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最終話 海斗へ その3

それから僕は いろんなお店に行くようになった 飲み物は絶対に口にせず おしゃべりだけして 君が僕の運命の人ですか?って 心の中で問いかけてた 気が合えばキスをして もっとしたくなったら ホテルでセックスした 例の10万円を資金にね 代わるがわる男とセックスして 絶頂を味わうたび この人が運命の人だって 勘違いして 短い間だったけど セフレもいたんだ その人のこと好きじゃなかったけど してみたら体の相性抜群で でもやっぱり違った 「したい」と思っても 「会いたい」とは思わない 気持ちよかったけど いつの間にかしたいとも思わなくなって 自然消滅した それからも僕は僕を愛してくれる人を 探して彷徨った それでいて一夜のセックスも楽しんだ だって抱かれてる間は 愛されてるって勘違いできるんだ でも終わってしまえば 何も残らなくて 心は貧しくなる一方だった そんな時だった 君がサークル仲間に連れられて 僕のところに現れたのは 僕はね すぐに分かったよ 君は僕の運命の人だって! 僕と同じだって! 君はあんまり自覚していなかったのか 自覚したくなかったのか 最初は素っ気ない態度だったけど でも僕には分かってた だって僕を見る時の君の目は 他の人とは明らかに違っていたから 僕は天にも昇る気持ちだった 僕は君に夢中だった 君が現れてから 僕は知らない男と セックスすることはなくなった だって僕の世界には海斗がいるんだ する必要ないでしょ 海斗と出会って一年 僕たちは恋人同士になった 海斗と付き合い始めて二ヶ月 僕たちは一つになった 海斗…… 僕たちの初めてのセックス どうだった? 僕はね すごく幸せな気持ちで いっぱいになったよ 昨日、僕は海斗をたくさん愛して 顔いっぱいに海斗の白濁を浴びた 海斗はびっくりして タオルを取りに行ったっけ 僕が呆然としているように 見えたかもしれないけど 本当のところは違う 僕はすごく幸せだったんだ 顔いっぱいに海斗を浴びて もっと浴びたいって思った くらい だからこそ、あの瞬間 僕は決めたんだ 君が僕のためとはいえ どこの馬とも分からない男と 試しにヤるなんて そんなこと絶対に許さない そんなこと考えたら 僕はもう我慢できなかった だから僕は君に言ったんだ 海斗がほしい 僕の中、海斗でいっぱいにしてほしい—— 海斗 最初はすごく遠慮してたでしょ 僕が痛がってるんじゃないかと思って 全然痛くなかった そう言いたかったけど 実はちょっとだけ痛かったんだ だって今までの男たちと違って 君のはすごく大きくて…… そんな君は少しずつ入れてくれた その優しさが嬉しかった その後も僕に気を遣いながら 奥の奥まで入れてくれて 海斗が僕の体の中に 浸食していく感じ…… あぁ、思い出すだけで 気持ちいいよ…… 君ははじめこそ躊躇いがちだったけど 僕がやめないでって ちょっとだけ締め付けたら 君は色っぽい声出して 僕の名前呼びながら 激しく突いてくれた—— もう僕は嬉しくって 気持ちよくって ずっと我慢してたんだけど 堪えきれなくなって いやらしい気持ちが爆発したんだ あとは僕は君に必死にしがみついて 喘いで 腰を振って…… 僕の中は君でいっぱいになった ねぇ、海斗 僕の中、どうだった? 気持ちよかった? 少しでもそう思ってくれたら 嬉しいけど…… 僕はね 泣きそうなくらい 幸せな気持ちでいっぱい 大好きな人とするセックスが こんなに気持ちいいなんて 海斗と繋がって一つになったから この世界が揺れたんだ 海斗…… 僕の初めての恋人 海斗を喜ばせるためなら 僕なんだってするよ 縛ったっていい なぶったっていい 好きなだけ犯していいから 海斗の望むようにするから 言うとおりにするから—— お願い—— 僕の中を海斗でいっぱいに満たして——                        (完)

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