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第2話 可愛い彼氏
なぁ、聞いて?
千秋のやつ、ほんと気遣いし過ぎ。
だるい。
俺が適当に脱いだ服はいつの間にか洗濯籠に入ってるし、冷蔵庫には俺がよく飲むやつが勝手に補充されてる。
俺が千秋のマンションに転がり込んで。
同棲生活始めて、毎日のようにセックスしまくって。
お互い手の内見えてんだろって。
その日も、歯磨き終わった俺のコップをついでみたいに洗ってから、ベッドに入って。
何も言わずに俺を抱き寄せて、髪を撫でて。
触れ方もずっと丁寧。
勃起ちんぽをアナルにそっと合わせて、慎重に挿れてくる。
俺が少しでも身体を強張らせたら止まるし、
「大丈夫?」
って小さな声で確認してくる。
だから、正直ちょっと物足りなくなって。
俺から言ったんだ。
「……もっと激しくしろよ」
って。
そしたら。
ぴたりと動きが止まった。
「……何?」
って聞いたら、千秋がゆっくり顔を上げる。
さっきまであんなに穏やかだった目が、全然違う。
「今……言ったな?」
って。
声まで低い。
腰に力がこもり、ちんぽが奥まで一気に押し込まれる。
その瞬間、
あ、まずい。
って思った。
俺の中の雌の部分が、ゾクっとした。
犯される。
何かスイッチ入れちまった。
でも遅かった。
俺を抱く腕が急に強くなる。
さっきまで一つ一つ確かめるようだった触れ方も、もう全然余裕がない。
激しく腰を振り、ずんずんと深く突いてくる。
「ちょ、待っ……」
って言ったら一瞬止まるんだけど。
俺が笑って、
「やめろとは言ってない」
って言ったら。
完全に駄目だった。
「……知らねえからな」
って。
そこから、ほんと別人。
普段あんなに大人しいくせに、俺の名前ばっかり呼ぶし。
余裕がなくなるほど、抱く腕も強くなる。
何これ。
すげぇ、感じる。
俺、こいつの本性を引き出した?
まるで野獣。
犯されまくってる。
俺を求めすぎ。
興奮する。
喘ぎ声が自然に漏れる。
でも。
止まらない。
前立腺を容赦なく突き上げ、さらに甘い声を無理やり引き出す。
なのに途中で俺の顔を見るたび、
「平気か」
って聞く。
「平気」
って答えると、また理性が飛ぶ。
腰の動きがさらに激しくなる。
その繰り返し。
こいつ、やっぱ可愛い。
一番面白いのが、だんだん千秋自身まで余裕なくなってくるところ。
息は荒いし、眉まで寄ってる。
それでも必死に耐えてる。
「我慢してんの?」
って聞いたら、
「……うるさい」
って。
「別に我慢しなくていいけど」
って言った瞬間。
ものすごい顔するんだ。
「お前……ほんと、そういうこと言うなよ」
って。
それでももう止められないみたいで。
俺は、奥を執拗に突かれイキまくり。
意識もうろう。
まぶたには、俺を求めるギラギラした千秋の目。
こびりついて離れない。
それだけで脳内に快感物質がドバドバ。
一方で、千秋も限界に近づいていく。
最後には俺をぎゅっと抱きしめながら、
「……すまん」
って。
「……何が」
「もう、我慢できねえ」
声が少し震えてる。
泣きそうな声で謝罪しながら、びくびくと脈打つちんぽから熱い精液をどっぷりと中に注ぎ込む。
そんな状態なのに謝るんだよ。
たぷたぷザーメンがアナルから漏れそうなのをきゅっとして栓をして。
それで全部受け止めたあと。
さっきまでの勢いが嘘みたいに静かになる。
俺の隣で顔を伏せて、
「……調子に乗りすぎた」
って。
自己嫌悪した顔をする。
「俺が言ったんだけど」
「でも」
「気持ちよかった」
「……ほんとか?」
って、恐る恐るこっちを見る。
あんなに豹変した奴と同一人物に見えない。
「ほんと」
って言ったら、ようやく少し安心する。
でもすぐまた、
「次はもっと抑える」
って言うから、
「え、なんで?」
って聞いた。
そしたら困った顔するんだ。
「だってお前……」
「俺、また言うかもよ」
「何を」
わざと耳元で、
「もっと、って」
って言ったら。
千秋のやつ、顔真っ赤にして黙り込むんだよ。
あれだけ野獣ムーブかまして、いきなり真面目。
……こういうむっつり、可愛すぎないか?
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