) でも、足が体が動かない 怖い‥怖いよ 帰りたい でもどこへ?帰る場所から出てきたばかりじゃないか! 成人を機に幼少より住んでいた養護施設から旅立ち何時間も経たないうちにに捕まった (先生の言うとおり施設から出るんじゃなかった) 遅すぎる後悔に目を潤ませ、伸びてきた複数の手により闇に引きずりこまれていたその時あたりが真っ白に光った 「…っ」 (夜なのにこの明るさは?次はなんだっ) 恐怖におののき溢れでた涙により歪む視界に見えたのは数人の男性たち 揃いの制服?軍服のような黒くてボタンのたくさんついた服を着た一行は異形を一瞬にして消し去った 「…ぅぐ…っ」 「隊長っ!いまケアします」 腕章を付けた長身の男性がうめきながら片膝を付くと、さらりとした白に近い金髪で二重瞼の綺麗な青年が駆け寄りためらわずに唇を合わせ口つけた 重なり合う舌の音が響き、思わず視線をそらすと同時、残りの数人に取り囲まれ右脇に体温計、左腕に血圧計、右人差し指にパルスオキシメーターをつけられた 「な、なっ…なにすんだよ!」 「よしよし、坊や。怖がんなくていいぜ」 「怖がってなんかっ」 「嘘言うんやないで?足。ぶるっとるやん」 「せからしか!大河(たいが)。怖い思いばしたとこだけん、優しくしてやらんね」 「あー?お前のがうるさいねん、透馬(とうま)。ほんま、おかんみたい」 「なんば言いよっと!!」 「こらこら、隊長に怒られるぜ?2人とも。仲良く、な?」 「堪忍、副隊長、許してや」 「うーわ、身のひるがえし早かね」 「うるさいわっほんま」 「はいはい、坊やが困ってるからここまでに。な?優兎さーんっ!緊急ガイディングいるかも」 呼ばれるまで濃厚なキスをしていた2人は何事もなかったかのように深雪の側に駆け寄り 「数値は?」 「めちゃくちゃだぜ?見る?」 見せられた数字に速瀬鷹也(はやせたかなり)は頭を抱えた 「優、緊急ガイディング」 「ok」 慣れた手つきで優兎が深雪の右手を引っ張り包み込むように抱きつくとすぐさま閃光が走り驚いた深雪は飛び跳ねて優兎を突き飛ばし後ろに下がった 「やめっっ」 「え?ちょ…待って。まだ送り込めてない」 再度、深雪にハグをしようとすると深雪は座り込み体を震わせ 「やだっ。触んないで!」 「で、でも…こんな状態じゃ、隊長っ」 「リトライ」 「ok。震えなくて大丈夫。やり方かえます。ほんの3秒ほど手を握るだけ」 にっこりと笑み、優兎が手を伸ばすと深雪はその場に倒れた 「…!な、なんで?隊長ー」 「んー…拒否が強すぎるな。気絶してるとこ悪いがこのままガイディング」 「分かりました」 そっと深雪の頭に手を乗せ優兎は聖母のような顔つきで深雪を撫でた

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