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第20話

みんなで写真を撮ったり、花の写真でどの色が一番近いかを話したりする内に、十時を回っていた。 もう一つ、ナゾトキもあると言うので、そちらの方に向かう。 とりあえず、レジャーシートを敷いてから考えようかという事になって、和樹と堤谷のカバンからレジャーシートを取り出して拡げた。 俺が当たり前のように和樹の横に荷物を置いたら、待ったがかかった。 「丁度六人いるんだから、荷物は角に置かないとだろ」 なるほど。堤谷は割と考えておられるな。 レジャーシートの四隅と重ねた真ん中の端に荷物を置くと、非常に安定した感じになった。 ナゾトキは、周辺の案内板や建物にヒントが書かれているという事なので、手分けしてヒントを集めることになった。 さっきの色探しゲームで、一番と二番になった木谷さんと和樹が待機。 俺と堤谷と水流さんと菖蒲がヒント集めだ。 「じゃあ、俺はあっち見てくるな」 と、堤谷(熱い男)は一人で飛び出していった。 いや、こう言うのって、二手に分かれるとかじゃないのか? 水流さんと菖蒲を見ると、割と二人もやる気満々だった。 「じゃあ、私はあっちの建物行ってくる」 「私は、あの案内板見てくるね」 俺も、別の所を探しに行くことにした。 十分くらいで戻れば良いだろう。 とは言ったものの、俺は特に何のヒントも見つけられなかった。 とぼとぼ戻ったら、他の三人はちゃんとヒントを見つけられたそうで、既に謎が解かれた後だった。何か、俺以外、みんな熱い人間が集まっているのでは? いい感じにナゾトキも終わってお腹もすいて来たので、まだ大行列(だいぎょうれつ)になる前にキッチンカーでご飯を買ってくることになった。 ここは、じゃんけんで決めるという。 やっぱ、せっかくみんなで来ているんだから、そうなるよね。 一人一人でヒント探しに行くって方がおかしかったよな。ワイワイやろうぜ。全く。 「グッチョッパでわっかれっましょ」 いや待て待て待て待て。 「グッチョッパ、で出すんじゃないのか」 タイミングが全員バラバラだった。 こう言うのって地域性(ちいきせい)が出るんだよな。 「え?わっかれっましょって言わないのか?」 堤谷が非常に心外そうに言うが、堤谷と同じタイミングで手を出したのは木谷さんだけだ。 俺と和樹はグッチョッパの段階で手を出して、水流さんと菖蒲は何が何やらと言う顔で、何も出さずにオロオロしていた。 「ごめん、グッチョッパってなに?グーチョキパーのこと?」 菖蒲の質問に、堤谷が唖然としていた。 とりあえず、ルールは確認してからじゃないとだな。 掛け声は堤谷のままにして、ルールを確認して、再度じゃんけんでチーム分けをした。 結果は、俺と木谷さん、堤谷と菖蒲、和樹と水流さんとなった。 堤谷と菖蒲が留守番(るすばん)で、他の四人が買い出しに行くことになった。

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