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外伝アネモネ-終末世界御伽忌憚-いつかの日々 後半⑤※成人向け描写あり
「……重くない?」
対面座位の恰好で、郁が問うた。
「かわいいと思うよ」
「……それ、答えになっていない」
もう辛抱できないのだろう。
郁がこちらの竿肌を手で支え、自ら挿入してくる。
「くっ……ふぅ……うん……♡ん、はぁ……♡お腹に、もち、の……はいってくる……♡これ、すき……♡あ、ンっ♡」
(これは……僕が好きってことでいいんだよね……嬉しいけど、複雑な気がする……)
そんな思考の逃避をしていたのは、ぷつぷつとした腸壁が、竿肌にぴったりとくっついてくるからだ。
早くも搾精しようと隘路がよく締まる。
油断するとすぐに持っていかれそうになってしまう。
「そういうときは僕が好き、って言うんだよ? 知ってた?」
「んう……っ♡ふぅっ、ふっ、はぁー……はぁああああんっ♡はいったようっ♡んっ♡んっ♡」
挿入の報告をしながら、郁がくたりと肩にもたれてくる。
呼吸の音が、室内に反響している。
「……望が、好き……」
急に郁がそんなことを言う。
「え?」
「……おれ、ずっとそう言ってる」
不服そうに郁が言う。
心外だとばかりに言うが、今のは反則だ。
「そっかぁ……そうなんだぁ……へええ……」
「疑ってる?」
「疑ってないけど……じゃあ、期待に応えて、気持ち良くしてあげなくちゃね?」
「んっ、あはぁッ、あぁっ、ああああああああぁあああああああああっ!」
快楽に緩くもがく姿態を押さえつけて下から突きあげる。
肉の穂先に、やわらかい媚肉が擦れる感触。
郁が、きゅっとしがみついてきた。
「……気持ちいいね?」
「んっ……♡き、きもちいっ、望、すき……♡もっと、して……んにゃっ♡にゃっ♡ひぁ、あぁあああああああああああああんっ♡♡♡」
お互いに密着する恰好で、腰を遣う。
抽挿の度に結合部がじゅぶじゅぶと泡立ち、淫らな水音を奏でる。
開ききった隘路が旨そうに竿肌をしゃぶっているのだ。
何度も粘っこい媚肉に、昂ったものを擦りつける。
「ひ、あうっ、あ、んっ、あっ、あっ、あっ……♡もちっ、もちが、すきっ……♡どうしよう……すごいきもちいの、きて……んぐうっ♡これ、おかしくなっちゃう……♡こわいっ、こわいぃっ♡ふ……あ……っ♡頭、真っ白で……きもちい、ことしか……考えられな……これ、やだぁ……♡ぐずっ♡」
「僕とえっちして気持ち良くなってくれてるんだね? 僕でいっぱいになっちゃってるんだ。かわいいね。もっと、好きって言って? いっぱい、じゅぽじゅぽってして、気持ち良くしてあげる……」
勢いをつけて、下から奥のうねりをぶち抜く。
郁がとろ~っと緩んだ表情を浮かべた。
「ん……ふにゃあ……っ♡あー……あえぇ……♡もちがすきっ、もちのこと、すきぃ……♡せっくす、きもちい……♡でも、もちがすきだから、か、感じて……んはぁ、あああああああああああああああああああああああああああぁああああっ♡♡♡」
「少し、煽りすぎじゃない? 僕も郁の中に出していい?」
「んう……? おれ、で、いってくれるの? だして、なか、なかだひ、がいい……ひにゃああぁああああああああああああああああああああああっ♡♡♡」
――貪るようにセックスに没頭する。
ただ、互いの身体を求めて、熱を持った粘膜と粘膜を擦りあわせる。
むずむずとした掻痒感に似た快楽が下腹をこみあげてくる。
郁が、はくはくと浅く荒い呼吸を繰り返していた。
お互いに限界が近いらしい。
「んんうーっ、は、あっ、はぁッ、あぁああ……♡おれ♡おれの、なかに……せーし、だして……♡もち、のにおいつけてっ♡お腹、いっぱいになるまで、ちょうだいっ、んんっ♡も、だめえ……また、きもちいの、くるっ、あはぁッ♡なかだひ♡なかだひ♡でイっちゃうぅ……♡んむぐううぅうううううううううううううううううううううううううッ♡♡♡♡♡」
「きみを僕の物にしてもいいんだよね? 郁、好き。ずっと、ずっと……僕の物だって、匂いつけていい……あっ、くぅ……」
骨が軋むほど痩身をかき抱き、直腸内射精を強いる。
「ひ、あぁああああああああああああああああああああああああ――イ……イって……なかだひ、なかだひで、イってううぅうううううっ♡♡♡もち、すきっ♡もちのことがすきっ♡なかだひまーきんぐ、うれしい……きもちいっ、きもちいの……ずっと、続いて……♡んくふうぅううううううううううううううううううううううううううううううっ♡♡♡♡♡」
腕の中で郁が痙攣し、隘路が痛いほどに竿肌を締めあげる。
残滓まで、郁の中に白濁液を注ぐ。
汗にまみれて、恍惚と呼吸を繰り返す郁が愛おしくて、そのまま抱きしめていた。
「……好き。望月が好きで好きで仕方ない……っ」
はふ、と熱く湿っぽい呼気をひとつ洩らして、郁が吐露した。
「……へええ」
そのとき、ぷち、と望月の中で何かが切れた。
それは、恐らく理性だろう。
望月は無言で、郁を押し倒した。
意外にも肉感的でやわらかい太腿に指が食い込む。
「あの、望……?」
返事は、ない。
「望月?」
「ごめん。そんなこと言われたら我慢できないし、やさしくなんてできない。もう一回だけ、だから……ね?」
発情したオスの顔で、望月が郁を見下ろしていた。
いつもの悪口(あっこう)を叩こうと思ったが、あどけない顔に似合わない欲望にどきどきする。
郁は、望月の腕に手を添えた。
「望月なら……いいよ。嫌なこと、全部忘れさせて……」
どちらともなく、口づけを交わし、五指と五指を絡めあった。
もう少しだけ、この幸せな時間が続くことをふたりとも願っていた。
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