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第2話 早起き?の月城くん。

──翌朝 通学に慣れていないせいで、今日はずいぶん早く学校に着いてしまった。 まだ日も昇りきっていない。 「さすがに、一番のりだろうな。」 そう思いながら教室に入ると、 俺の隣の席には既に、机に突っ伏した生徒がいた。 このサラサラの銀髪は… 光「月城くん…?」 光「お、おはよう!登校早いんだね、俺、かなり早く着いちゃったんだけど、もっと早い人がいるなんて….。」 月「………。」 光「…月城くん…?」 えっ、もしかして俺、無視されてる? 興味ないのは仕方ないとして、無視はさすがに泣くよ? そう思いながら、恐る恐る、机に伏せた顔を覗き込むと、 「……スー…… スー……。」 月城くんは気持ちよさそうに、小さな寝息を立てていた。 光「……寝てたのか。よかった。」 光「てかこんなに早く来て寝るくらいなら、家で寝ればいいのに。」 それにしても… 綺麗な寝顔だな…… サラサラの銀髪、白くて華奢な腕、ふさふさで長いまつ毛。 白い肌のせいだろうか、薄い唇が妙に紅く見えて、 なんか…ドキドキする……。 …えっ!いや!最後のは何だ!? 人の寝顔勝手に見つめて、ドキドキしてちゃダメだろ!! 今の無し無し無し…!!! 失礼な感想をかき消すように頭の上で両手を振っていると、 ガラッ! 「おはよ〜!」 クラスメイトが数人、登校してきた。 女子「あ、日向野くん、おはよう!早いね!」 光「お、おはよう…!まだ慣れなくて、早く着いちゃった。」 光「でも、月城くんの方が早く来てて、ずっと寝てるんだけど…。」 女子「あはは!毎日そうなのよ、月城くんって。めちゃくちゃ早く来て、朝礼ギリギリまで爆睡なの。」 光「そうなんだ、毎日…。」 女子「机の寝心地が良いんじゃない?知らないけど!」 本当に月城くんは朝礼まで寝ていて、 それなのに授業中も、ずっと眠そうで、 ぼんやりと窓を見ていることが多かった。 給食の時間になると、パックの牛乳を一気に飲み干し、休み時間になれば、やっぱり机に突っ伏して眠っている。 本当に、机の寝心地が良いのかな… 仲良くなれたらいいなと思っていたけれど、 話しかけるきっかけもないまま、 数日が過ぎていった。

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