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第51話 ピュアな弟。

「ちょっと、思ったんだけど…」 「僕の血の飲み方って……」 「……いらやしくない?」 ついに気付いた!! 緋美、終わったな!!! 「あ〜…。それは…最初に鼻血を吸われた時から思ってたけど、作法とか儀式とかで、そうしなきゃいけないのかなって…。」 「それが古文書には、特に決まりは無いって書かれてたんだよね。『供血者と話し合って決めるのもの』だって…。」 「今まで緋美に言われるがままにやってきたけど……弟とあんな感じになるのは、よくないよね…。緋美ってまだ子どもで、性的な知識も乏しいから、甘えたいだけなのはわかるんだけど、ちゃんと教えてあげないと…。」 え?その弟、性的な造詣マリアナ海溝より深いらしいよ? 俺の童貞奪おうとしたり、3人で繋がろうとしたり、性欲の塊みたいなヤツですが? てか静夢なんて、数分前に初めて性的快感を知って精通したくせに、先輩風吹かせて『教えてあげないと』って言ってるの、めっちゃムズムズする!! 「……ふふっ!」 「な、なに!?」 「いや、静夢、お兄ちゃんだなって思って。」 「ええ〜そりゃ見た目は緋美の方がだいぶん大きいけど、僕がお兄ちゃんだよ!」 「そういえばこーくんは、兄弟いないの?」 「いるよ。弟と妹。俺もお兄ちゃんだよ。」 「えっ、弟いるんだ!何歳??」 「ふ…!なんで弟だけに興味持つんだよ。妹もいるよ。結構歳離れてて、弟が小6、妹はまだ小4。」 「あっ、妹もいるんだね!へえ〜!小6かぁ〜」 弟のことしか頭に入ってないじゃん。 本当に静夢は食いしん坊?だなぁ。 「そういえば、こーくんの家族のこと、僕何にも知らないなぁ。」 「……僕たち、あんなことまでしたのに…。」 「ねえ、今度こーくんのお家に行かせてよ!弟たちにも会ってみたいし!」 「いいよねっ?」 「それは…いい、けど……」 「けど?」 「……弟、噛まないでね?」 「あははっ!こーくんってばぁ、噛まないよ!」 「まだ小6でしょ?」 そこ!?!? 「緋美のを飲み始めたのが中1だったなあ。美味しくいただけるまで、あと一年はかかるねえ。」 そんな、作物みたいに…! 「……って、えっ!?もしかしてこーくん、弟となんかしてないよね?」 「今日の僕たちみたいなこと……。」 「ないない!!弟って、みんながみんな、緋美みたいな感じじゃないからね?!」 「良かった!こーくんの弟でも、あんなことしたら、全身の血を飲み干しちゃうぞ〜?ふふっ!」 静夢は、本気出せばそれが出来るからなぁ… 笑えないよ〜〜 「まずは僕のピュアな弟を諭さねば!抱き合って血を飲ませたり、食べられる前に性器を洗ってもらうのは、恋人関係の二人がすることだ……って。」 『食べられる前に性器を洗ってもらう』!? 言葉にするともの凄いパワーワードだな……! しかも緋美は全てわかってて、恋人気分でやってたってのが、もうなぁ…。救いよう無さすぎ……。 「まあでも、お兄ちゃんだーい好きで、甘えたくて言ったことだもんね。静夢に諭されたらあいつ落ち込みそうだから、俺から言うよ。」 「そう?じゃあ僕は飲み物作っておくね。こーくん、色んな体液減ったから、喉乾いたでしょ。話終わったら緋美とリビングに来てね♪」 「うん、わかった。」 俺は静夢の部屋を後にして、緋美の部屋に向かった。

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