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第24話 それは仲直りの。

月城くんは目をまん丸にして驚いていたが、 月「なんで?無理しなくていいんだよ?」 月「あ、彼女できるかも知れないから?血が美味しく無くなる前に、飲ませてあげようってこと?」 光「はぁ?!」 光「彼女なんて出来ないし…あ、彼女出来て血が不味くなったら嫌だなって思ったから、不機嫌だったの??」 月「そんなこと…!」 月「僕は……」 月城くんの大きな瞳には、涙が溜まっていた。 月「女の子に呼ばれて、君がいなくなったら…」 月「ここが、痛くて……」 月城くんは俺の手を取り、自分の左胸にあてた。 手のひらから大きく脈打つ鼓動を感じる。 月「血のことなんて、少しも思い浮かばなかった。」 月「でもなんでこんなに苦しいのか、自分でもよくわからないんだ……。 こーくんが笑顔になると、いつもは僕も嬉しくなるのに、今日はなんだか悲しくて…。」 月「ずっと悲しくて、こーくんは何も悪く無いのに、それがなぜだか、こーくんのせいみたいに感じて……。」 月「拗ねちゃってたかも知れない。ごめんね。」 光「静夢……。」 光「俺こそ、ごめん。俺は静夢にとってただの食料なんじゃないかって、誤解してた。」 光「俺自身のことも、見てくれてたんだね。」 月「当然でしょ。僕はこーくんのこと、大好きなんだから!」 光「ふっ、その好きは、信用できないけど。」 月「えっ?」 光「でも俺も、他の誰かの血を吸って欲しくないって思うくらい、静夢のこと、好きだよ。」 月「こーくん…!」 月「他の人のなんて吸わないよ。僕はずっと、こーくんの心の準備が出来るまで、何年でも待つつもりだったんだから。」 月「僕が拗ねてたから、無理してない?」 俺は左右に首を振った。 光「……静夢に吸われたい。」 光「静夢に、俺の血で元気になってもらいたい。」 月「こーくん…嬉しい……!」 光「あっでも、儀式とか作法とか、俺はよくわかんないから!カプッ、チュウチュウ、みたいな感じだと助かるって言うか……」 月「ふふっ!わかったよ。初めてだし、軽く、一口だけね。」 月「あ、でも今アレ持ってないや」 月「後からつけないと…」 光「エッ!!ごめん、なんの話??」 月「えーと、絆創膏。」 光「あ、絆創膏か、ビックリした!俺待ってるよ。」 月「さすが〜本当に、吸われる気満々で来てくれたんだね?」 月「嬉しいよ……」 そう言うと月城くんは、俺の顔を両手で包んだ。 月「こーくん、ありがとう。いただきます…!」 噛まれる時は、やっぱり怖いな…… 俺がギュッと目をつぶって待っていると、 チュッ! えっ!? なんでキスした? 唇に………!

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