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第1話 真面目な彼氏

なぁ、聞いて? 俺の彼氏、千秋っていうんだけど。 付き合い始めてしばらく経つのに、ちっとも手を出してこないんだよ。 大手の金融系で営業職。 職場も都内で、まさに花形。 夜のほうも遊びまくっていて当然。 だから、すぐに身体の関係を結ぶもんだと勝手に思ってた。 業に煮やした俺は、千秋の手を引いて、半ば強引にホテルに連れ込んだんだ。 それでも、まだぐずぐずしてさ。 仕方なく、俺からべろチュウしまくって、気分高めてやって。 そしたら、ようやく俺をベッドに押し倒した。 ったく、奥手にも程があるだろ? 服を丁寧に脱がされながら、さて、いよいよこいつに抱かれるのか、ってワクワク半分、緊張半分で、胸をときめかせてたんだ。 分かるよな? 学生時代からずっと好きだった相手。 ほぼ初恋。 大学サークル一のイケメン。 飲み会じゃ酔った奴を最後まで送ってくし、借りた物は次の日には返すような、クソ真面目な男。 そんな千秋を、女子の羨望を横目に俺がかっさらったわけ。 そりゃ、喜びもひとしおだろ。 なのに、聞いてくれよ。 俺の膝を割って、腰をぐっと掴まれ、さぁ挿入って時に、急に目を逸らす。 「……俺なんかで、本当にいいのかよ」 って。 何言ってんだ、って思うわけ。 こんなにガチガチになったちんぽをすでに俺のアナルに押し当ててるくせに。 「お前がいいからここにいるんだけど」 って言っても、 「でも……」 ってまだ納得してない。 だから俺の方から近づいて、 「いいから、来いよ」 って言ってやった。 腰を少し浮かして、入り口に自ら擦りつける。 そしたら、ようやく決心したみたい。 ゆっくりとちんぽを沈めていく。 ……これがまた、腹立つくらい上手いの。 本人は不安そうな顔してるくせに、俺がどこで息を止めるか、どこに触れられると力が抜けるか、ちゃんと分かってる。 奥の前立腺を的確に探り当て、優しく刺激してくる。 最初はゆっくり。 俺の様子を見ながら少しずつ深くなって。 身体が強張ればすぐ止まる。 でも、大丈夫だって分かった途端、今度は俺の弱いところを正確に逃さない。 千秋がボソッと言った。 「なぁ。これであってるか?」 俺は、はぁ? となった。 「……え、なに? お前、もしかして、初めてなの?」 「……ああ、初めて。俺、童貞だから」 「……へぇ、ど、童貞……そうなんだ……ふーん」 って、嘘だろ? このイケメン面で童貞? いや、そこじゃない。 童貞で、いきなりこのテクニック。 つうか、やば。 しかも。 好きな男の童貞を奪い。 アナルヴァージンを奪われて。 何これ。 運命? なんて思うも、下腹部からの刺激で遮断。 角度を変えて、ずんずんと前立腺を抉るように突き始める。 「……っ、待って」 って言ったら、本気で心配そうな顔するんだ。 「痛い?」 「違う」 「じゃあ何」 「気持ちよすぎる」 って答えたら。 すでに一回、甘い声を上げてイかされそうになる。 千秋、一瞬固まるわけ。 「……ほんとに?」 って。 この状況でまだ疑う? 「ほんと」 って言ってやったら、少しだけ安心した顔をする。 でも、その直後にはまた触れ方が変わって。 腰の動きが確実に深くなり、弱いところを連続で刺激してくる。 今度はまじで何も考えられなくなる。 何度もイかされ、アナルがきゅんきゅんと収縮してちんぽを締め付ける。 何度も余裕をなくされて、とうとう俺から服を掴んで、 「もっと……」 って言った。 そしたら、千秋の動きが止まる。 「……本当に?」 「何回聞くんだよ」 「だって」 目まで少し潤んでる。 「俺でいいのか?」 って。 だから今度は、逃げられないように俺の方から抱きしめた。 「お前がいい」 って。 それでようやく腹を括ったみたいに、俺を強く抱く。 腰を激しく振り、奥をガンガンに突いてくる。 そこからはもう容赦ない。 さっきまであんなに不安そうだった奴とは思えないくらい、俺の反応を全部拾って、弱いところばっかり正確に追ってくる。 何度もイカされ、最後には奥でびくびくと脈打つちんぽから、熱い精液を大量に中出しされる。 白濁が溢れ出し、太ももを伝って垂れていく。 最後まで俺が離さなかったら、千秋もようやく力を抜いて、俺に全部預けてくれた。 なのにさ。 落ち着いたあと、俺を抱きしめたまま急に黙るんだ。 繋がったまま、精液がとろとろ溢れるのも構わず。 「どうした?」 って聞いたら、 「……ごめん」 って。 「何が」 「なんか……めちゃくちゃにした気がする」 それから俺を見て、申し訳なさそうに、 「……汚しちまった」 って言う。 中に残る熱い白濁を感じながら、自己嫌悪した顔をする。 だから笑っちゃった。 「俺がもっとって言ったんだけど」 「でも」 「気持ちよかった」 「……ほんと?」 またそれ。 「ほんと」 って答えて頬を撫でたら、ようやく少しだけ安心した顔をする。 それでもまだ自信なさそうだから、 「次もお前がいい」 って言ってやった。 そしたら今度は耳まで赤くして、 「……次も、あんの?」 って。 あんなに俺の余裕なくした奴が、事後だけこんな顔するんだよ。 やば。 俺の雌性が完全に目醒める。 こいつが見ていいのは俺だけ。 で、俺以外にこいつのこの顔は見せたくない。 「こいよ、キスしてやる」 「……うん」 くうっ。 まじか。 なんて嬉しそうな目をしやがる。 ……イケメンのくせにこの真面目さ……やばくない?

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