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第7話 京介サイド
今日の研修はきつかったー
京介は帰宅し、簡単に夕食を済ませると自室に戻りベッドに倒れ込み、ごそごそとズボンをおろし陰茎をしごいた
「…く…ぁ、……は…ぁ」
(手がとまらない)
「…っ」
(やめなきゃいけないのに…やめられない)
京介は精通してからというもの酷い性的欲求に悩まされていた
それはαの発情期であるラットとは関係なく起き、疲れるとさらに欲求が深まる
(このままじゃΩどころかβさえ襲いそうだ)
数分後、果てた京介は汚れた右手を頭上にあげ、ため息をついた
「はぁ…、昼間の患者さん、、彼に次また会うのが怖いな」
さすがに院内で襲いはしないだろうがラットが急に来たら自制できる気がしない
それくらい魅力的な子だった
あの静電気はいったい…?
それにあのかおり、、
ほのかにかおる苺
飴かと思ったけれどあの匂いを嗅いでからどうにもおかしい
フェロモン…?
かおりを思い出すとそうかもしれないと京介は思った
なんだろうか?Ωのかおりなんて学校や病院、街中で嗅いだこともあるのにこんなにも欲求が膨らむことはなかった
まさかとは思うけど
佐倉医師の言っていた“運命”なのか?
であれば…彼の方も何か感じたはずだけれど、そんなそぶりはなかった
単純に疲労が強かったのか?
明日に備えて薬を飲んでおくか、、
白濁にまみれた手をティッシュで拭うと京介は引き出しから小さな箱を取り出した
α抑制剤ー
立花製薬。京介の叔父の会社の製品だ
他にもΩを発情させる薬やβをα化、Ω化する薬、欲情したΩを制止する薬までダイナミクスに特化した製薬会社で特許取得まである
安心安全に優れたそれらの製品の開発はそれはそれは大変だったらしい
その苦労して作られた水無しで口内で溶かす薬を飲むと京介はズボンと下着を履き直し、早々に眠りについた
明日、平静でいられますように…
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