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第3話
机の上にノート型パソコンが出され、湊は質問していった
「たぶん先生とだと恥ずかしくて答えられないかもだからあらかじめ質問するね。これまでに精通または初潮と思われる体液は出ていないんだよね?」
「はい、まったく」
「それは心配だね。αの香りが魅力的だなぁとか反対に不愉快って感じたこともない?」
「ない、、です」
カタカタとパソコンに入力する音が響いた
「勃起はしたことある?」
「ぼっ!?」
(は、恥ずかしい…っけど。こたえなきゃ、なんだよね?)
「あ、あります」
「イったことは?」
「イった…とは?」
「ぴんとこないかな?んー…ジェットコースターから落ちるようなとか頭が真っ白になる感じ、ふわふわとしたり。オナニー、したことないかな」
「オナっっ」
(綺麗な顔してすごいことを言う看護師さんだ)
「えと、、」
「ふふ、恥ずかしい?大丈夫だよ。みんなしてることだから。僕もしてるよ、2日おきくらいかな?発情期に入るともっと頻繁だけど」
「何回か…ある。けど…分かんなくて。気持ちいい?のかな」
「気持ちいいよ。性交渉はまだ?」
「な、ないっ」
「そうかそうか。後ろは使ったことある?」
(後ろ?後ろって、、)
これは…どういう意味!!
「あ、あの?」
「ん?あー…もしかして分からない?前立腺は分かる?おしりの中にある器官なんだけど」
「…っな、ないです」
「そう…か。んー…検査、耐えられるかな。ちょっと心配になってきた」
「え?…何?怖い?痛い?」
「大丈夫。大丈夫だよ、僕がそばにいるから。ね?」
ウインクして湊はナオにエールを送った
「看護師さん…帰っていい?」
「だめ」
「帰りたい」
「先生に会ってからね?さぁさ。行くよ」
湊は立ち上がるとナオを椅子から降ろし診察室へと促した
「先生。入江さん入りまーす」
「どうぞ」
手を引かれて診察室へと入ると感じたのは爽やかなグレープフルーツの香り
40代くらいの紳士が椅子に座り、20代半ばくらいの茶髪の青年が立っていた
片目が茶色くてもう片方が黒い。オッドアイってやつ?
2人ともα…?賢そうに見える
って当たり前か。お医者様なんだから
「あの、お願いします」
「主治医になります佐倉海里 です。隣は研修医の立花京介 。お名前をお願いします」
「はい。入江ナオです」
「お願いします。じゃあ早速だけど隣へ行こうか」
(隣?)
指さす方向を見るとカーテンがかけられていて続き間があるようだった
中に入るとカーテンで向こうが見えないようになっていて4本の足だけが見えた
部屋の真ん中には異様な椅子が置かれていてナオは後ろを振り返り湊に助けを求めた
「看護師さん。どうしたら?」
「ズボンと下着を脱いでカゴに。抜げたらそこの椅子に座るよ。検査用の椅子ね?この椅子、動くから動かないでね?」
「あのカーテンは何?」
「プライバシー保護かな?怖いなら開けるよ。開ける?」
「うん…見えないの怖い」
「じゃ座ったら開けるね」
「はい」
ナオは言われた通りに脱いだ
暖房が入っているから寒くは無いけどこっけいだ。
下半身だけすっぽんぽん
シャツを限界まで引っ張るとおそるおそる椅子に腰掛けた
数秒後、カーテンを開けたことと椅子に座ったことをナオは後悔することになる
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