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第1話 抱きしめるのは『お前』だけ

暁月(あかつき)! 俺と、付き合ってくださいっ!!」 「えっ!? あっ……柊也(しゅうや)……俺……うん! 良いよっ!! 俺も柊也のこと好きだった!!」  高校最後の夏、暁月は初恋の人と恋人になった。 ──────  瀬戸柊也(せとしゅうや)は同じクラスの鏡暁月(かがみあかつき)に片想いをしていた。暁月は明るく、一緒にいると周りはみんな笑顔になる……そんな子だ。当然好きにならない筈もなく、初めて出会った高2の時から好きだった。そして、二人は晴れて恋人になれた。 「暁月、本当に? 本当に俺なんかと付き合ってくれるの?」 「何言ってんの? 学年一のモテ男のくせに……俺も初めて会ってからすぐ好きだったよ。男同士だし、諦めてた」  暁月は顔を真っ赤にしてモジモジしながら語った。 可愛い……柊也は思わず抱きしめた。 「絶対に離さない。俺が抱きしめるのは、『暁月』、お前だけだよ」 ────── 「ねえねえ、(よる)! 聞いてよ。俺、今日恋人が出来たんだ。夜、先越してごめんね(笑)」 「何気にしてんの……僕は恋愛には興味ないし、暁月が幸せになってくれればそれで良いよ? おめでとう? その子、可愛い子? 暁月は面食いだからね」 「まあ……ある意味では可愛いとも言うけど……会わせてあげるまでなーいしょっ!! えへへ! 夜大好きっ!!」 暁月は夜に飛びついた。 ────── 「暁月、電気消すね? もう少し奥詰めて!」 「うん……夜、寒い。早く来て」 二人は同じベッドに眠る。高校生の今でも何をするにも一緒だ。抱きしめ合いながら眠る。 「夜?」 「うん? 何?」 「俺ね、恋人のこと、本当に大好きだったんだ……告白されて息止まるかと思ったよ。こんなに好きになる人もういない。夜にも早く現れるといいね? 応援してるから……ふあ〜 眠くなってきちゃった……」 「うん……僕は暁月がいれば、それで良いよ。大好きだ。 おやすみ……」 ──────  柊也と暁月はこれまでも驚くほど仲が良かった為、距離感はさほど変わらなかった。誰も見ていない場所で抱きしめ合ったり、手を繋いだり……その程度だ。今更何かするのも照れ臭い。一緒に遊んで、スキンシップして……それで良かった。上手くいっていた。 ────── 「あ、暁月、俺化学の先生にレポート出すの忘れてたから、理系棟に出してくるわ。今日は先帰っててよ」 「えー? 俺、待ってようか?」 「雨降り出しそうだし、先帰んな? な?」 「ちぇ……わかった。また明日な!」  外は本当に真っ暗で今にも降り出しそうだった。  化学室のドアを開けると先生はおらず、男子生徒が帰り支度をしていた。 「あれ? 山下先生はいませんか?」 「ああ……先生は急用でさっき帰られましたけど……」  その男子生徒は振り向いた。 「!?……な、に? なにその顔……」 「え?……あの……何か? 知り合いじゃありませんよね?」  柊也はゴクリと唾を飲んだ。 そしてふらふらとその男子生徒に近寄って行った。 そして、手を伸ばした。 「ひっ!? な、何ですか? は、離してくださいよ!? あなた誰ですか?」 「お前こそ誰だよ? 何だよ? その顔は? ふざけんなよ?」 「は? 何言って……んんっ? んん……ん!! は、はなし……んっ、はあはあ、やめてっ……やあっ!! んっ!!」  柊也はその男子生徒を無理矢理捕まえてキスをしていた。 暁月ともしていない。柊也の初めてのキスだ。 「や、あの……だれかと間違えて……? とにかくやめて……」 「間違えてなんかねえよ。初めからお前を探してたんだ……顔を上げろよ……目を見せろ」 「お願いです……離してください……僕、何も関係ありませんから……!? あ、あなたもしかしてぼくのおと……んっ……はぁ……やめっ……」  男子生徒は何かを言いかけた。しかし、更に唇を塞がれ言葉を発することは許されなかった。 「この目だ……俺が欲しいのは……」  柊也は自分でも訳がわからなかった。自分が誰に何をしているのか。  興奮している。目の前の男に興奮している。  柊也は男子生徒を押し倒すとネクタイで猿轡を噛ませた。 更に自分のネクタイで手首を縛った。 「キス出来ないのは残念だけど……大人しくして? 大人しくするなら外してあげるからね」  その男子生徒はジタバタと暴れた。  柊也は馬乗りになるとシャツのボタンを外した。 「っつ……乳首がピンク色だ……舐めて良い? はは、ダメって言っても舐めるけどね」  柊也は小さな突起をねっとりと舐め回した。  男子生徒の体はビクンっビクンっと跳ねた。 「……勃ってるね……ズボン脱がせるよ?」  男子生徒は恐怖でガタガタと震えていた。 「……お前さあ……やっぱあいつじゃ……違うよね?……何なの? その顔……」  その少年にはもう何も聞こえてはいなかった。ただただ涙を流し、震えていた。  ズボンを脱がせると、怯えている少年とは裏腹に元気にふるりと飛び出してきた。 「……こんなとこまでピンクじゃん……俺のとは大違い……舐めるよ……」 「……っ!? んん〜っ!! ん!? んん!!」  少年は暴れた。柊也が躊躇なく咥えて扱き始めたのだ。  丁寧に丁寧に口淫すると大人しくなり息を乱し始めた。  少年は体を痙攣させ何度かに分けて吐精した。  柊也は何故かそれを飲んだ。そして美味いと思った。本当は不味いことはわかる。だが、この少年のものに限っては全て自分のものにしてしまいたい。そんな欲望が頭をもたげた。  柊也は少年の口のネクタイを外すと激しくキスをした。舌を絡ませ合い、唾液をグチュグチュに混ぜ合わせた。  唾液を手に取り、少年の秘所に手をやり、ほぐし始めた。 「お、お願いします……やめてください……何でこんなこと……僕が何を」  柊也は黙ったまま少年の足を抱えた。 「ひっっ!! お願いっ!! やめて……こんなこと……やめて……や……いたいっ!! 抜いて!! 抜いてっ!! いやっ!! 痛いっ!!」  柊也は自身の怒張をゆっくりと挿入し、抽送を開始した。 「あっ……すげっ……お前、中やば……もうお前離さねえ……ん……んん」  キスをしながら激しく腰を打ちつけた。 初めての交わりに腰が溶けそうだ。この時、柊也はこの少年の顔を見つめ続け、暁月のことは微塵も思い出さなかった。  何度も腰を振り、少年を上に乗せ、下から突き上げ、悦がり狂わせた。 「あっ……もうイっちゃう……でちゃ……あん……! んっ……」  少年は思いっきりイった。 「悦いよ……俺も……お前は俺のものだ……お前は……っくっ!!」  柊也は少年の中に派手に精を放った。

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