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第51話 ※久しぶりのご主人様の寝室で
「リック、さぁ着いたよ」
「ん……」
「苦しい?」
「だいじょぶ、です……」
何とか声を絞り出して返事をすると、クロード様が額にキスをしてくれた。
それだけでも変な声が出そうになってしまう。
早く……早く、二人だけになれるところに行きたい。
「もう少しだからね」
「は、い……」
俺を軽々と抱き上げたクロード様は足早に邸の中へ入っていった。
すると懐かしい聞き覚えのある声が聞こえてくる。
「旦那様? 王宮でお泊り中では……いかがなさいました?」
この声は……アーヴァン様だ……。
「アーヴァン様……」
「リック?! これは一体……」
「説明している時間はないんだ。 レイラはいるか?」
「はい。 すぐに呼んで参ります」
アーヴァン様の足音が遠ざかっていく。
でもすぐにバタバタと足音が近付いてきて、優しくて温かい声が聞こえてきた。
「リック?! これは……どうしたのです?」
「レイラ様……おひさしぶりです……」
「リック……ああ、顔が赤いわ」
俺にとってお姉さんのような存在のレイラ様……久しぶりに顔を見てお話すると嬉しくて涙が滲んでくる。
「レイラ様……ごめんなさい、おれ……」
「今は喋ってはダメよ。 旦那様、熱でもあるのですか?」
「いや、これは……薬を盛られたのだ」
「薬? 一体何の……」
「説明は後だ。 私の寝室のベッドに寝かせたい」
「すぐにご用意いたします」
レイラ様や邸の使用人たちの足音が遠ざかり、クロード様も歩き始める。
「私の部屋へ急ごう」
返事のかわりに頷き、すぐにクロード様の部屋へたどり着く。
少し離れていただけなのに、長い間離れていたかのような懐かしさ……ご主人様の匂いに溢れていて、それだけでも頭がおかしくなりそう。
嗅覚が敏感なので余計にクラクラしてくる。
大好きな匂い……いい匂い……。
発情した獣のような息遣いになっていく。
「は……っ、はっ……クロードさまぁ」
「リック、もう少し待ってね。 皆、用意してくれてありがとう。 少しリックと部屋にこもるから誰も近付くな」
「旦那様、リックは何の薬を……?」
「……私じゃないと解決できない薬なんだ」
「「………………」」
クロード様の答えに誰も何も声を発することはなく、そのまま部屋を出て行ってしまったのだった。
「もう大丈夫だよ」
「え……ホントに……?」
「うん、皆出て行ったから」
ご主人様の言う通り部屋はシンと静まり返り、俺とクロード様二人だけになっていた。
俺は相変わらずご主人様に抱きかかえられていて、宝物を扱うようにベッドに下ろされる。
でもどうしても離れたくなくて、クロード様の首にしがみついてしまう。
「クロードさま……あついぃっ……」
「うん。 よく頑張ったね」
部屋中のご主人様の匂いと彼からの言葉に堪らなくなり、自分から口付けていく。
「んむ……んんっ……はぁ……」
「リック……かわいいね」
クロード様は俺の耳を撫でながら、愛おしむように唇を重ねてきた。
舌の先で口内を擦られると背中が粟立ち、体から力が抜けていく――。
「ここ、すごいことになってる」
すでにじんじんしてぐちゃぐちゃになっている俺の下腹部を優しく撫でながら、意地悪な事を言ってくる。
でもそんな事はもうどうでもよくて……もっと触ってほしい。
本能で求めてしまうのか、腰が自然と動いてしまっていた。
そんな気持ちが伝わっていると言わんばかりに、クロード様が衣服の上から強く握ってくる。
「ああっ!」
「触ってほしいの?」
「ぁ……う…………はひっ……さわってぇ」
「いい子」
あっという間に下半身の衣服を脱ぎ去られ、恥ずかしい箇所が露わになってしまった。
思っていた通り熱棒の先端からだらしなく液体が溢れ出ていて、すでに滴り落ちてドロドロになっていた。
「ふふっ。 リックのここ、ひくひくしてる……」
「うぅ……だって……っ」
「辛いよね……ふぅ――――」
「ひゃぁぁっ!」
突如息を吹きかけられ、あられもない声が漏れ出てしまう。
クロード様の息はひんやりしていて、火照った体に刺激が強すぎる……!
「やめっ」
「ごめんね。 すっごくかわいくて、かわいくて、いじめたくなっちゃう」
「そんな……っ」
もう体中熱くてじんじんするし、とにかくご主人様に触ってほしいのに――。
涙目で恨めしそうな表情を向けるとそれすらも嬉しそうで、舌なめずりをしているように見えたのは見間違いではなかったようだ。
熱くて熱くて仕方ない下半身の熱をどうにかしてほしかったのに、クロード様の口は俺の胸を這っていく。
「どうしてっ」
「んー? まずはいっぱい出さないと辛いだろうから……今なら胸だけでイけると思うんだ」
ご主人様は意地悪な笑みを見せながら胸の先端に強く吸いついてくる。
「はっ、あぁぁっ!」
衣服に擦れただけで気持ち良かった箇所に甘い刺激が走り、背中が弓なりに反り返ってしまう。
差し出されたかのようなもう片方の先端も彼の指で転がされ、あっという間に達してしまうのだった。
「はぁ……ぁあ……っ」
「やっぱり。 まだまだイけそうだね」
「え……やっ……あぁぁっ」
イったばかりなのにクロード様の甘い責め苦は止まらず――。
胸の先がじんじんする……でもきもちぃ……。
「もっと弄ってほしい?」
ご主人様には何もかもお見通しなんだ。
そう思うと意地を張る気力も消え失せて、素直な言葉でおねだりした。
「は、い……クロードさまに、ここ、もっとさわってほしぃ」
「かわいすぎるのも困りものだね……」
すっかり膨らんだ胸の蕾を強く抓まれ、爪先で引っかかれたり捏ねられたりすると、足先まで快楽が駆け巡っていく。
「あっ、それ、きもちっ……ごしゅじんさまぁ……あ、ぁあっ!」
「いいよ、そのままイってごらん」
「ふぅっ……イグッ、イッ……~~~ッ!!」
爪先までピンと伸び切った体。
熱棒からは白濁が勢いよく飛び散り、お腹の上に広がっていった。
馬車でも一回、寝室で二回……もう三回も出したのに、まだ熱は治まってくれない。
むしろもっと昂ってきたような気がする。
「ふふっ。 気持ち良さそうだね……すっかり蕩けちゃってる」
俺の顔を見てなぜだか嬉しそうなクロード様。
普通の状態ならこんなこと言われて恥ずかしくて堪らないはずなんだけど、今はちっとも恥ずかしくない。
ご主人様の言葉にすら興奮している気がする。
頬に添えられたクロード様の手の冷たさが気持ち良くて、頬擦りをした。
そしてその親指を口に含む。
「ん……んむ……はぁ……っ」
「すっかりえっちな子になっちゃって」
「らって……もっとほしくて」
「仕方ないなぁ」
クロード様が自身の顔を股座に埋めたので、散々昂った熱棒を食べられると覚悟したのも束の間。
腰を持ち上げられ、後ろの窄まりまで全部彼の前に露わになってしまう。
「やっ、なんで……っ」
俺の言葉に答えることなく、ご主人様は窄まりに舌を這わせた。
「だめぇっ……!!」
「だめじゃないでしょ。 ここ、弄ってほしそうにしてる」
そこ、きたないのに……!
身をよじって逃れようとするけれど、ご主人様が臀部をしっかりとつかんでいて、まるで効果はなかった。
表面を舐っていた舌はやがて中へと侵入してくる。
舌先で挿入を繰り返されると、徐々に快楽の方が勝ってきて熱が下腹部に集まってきてしまう。
「はぁ、あっ、だめ、またイッちゃ……っ!!」
びくびくと体が震え、いとも簡単にま淫熱が発散されていった。
そして吐き出された欲望は俺の顔中に飛び散ったのだった。
「リックのかわいい顔にかかっちゃったね」
「あ……はぅ……、だって……クロードさまがっ」
「うん。 わたしが?」
「いじわるです!」
「ははっ」
あまりにも恥ずかしい箇所を舌で舐められたものだから、ご主人様に背を向けてうずくまった。
そんな俺の姿に、とても楽しそうな笑い声をあげるクロード様だった。
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