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第6話 私生活

 シドの手が蜜を抱き寄せる。 「蜜、綺麗だ。」  いつまでも見ていたい蜜。 「シドも素敵だよ。」  その顔が好き。男らしくて、でも笑うと可愛くなる。ケンカの時の顔は怖い。 蜜は直面した事はないが、きっと怖いだろう。  あの金網デスマッチは見ていられなかった。  一緒に暮らすっていう事は、毎日が新しい発見だ。相手の意外な一面を知る。 「シドはお料理が得意なの?」 「ああ、飯が出るから飲食でばかりアルバイトしてた。 部屋住みになって恭司さんの食事も作るようになったし。」  そう言って蜜の好きなものを聞いてくる。 「僕は甘い卵焼き。 それとリキの得意な筑前煮。」  シドが頑張って作ってくれる料理は美味しい。 「バイクの免許持ってるんだよね。」 「大型自動二輪な。事故ってから乗ってねえ。」  シドが暴走族をやめたきっかけになった事故は 一方的な煽りによるものだった。  無理な幅寄せ。殺すつもりか? 相手の頭が仕掛けて来た。上総連合、小野。 その時の車も,バイクも、大破したがお互いに無傷だった。  シドは免許に傷も付かなかった。 「二人でバイクに乗って海岸の道を走りたい。」  蜜の希望で先輩から単車を借りた。 田舎の海岸線は平日なら空いていて、快適だった。海の駅、に立ち寄る。青いポストが有名だ。  蜜をバイクから抱いて降ろしてやる。こんな時、華奢な蜜の腰つきが色っぽい。さりげなく抱きつく様子も可愛い。 「シドって意外とがっしりしてる。 うふふ、カッコいいよ。」  ヘルメットを取った蜜の髪が風になびく。 映画のワンシーンのようだ。 「帰りはどうする?」  名物の海鮮丼となめろうを食べて,まだ帰りたくない気分だった。  幹線道路におしゃれなラブホテルが見えてくる。 「どこかに入ろう!おもしろいところ。」  バイクでタンデムで入れるところをシドは知っている。海辺のホテルに入った。  個別に顔の見えない作りでバイクのまま、部屋のすぐ前まで行ける。  部屋の前にはライトアップされたプライベートプールがあった。 「わあっ、すごいね。でももう寒いな。」 「ああ、ジャグジーに入ろう。」  開け放したテラスにジャグジーバスがある。 シドがお湯を出した。 「なんか、慣れてるね。」 「ここ、昔、彼女と来た事があるんだ。」  蜜は複雑な気持ちになった。  それでもバスバブルをたくさん入れて、泡だらけにしたジャグジーは楽しかった。  未完成だが背中一面に彫り物のあるシドとは一緒に温泉やプールに行けない。  二人きりで遊ぶのも楽しかった。  大きなタオルに抱きとられて奥のベッドに連れて行かれた。ベッドヘッドのスペースにアメニティがいろいろ置かれている。  コンドームはもちろん、ローションもある。 「男同士も多いのかな?」 「男女関係なく必需品でしょ。」  シドがローションを手に取って、お尻を解してくる。 「女の子なら自分で濡れるのに、 僕はめんどくさくてごめん。」 「何言ってんの? こういうのが楽しいんじゃない。」 手間ひまかけて可愛がる。  ペニスを咥えられた。 「シドにも入れてあげるよ。 ディルドとかオモチャとか。」

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