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次に目を覚ました時、細貝は自身が意識を手放す前のことを思い出したようで、それを隠すように顔の半分まで布団を被り、いたたまれない表情を浮かべていた。 「意識を飛ばすまでやるなんて⋯⋯。本当に初めてなんですか」 「昨晩は本当にやりすぎました。細貝さんの反応があまりにも良くて、つい⋯⋯」 「俺のせいで、とか⋯⋯」 何か文句を言いたいような口調で頬を赤らめては口ごもらせていた細貝だったが、口調を改めて言った。 「そういえば昨晩の話ですが、それこそ大林さんは女性の方とこういうことしているんじゃないんですか? こなぅも吉田さんと仲良くしてましたし、一緒にお昼まで」 「とんでもない! そんなわけ⋯⋯っ、ただ同僚として仲良いだけです! それ以上の関係なんて! ⋯⋯あ、女性といえば、何故人事の方と昼をご一緒していたんですか? 違う部署なのに」 「それは単に俺が前、人事だったからですよ」 半身を起こした細貝が言った。 「⋯⋯は? 人事? 細貝さんそうだったんですか?」 「はい」 仕事の時、よく見てきた固い表情で答える。 「ずっと総務にいたように思ったんですけど⋯⋯」 「総務に異動になったのは、数ヶ月前ぐらいですね。で、その人事の女性の話ですが、人事の頃からよく色んな方の相談をされることがありまして、前に人事をしていたこともあって、そのし事関係から、プライベートの相談もされるようになりまして。こないだのはそういうことです」 淡々とした口調で明かされる事実にモヤモヤとした気持ちが晴れ、次に自身の勘違いに恥ずかしさを覚えた。 なんという早とちり。いや、何故こんな気持ちになってしまっているんだ。

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