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最終話 共依存の愛、永遠の契り
夜は部屋へ戻ると暁月はまだ寝ていた。
「ただいま、暁月起きてる?」
「ああ……夜。おかえり。今日はあいつに何もされてない?」
「ああ……最後通牒を突き付けたら、案の定無理矢理されたよ。そして暁月と比べられた。暁月の方が可愛いし、穴が締まってるんだってさ。クスクス。勝手に犯しておいてサイテーだな。まあ、暁月のキスマークを全て見せたからね……股の間のも。ダメージは与えられたと思うよ? ああ、暁月が僕をどんな風に抱くのか気にしてたな(笑)あの変態野郎」
「──酷くレイプされただろ?」
「ああ……久々だったからね。楽しんでたみたいだよ?
これで証拠は揃った。これを突き出す。どうする?
校内放送で流す? 先生たちに聞かせる? クラスでみんなにデータ回す?」
「あはは……全部でしょ? 明日朝イチで職員室、その後放送室、クラスにメッセ」
「オッケ。そう思うと今日のセックスなんて屁でもないよ……長かった……やっと終わるね?」
「うん……」
──────
双子は手を繋いで登校し、そのままの足で職員室へ向かった。
全てを聞いた教師たちは言葉を失った。泣き出す女性教師や顔を背ける教師もいた。
「──これは相手が瀬戸柊也くんなんだね? まあ、私たちも声を聞けば本人だとわかるが……念のため確認だ。瀬戸くんだね?」
双子は手をギュッと握りしめた。
「はい、間違いありません。僕、鏡夜はずっと脅されてレイプされていました」
「俺は、鏡暁月は兄の夜への当て付けでレイプされました」
教師陣はほとんど皆が大きなため息を吐き、二人に教室に戻るよう告げた。
暁月は自分のクラスのグループチャットを開き、音声データを送信した。
二人は階段を駆け上り、放送室に鍵をかけた。
「暁月、流すよ? 良い? あいつは社会的に終わるけど、僕たちも|そういう《・・・・》目で見られる。覚悟は良い?」
「良いよ!! 俺には夜がいる!! 一緒なら大丈夫!!」
夜は放送のスイッチを入れ、スマホの音声を再生した。
あの胸糞悪いやり取りや言い訳、自己弁護が全て校内中に流れた。
放送室のドアを叩いて怒鳴っている声がする。
ああ、恐らく柊也が怒り狂っているのだろう……
全てを無視して、双子は二人だけの世界でキスをしながら互いに服を脱がせ合い、夜は暁月を激しく抱いた。
──────
ドアの外の怒号も止み、先生たちがやって来て放送室を開けるようにと指示があった。
先生には今回の放送室の事については叱られたが厳しく咎められたりはしなかった。もう既に柊也の処分は決まっているのだろう。
職員室で双子と柊也が顔を合わせ、すれ違いざまに柊也は暁月の両腕を掴み、体を揺さぶった。
「何でだよっ!? 何でこんな事するんだよ!? 俺はお前のことが好きだって……そう言ってるだろ? お前の兄貴じゃない! お前が好きだっ!! 夜に何を吹き込まれたか知らないけど、夜が誘ったんだ!! おかしいだろ? お前に黙って半年も俺と寝るなんてっ!? 夜がおかしいんだ……録音もいいように切り取ってるだろ? 俺は好きだって言い続けてた筈だ。 許してくれよ……お前だけなんだ……」
暁月は先生たちの方を向いて言った。
「先生……瀬戸くんはこんな感じで僕が好きだとしつこく言いますが……夜は昨日レイプされて帰って来ました。さっき流してない昨日の音声データもあります。まだ聞きますか? あまりにも下卑たことを言ってるので控えましたが……俺と夜の体を抱いて比べて夜を貶めています。まだ聞きますか?」
先生は大きくため息を吐き、柊也の手を暁月から引き剥がした。
「もう、結構です……瀬戸くん。校長室で待ちなさい。ご両親がすぐにみえるそうだ」
柊也はさすがに大人しくなり、校長室へ連れて行かれた。
──────
夜と暁月の父と母は激しく泣き、ずっと二人を抱きしめていた。
柊也は退学になり、柊也のご両親からは直接謝罪をしたいと申し出があったが断った。
学校でも他人からは奇異の目では見られるものの、友達は普通通りに接してくれた。
夜と暁月は深く愛し合っている。共依存……なんだろう。だが、互いがいなければ生きていけない。
もう他に好きな人なんて出来ることもないだろう。恋人も出来ないし、結婚もしないだろう。
──────
「暁月……可愛い……ほら、股を開いて全部見せて?」
「ん……何度見せても恥ずかしい……」
「全く僕と同じなんだから何も恥ずかしくないよ? ほら、感じて?」
夜は暁月のモノを口淫した。
「んっ! やあん……はあ……あ〜っ!! よる……もうでるっ!! んん!」
「──暁月の味……」
夜は暁月にキスをした。
「はは。不味い……夜と同じ味がする……」
二人は何度も何度も深くキスをし、何度も体を重ねた。
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