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「細貝さんに相談したいと思うのは分かります。俺も一緒に呑みに行った時に言ったあの言葉のおかげで、同じ部署の人達と前よりも仲良くなれるきっかけになりましたし、俺、その時のお礼と、お詫びも兼ねますが、また細貝さんと呑みたいなと思いましたし」
「それは本当ですか?」
何故か距離を詰めてきた。
「え⋯⋯あ、本当です⋯⋯。一緒に呑んでいて楽しいですし、あ、今度は調子乗って呑まないようにしますね」
「いえ、全然呑んでもらっても構いません。その時はまた責任取って、俺を⋯⋯だ、抱いてください⋯⋯っ」
ためらうような振り絞る声で言ってきた。
赤面し、その瞳は潤んでいて、そんな細貝を見て心をざわつかせる。
大林にとっても男を抱いたのは初めての経験だ。正直あんなので満足させられたかと不安に思う部分はあった。
だが、こうして目の前の相手が不器用ながらに懇願してくるのだから、良かったとホッと胸を撫で下ろす。
それから同時に愛おしいと感じてしまう。
「細貝さんがそういうほど悦ばせることができて嬉しく思います。ですが、ただ抱くだけじゃ味気がありませんね。⋯⋯何か合言葉を考えましょうか」
「合言葉?」
目を瞬かせる細貝ににっこりと笑顔を見せた大林は耳打ちをした。
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