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⑷ 初体験 *①
東北の秋は一瞬で過ぎていく。
10月の衣替えのあたりで重ね着ファッションの季節だよねー、なんて思ってると、次の週には朝晩の寒暖差が広がり、うっかり上着を忘れるとお腹が冷えて下痢をする。
飼い猫に至っては、布団とコードが設置された途端にコタツという宇宙空間に入り浸る。
僕ももちろんコタツ派だ。
いつも休日前なら入浴時に洗浄して、アナニータイムに突入するけど、普段はコタツでぬくぬくしながら携帯で無料のBL小説読んで恋愛を堪能してる。
ほろ苦い高校生の胸キュンラブ、羨ましいよね~。
リーマンが同僚に無理矢理迫られてる~。
エロい言葉責めでアンアン言わされてますけど、実体験も織り交ぜてるのかな~?
まあ、やっぱ妄想だよね~、なんて思っちゃったりして。
オメガバース世界のα様に現世界で巡り会いたいと願ってるのは僕だけじゃないはずだ!
龍さんの用事を済ませ、そのまま繁華街の端にあるラブホに入った。
僕はベッドに辿りつく前に龍さんにキスされただけで意識朦朧となった。
背中のリュックごと抱きしめられ、素早く口内に差し込まれた肉厚な彼の舌がグリュグリュじゅぱじゅぱと卑猥な音をたてながら動き回る。
「あ、はっ、はぁっ」
僕は龍さんが顔の角度を変える時しかまともに酸素を取り込めない。
「おい、鼻で息しろよ」
それ、小説でよく見るセリフ~。無理~。
足がふにゃけてズリ落ちてく僕を持ち上げてベッドまで運んでもらった。
ベッドに腰掛けた僕から、龍さんは手早くリュックやジャンパーを脱がせていく。
しゃがみ込んでシャツのボタンを外しながらやさしいキスを落としてくる龍さんは映画俳優よりずっと格好いい。
「あ、あのっ」
「ん?」チュッ。
「し、シャワーを…」
「浴びたいか?」チュッ。
後でと言われたら僕は死ぬる。
だって心臓ばくばく、股間はビンビンでも、それだけは譲れない~。
汗臭いとかより、アナル洗浄大事~。
龍さんの肩に掴まりなんとか立ち上がる。
「浴びてきます」
「早く戻ってこいよ」
「ひにゃんっ⁈」
ジーンズ越しにペニスをかじられた~っ‼︎
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