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第3話
男は良が妊娠した事に気づくとその顔を綻ばせた。
「いい子だ…」男はそう言うと良の頭をまるでいい事をした子供を褒める時のようになでた。
え…。男の意外な行動に良は驚きを露わにした。が、すぐさま男にされた事を思い出し男を睨んだ。
「お前の子供なんてぜってぇ堕ろすからな」
その時、男はその目を見開いた後、その口を開いた。
「あははっっ」
「何がオカシイ?」
「何がってここは俺のホテルだ君はこれから元気な赤ん坊を産むまでここで暮らすんだから堕ろすなんて…」
「はぁ?」
「オカシイと思わなかった?君が俺に種付けされてる間いくら泣き叫んでも誰も助けに来なかった事とか」
「…そんな…」良は絶望した。
それから男の言葉通り良はホテルで生活する事を強いられ始めた。
…腹減ったなぁ…。
大量の食事がある室内。そこで良はそう思った。
食べたらアイツの思うツボだから食べたいけど食べれない…。
ほどなくして良を孕ませた男が良のいる部屋に現れた。
男は良が食事をしていないのを見るや否やその口を開いた。
「お前赤ん坊ともども餓死する気か?」
「…」
グーッ。
良の腹が鳴った。
男はその美貌と言っても過言ではない顔に呆れた表情を浮かべると肉まんに手を伸ばした。
男は肉まんを一口口にすると数回しょしゃくし良の顎に手を伸ばした。
「!?!」その時、男に唇を奪われた良はその目を見開いた。
男は肉まんを口移しで良に食べさせようとしたのだ。
「なっんぐっ」良は抵抗し男は良から離れた。
「食べないなら食べさせるまでだ」
「おっお前なんかの言いなりにはならなっんぐっ」
その時、良は男に口に肉まんを押し込まれ言葉を失った。
口の中に肉まんの味が広がる。
食べたい食べたい食べたい食べたい…。
食欲と言う名の本能に良は刹那、負けた。
それから良は貪るように肉まんをや他の料理を手に取り食べ始めた。
男はその様子を見てその顔を綻ばせた。
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