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第5話 ベッドタイム

「ふふふっ。」 蜜がシドの耳を舐めた。 「くすぐったいなぁ。耳は苦手なんだよ。」 二人の部屋は、1LDKと言うのか、広めのベッドルームが一部屋、後はリビングルームが同じくらいの広さの洋室だった。そしてDK。  シドは珍しいものでも見るように蜜を観察する。綺麗な身体。蜜が自分で言ったような爛れた生活の痕跡は見つからない。  髪に手を入れて頭を抱き寄せる。蜜の匂い。 綺麗な瞳を見開いて驚いたように見つめる蜜。  シドが首筋に唇を這わせながら 「蜜、可愛い、マイハニー。」  熱いくちづけ。この頃シドが呼ぶようになった。 「蜜だから二人の時はマイハニー。」  蜜はちょっと照れくさい。 「僕がハニーならシドは何? シド・ビシャス?」 「誰だよ?」 「セックス・ピストルズの人。」 「OK、その変な呼び方は止めろ!」  はじめて2人が結ばれた時、シドは戸惑っていた。 「俺、女の子としか、した事ないんだ。」  蜜はある意味ベテランなのを哀しく思った。 子供の時に男に買われ、飼われた。いろいろな性技を教えられ男娼まがいな事もさせられた。  それでも男同士の愛し合い方を、シドに教える立場になった。  男に乱暴にされた過去があるが、リキに優しいセックスを教えられ,シドには優しくなれた。  二人で裸でベッドに寝転んでいる。 「力丸はどこ?」 「ああ、またリキの家だな。」 「よかった。リキが寂しく無いね。」  シドの背中を触りながら答える。墨を入れている途中だから筋彫りが盛り上がってデコボコしている。蜜の舌がその模様に合わせて這って行く。 「ああっ。」 「くすぐったい?」 「いや、気持ちいい。」 「シドの性感帯は観音様だね。」 「罰当たりだな。」  うつ伏せからクルッと向きを変えて抱きしめられる。 「待って。何か邪魔なモノが…。」  お互いの屹立したペニスを合わせて掴んで兜合わせに握った。  蜜は華奢な身体に似合わない猛々しいモノを持っている。シドも負けてはいない。  以前、ヤクザの兄貴役に鍛えられた。 「ヤクザはこれで女を縛るんだよ。 離れられなくするんだ。ヤクなんか使わねえ。」  そう言ってセックスを仕込まれた。相手になって兄貴の前でやらせてくれるいい女がいた。 「ヤクザってモテるっすね。」  ヤクザのどこか崩れた雰囲気は人を惹きつける時がある。 「シドは女の子で練習したんでしょ? 僕はほとんど男にやられちゃったからな。」 「女より蜜がいい。この硬い胸が可愛い。」  そう言って胸を弄る。硬くなった乳首を愛撫する。 「これ可愛いな。気持ちいいか?」  ほとんど蜜のリードで覚えたゲイセックスも シドは蜜のために頑張った。蜜を喜ばせたい。

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