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第8話 佐倉&湊サイド
勤務後、会話無く家路に着いた2人はソファに並んで座り気まずい時間を過ごしていた。
はじめに口を開いたのは佐倉
「さてと…何か言うことは?」
「…」
「だんまりか?」
「ごめん…なさい」
かぼそい声で答え、唇を噛むと湊は佐倉のシャツの裾を引っ張った
引っ張られた佐倉は湊の顔をのぞきこみ
「るーか、唇。噛まない」
「だって…海さん怒ってる」
「怒ってない。ただあきれてる。患者さんとコミュニケーションをとるのはすごくいいことだ。けど、公私混同するのはどうかな?」
「だめ…だと思う」
「だな。これからは気をつけれるな?」
「うん。あの、、」
「ん?」
「お仕置きは?」
「されたいのか?」
「そ…それは…やだ、けど…悪いことしたなとは思ってる。だから」
言いにくそうに言葉をつむぐ湊の顎を佐倉は掴み、チュと口つけ
「脱げるか?ここで」
低い声で囁いた
囁かれた湊は顔を赤らめ
「…え?ここで?電気も消さずに?」
(海さんやっぱり怒ってる…)
「できないか?」
「ま…待って。やる…やるけど、、寝室じゃダメ?」
「お仕置き、、なんだろ?」
「うん」
「じゃあやれるな?」
「分かった」
意を決して湊はソファから降りて立ち上がり佐倉の前に立つと1枚ずつ脱ぎ落としていった
(見てる…。見られてる)
恥辱に湊は震え、最後の1枚の下着になると陰茎を半分勃たせ、ためらった
「も、許して?海さん」
「恥ずかしいか?」
「はい、とても…。見ないで」
「断る。発情期じゃないお前を見せてみろ」
番同士でありながら2人は発情期以外で交わったことはなかった
今、その歴史が変わろうとしている
「するの?海さん」
「嫌か?」
「嫌…じゃない。けど、ちょっと怖い」
「発情期じゃない患者さんを発情させたりするのにか?」
「…う、、それは仕事だから」
「明日」
「え?」
「今日の患者さん。入江ナオくん」
「彼がどうしたの?」
「大変な仕事になるぞ、おそらく」
「そんなに?」
「数値が低すぎる、、少し荒療治もしないといけないかもしれない」
「可哀想に…」
「子供のまま、それも可哀想だろ?」
「うん」
「ケア。しっかり頼むな?」
「分かった」
まじめな顔つきから佐倉は微笑み、手を伸ばして湊の手を握り
「寝室…行くか?」
「…うん」
2人はリビングから寝室へと歩いていき発情期では無い初めての夜を過ごした
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