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第7話 二人だけ

「やめろよ、ケツは処女なんだよ。」 「なんかずるいな、シドだけ。」  今夜は二人だけだ。いつも二人だけど、何かあるとすぐに事務所に呼び出される。部屋住みでなくても、馳せ参じなければならないヤクザの掟だ。ここにまでは呼び出しは来ないだろう。  スマホの電源を切る。  シドがタバコを吸うだけで、素敵だと見惚れる。蜜の初めての本気の恋。 (リキも大好きだけど違うんだ。)  蜜の手を握って眠るシド。可愛い恋人たち。 アッパーシーツの中に潜って、シドのペニスを咥える。 「わぁ!蜜に起こされた。」  シドの手が蜜をまさぐる。 「また、入れて欲しいのか?」  蜜はシドにしがみ付く。シドもシーツに潜って蜜の敏感な所を攻める。 「やだっ。もう感じちゃうから嫌だ。」 「可愛い可愛い、蜜!」  後孔に舌が這い回る。 「解れてるね。ずっとやりまくってたから。 痛くないか?入れてもいいか?」  ゴムをつけて後孔にあてがわれるとぬるりと亀頭が入った。 「あ、ああ。」 「痛い?」 「ううん、気持ちいい。」  後ろから抱かれて貫かれて腰を掴まれている。 逃げられない。逃げたくない。  一つになっている感覚が快感を増幅させる。 一番気持ちいいところに当たっている。 「はあっ、すごい!ここ、ずっと射精してるみたい。」 「すごく締まる。俺もイキそうだ。」  二人ともガクガク震える。ピッタリくっついた身体。 「蜜、愛してるよ。」 「僕も。シドを愛してる。」  抱き合って二人、快感の震えが止まらない。 しばらく後ろから抱かれて眠った。  気絶した?夢のようなセックスだった。 (満たされるってこういうこと?)  シドがそうっと抜き取って、向きを変えて抱きしめてくれた。優しいくちづけ。  夢の中か? 現実との境目がわからない。腰が震えて力が入らない。  ホテルのチェックアウトは朝10時だ。 蜜の髪を撫でて 「ゆっくりおやすみ。」 「シド、どこへも行かないで。」  寝ぼけて呟く蜜にまたキスをした。 (ヤベッ。またやりたくなっちまう。)  20才と24才。二人は若い。  シドは恭司の斎田会から給料をもらっている。 自分のシノギで稼げるようになるまで、、部屋住みの時と同じような立場だ。  でも、シドは「使える男だ。」と恭司から優遇されていた。

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