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第1話 入学式
【登場人物】
吉川輝(よしかわひかり)
→浦井の事を好きになる。
浦井耀(うらいひかり)
→吉川の事を好きになる。
園部祐樹(そのべゆうき)
→浦井の親友。
坂本真(さかもとまこと)
→吉川の親友。
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--高校一年入学式
少しだけ寒く感じる風に煽られ
桜の花びらが校庭の通路を
ピンクに染めていた。
新しい制服に身を包み
友人を待つ浦井耀(うらいひかり)
校門の前で中学の時からの親友
園部祐樹(そのべゆうき)と
待ち合わせをしていた。
園部「うらいー!」
手を振る園部。
浦井「おはよう」
園部「おはよう。ねぇ、何?その頭?」
バッチリワックスを付け
髪型をキメてきた浦井に驚く園部。
浦井「入学式だからキメてきた!」
園部「やるなら言えよ!
オレもしてきたのにー!!」
浦井「え?お前坊主じゃん!」
頭を触り確認する園部。
園部「あ!オレの友人〜〜」
浦井「中学は三年間野球部だったからな。」
園部「高校では、髪を伸ばす!」
浦井「はいはい」
適当にあしらう浦井。
園部「てか、オレ達さぁ、
同じクラスになるかなぁ?」
浦井「絶対!お前と同じクラスはイヤ!」
園部「そんな事言わないでよ!
浦井ちゃ〜ん♡」
浦井「ウソだよ。
同じクラスだったら良いな!」
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吉川「制服やっぱデカいよね。」
母親「成長するから良いの!」
吉川輝(よしかわひかり)
中学では学校で一番モテていたイケメン。
女子A「えー?!吉川くんもこの学校?!」
女子B「ヤバ!同じクラスになりたい!」
そこへ中学からの親友
坂本真(さかもとまこと)が寄ってきた。
坂本「吉川おはよ!」
吉川「おはよー」
坂本「なんかお前、制服……変……?」
吉川「だよなー。
成長するから大きめなんだと」
坂本「お前どんだけ成長すんだよ!」
吉川「2mいったらモテなくなるかな?」
坂本「ある意味……実験対象には、なる」
吉川「オレはモルモットか」
坂本「モルモットやって。」
吉川「うー……、うー……」
坂本「それ、モルモット??」
吉川「知らね」
こちらはこちらで
しょうもない話で盛り上がる二人。
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--クラス発表の掲示板前
園部「どこだぁ?オレの名前?」
浦井「お前7組」
園部「え?どこどこ?」
園部「クラス6組までじゃねぇーか!」
浦井「プッ……プププッ……」
浦井「あ……、5組じゃん。」
園部「え?どこ?あ……お前な」
浦井「そう。オレ5組」
園部「今、オレの話をしてるの!」
浦井「そこら辺に
お前の名前落ちてるんじゃねぇか?」
園部「んな訳……、あ!
やっと見つけたわ。1組だった。」
浦井「え?お前何?どこ見てたの?
1組って最初の方じゃん!」
園部「前に立ってる奴が背ぇ高くてさぁ」
その言葉が聞こえた吉川は
後ろを振り向き謝った。
吉川「ごめんね。ぁ……」
浦井「ぁ……」
目と目が合う浦井と吉川。
まさか謝ってくるとは思わず、
焦りと謝ってきた驚きで
あたふたする浦井と園部。
園部「あ!こっちこそごめん。
そういう意味じゃなくて……」
浦井「こいつボケて言っただけですから」
吉川「そうなんだ。
本気だったら、傷つくとこだったよ」
園部「マジでごめん!」
浦井「オレからもごめんなさい」
吉川「場所変わろ!」
園部、浦井「え?」
吉川「見えにくいんでしょ?」
園部「あ、ありがとう……」
浦井「マジで見えにくかったんかい!」
ペシッ!
園部を突っ込む浦井。
浦井「オレのフォロー返せ!」
吉川「二人とも面白いね!
オレ吉川。二人とも名前教えてよ!」
園部「オレは園部……。
こちらは、変態の浦井です……。」
浦井「どうも、へんた……」
園部を睨み付ける浦井。
浦井「誰が変態だって〜〜?」
吉川「オレも変態だよ。
よろしくね!浦井くん!」
浦井「男はみんな変態ですよねー!」
園部「変態仲間完成」
浦井、吉川「お前はうるさい!!」
そこへ、トイレへ行っていた坂本が
近寄ってきた。
坂本「え?何やってんの?え?誰?」
吉川「クラス発表見てて、仲良くなった」
吉川「こいつ超変態の坂本」
坂本「ちょ!お前!
こんな所で何言ってんだよ!バカか!」
浦井「こいつ超変態の園部」
園部「やられた……」
坂本「いっ……しょ……だな。
よろしく……」
園部「よろ……しく……」
浦井「吉川くん……クラス一緒っぽいよ。
吉川……下の名前なんて読むの?」
吉川「どこ?”かがやく”って書いて
”ひかり”って読むよ。」
浦井「5組。……ひかり……?」
吉川「そう!あった!
浦井くんは?浦井……?」
浦井「”よう”って書いて
”ひかり”って読む。」
吉川、園部、坂本「え?」
園部「何、そのダブルひかり……」
坂本「漢字違いで同じ名前とか。
ましてや、”ひかり”だぞ……」
吉川「運命じゃん!!」
浦井「え?」
坂本「こいつ、
ロマンチストの所あるから許して」
浦井「そだね!」
園部「こいつも、
若干その気ありだから許して」
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--1年5組の教室
吉川「隣同士だね!」
浦井「それな!びっくりよな!」
吉川「隣、話せる人で良かったぁ〜。」
浦井「オレも!」
吉川「てか、超変態の二人も
同じクラスだったな!」
浦井「それな!あれには笑ったよな!」
吉川「腹抱えて笑った!」
先生「そこ!騒がしい!
初日から何浮かれてんの!」
浦井、吉川「さーせん」
笑いに包まれる教室。
自己紹介、学校の説明が終わり、
時間割り、各種配布物が配布された。
先生「今日はこれで以上となります。
明日とあさっては、課題考査です。
忘れ物とかないように注意してください」
全員「ありがとうございました」
緊張感から解放される教室。
吉川「ねぇ浦井くん!」
浦井「え?今さら、”くん”?
浦井で良いよー。」
吉川「じゃぁ、オレも吉川で良いよ」
浦井「で、なに?」
吉川「LINE交換しようぜ!」
浦井「そういえばしてなかったな。
もちろんいいよ!はいっ!」
浦井はQRコードを出し
吉川はそれを読み取った。
吉川「ブロックと追放どっちがいい?」
浦井「オレもそれ聞こうと思ってた。
どっちがいい?」
吉川「追加でお願いします……」
浦井「しゃぁねぇーなぁー」
吉川「同じこと考えてたとか、
気が合い過ぎやろ!」
浦井「それな!」
お互い笑い合い
お互いメッセージに
〈よろしく。〉と送り合った。
つづく
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