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第14話 勘血がい。
月城くんはふかふかのベッドで気持ち良さそうに寝続けている。
「月城くんってよく寝るよね。これも、体質なのかな。」
「いや、意外と睡眠時間は短い方っすよ。夜はずっと起きてるんで。昼夜逆転なのは、体質かもっすけど。」
「エッ、一晩中起きてるの?!」
「はい、暗くなると目が冴えるらしくて。日が暮れる頃からはずっと起きてて、夜明け前に学校行って、そのまま寝てますね。」
「寝らずに学校に来て寝てるんだ…。」
「日が昇らないうちの方が、登校し易いっすからね!」
夜寝ないなんて……本当に日中頑張ってたんだな。
体に負担がかかりそうだけど、体質だから、変えられないのかな…
「俺、なんか飲み物持ってきます。」
そう言うと緋美くんは、部屋を出ていった。
──月城くんの部屋は昼間なのに薄暗く、真っ白のベッド以外はよく見えないほどだ。
よく見るとそのベッドの枕元に、何か人の顔のようなものが見える…
怖いな……
これ見えていいやつなの……?
ドキドキしながらスマホでその顔を照らしてみると、
……!
………俺?!
「わぁっ…!!!」
ガチャン…!!
あまりに驚いた俺は、勢いよく仰け反り、スマホをベッドの枠に落としてしまった。
「う〜ん……」
その音で月城くんが目を覚ました。
「……えっ!こーくん!!うそっ!ここ僕の家だよね?えっえっ、まさか、血を吸われに来てくれたの?!」
「……うれしい……!」
秒で勘違いした月城くんは、ガバッと俺に抱きついてきた。
「あっ!いやっ、違っ…!」
「血がっ?」
「飲ませたい?」
「こーくぅ〜ん〜!!嬉しい…♡そっか、緋美だね、緋美が口説いてくれたんだね!」
「いやいやいや!!違うって!」
「違うの?じゃあ、こーくんの心の準備が出来たってことだね!そっかあ、うんうん!」
「でも、慌てなくていいよ!まず、お風呂に入ろう!僕が丁寧に洗ってあげるから…♡」
「お風呂!?」
「そうそう!食材を洗うのは常識でしょ。こーくんのことも、キレイに洗ってあげるね♡」
「えええええ〜違うって!!無理無理無理!!」
「ふふっ!遠慮しなくていいよ。大丈夫、全身キレイに、洗うだけだから…」
なかなか誤解が解けず、月城くんが俺の服を剥ぎ取ろうとしていたその時、
ガチャッ…
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