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第18章 今までとは違う夜
恋人になって初めての交わりは、今までとは違った。
ベッドへ上がる前、カイルドがリオを見た。
「今日は一回でやめない」
「……え?」
リオが瞬く。
これまでは、どれだけ余裕があっても一度きりだった。精気を受け取る側の負担を考えて、カイルドのほうから続けようとしたことはない。
「団長、いつも一回で終わってたじゃないですか」
「あれは研修だったからな」
「今は?」
「恋人だろう」
あまりにも当然のように言われて、リオの顔が熱くなる。
「恋人だと、増えるんですか……?」
「俺がもっとしたい」
「……」
「嫌ならやめる」
リオはしばらく黙ってから、小さく首を振った。
「嫌じゃ、ないです」
「なら今日は一回で終わらない」
恋人になって初めての交わりは今までになく激しかった。
カイルドはリオをベッドに仰向けにして、真っ先に口を重ねた。深い。舌が奥まで入る。
リオは魅了をするために魔力を集めようとして、キスの激しさに途中で諦めて指をカイルドの首の後ろに回した。
キスだけで膝の裏が熱くなる。
「……触って、いいか?」
カイルドの指が、胸の外側をゆっくり円く撫でる。今まで、精気を渡す夜には一度も寄らなかった場所だ。
リオ自身も、自分の胸を性感帯だと思ったことがない。
指が乳首の周囲を通るたび、リオは自分の胸を見下ろした。何も起きない。起きないのに、見ている自分が先に赤くなる。
「そこは、あんまり……」
「嫌なら止める」
「嫌じゃないです。くすぐったいだけで」
カイルドは乳首を指の腹で転がした。
最初は痛いわけでも、気持ちいいわけでもない。ただくすぐったい。
リオはたまらず小さく笑ってしまう。その仕草を咎めるようにまたカイルドの唇がリオの口を塞いだ。
待っているうちに、転がされる側の肩だけがすくむ。すくんだ肩を、自分で下ろそうとして失敗する。
リオから笑い声ではない熱い吐息が漏れた。
それを合図に唇が鎖骨を下り、片側の乳首を含んだ。
舌先で小さく弾く。吸う。離して、吐息だけを当てる。
反対側は指が同じ速さで転がしている。
リオの腰が、わずかに浮いた。
カイルドは胸に口をつけたまま、その動きを見ていた。戻そうとしている。なのに戻らない。
吸うたびに、腹の奥が小さく跳ねる。
戻そうとした腰が、かえって自分の股間へ押しつけられた。布越しに熱が当たる。
リオは顔を背けている。
押しつけたまま、腰だけが小さく擦れた。耳まで赤い。
カイルドは口を離さなかった。腰が擦れるたび、吸う力だけがわずかに強くなる。
「……変な感じ」
リオの声が裏返った。
リオは自分の口を手の甲で押さえた。押さえても、次の吸いで「んっ」が漏れる。
「痛いか」
「そうじゃなくて。なんか、奥に響く。胸なのに、下まで……っ」
リオは自分の胸を見下ろした。
吸われた乳首が、カイルドの唾液で濡れて光っている。
舌が離れると、濡れた表面が空気に冷やされ、それだけで先が小さく硬くなった。
そこへ、また舌が戻る。
リオの肩が跳ねた。
自分の胸が濡れて光っているのが目に入り、すぐに視線を逸らす。けれど、見なかったことにはできない。
残った唾液が胸の丸みに沿って外側へゆっくり流れていった。
カイルドはその反応を見ながら、もう一度乳首を含んだ。
口を離した拍子に伸びた唾液の糸が短く切れる。指の腹で拭う代わりに、その雫を乳首の先へ押し戻した。
リオの腰が揺れ、掌の中の先を擦りつけてくる。
カイルドは扱く速さを変えなかった。
そのまま、濡れて艶めく乳首へ再び舌を這わせた。
リオは顔は背けたまま、腰を小さく震わした。吸われるたび、掌へ押しつける力が少しずつ強くなった。
「んっ……そこ、そんなに……触られると、先が勝手に……」
舌は同じ場所を離れない。吸って、弾いて、指で挟む。
下では、押しつけられた先端を親指の腹でゆっくり擦った。
刺激に弱いといって以前はあまり触られたがらなかった先端を、リオのほうが掌へ擦りつけてくる。
先から滲んだ我慢汁が親指を濡らして、擦るたびに滑りが良くなる。
胸を吸うリズムと、親指の円が重なった。
胸を吸われるたび、亀頭の先からも透明な液が新しく滲む。
リオの腿が内側へ寄って、すぐ開く。
閉じたら胸を見られ続ける。開いたら、濡れている先まで見られる。
どちらも選べないまま、腰だけが小さく震えた。
一回目は、胸を吸われながら下を優しく扱かれて果てた。
白いものが腹を汚す。
リオは自分の真っ赤に腫れた乳首を見て、耳まで赤くなった。
吸われていた胸が、こんなに熱を持っている。なのに出したのは、下のほうだ。そのつながりが、頭から降りてこない。
「今の、胸……?」
「半分はな」
カイルドは止めなかった。
出したばかりの先には触れず、今度は胸だけをゆっくり責め続ける。
敏感になった乳首は、舌が触れるだけでリオの腰を跳ねさせた。
リオはカイルドの髪に手を入れて、引き離そうとした。
引き離す力が、途中で撫でる力に変わる。
撫でたまま、胸のほうを少しだけ突き出す。
「……もっと、吸って」
声が濡れている。
カイルドは差し出された片方を深く含み、もう片方を指でゆっくり転がした。
強くはしない。ただ、リオが胸を引かない限り、止めもしなかった。
舌だけが、腫れた先端を何度も弾く。
弾いて、離して、冷えたところへ吐息を落とす。
冷えた乳首が小さく硬くなるのを見て、また含む。
リオの喉が詰まり、すすり泣きが混じった。
「んっ……そこ、ああん……っ」
涙の混じった声を漏らしながら、それでもリオは胸を引かなかった。
物足りなくなると、自分から肩を傾け、空いた乳首をカイルドの口元へ寄せる。
寄せた乳首を、カイルドが奥まで含む。
吸う。歯で浅く挟む。離して、指の腹で唾液を塗り広げる。
塗り広げた熱が冷える前に、もう一度舌を戻す。
片方を終えないうちに、反対側へ移る。
移られた側が物足りなくて、リオの肩がそちらへ傾く。
傾いた胸を、カイルドは待たずに含んだ。
吸われるたび、避られている先が腹の上で跳ねる。
跳ねても、手はそちらへ行かない。
胸だけが、舌と指で長く可愛がられる。
リオはすすり泣きを噛み殺しきれず、カイルドの髪を撫でたまま、自分から片方を口元へ押しつけるように肩を落とした。
押しつけた乳首を、カイルドはすぐに離さない。
離さないまま、反対の指だけが円を描き続ける。
「もう……胸、熱いのに……っ、まだ、して」
二回目は、そのあとだった。
量の少ない白濁が、腹の汚れの上に重なる。
リオは泣きじゃくった息のまま、突き出した胸を戻さなかった。
指が後ろへ回る。
すでに濡れている入口を、一本で丁寧に開く。
胸を口に含んだまま、前立腺を探る。
当たった瞬間、リオの背中が浮いた。
胸と奥が、一本の線で繋がったみたいに熱い。
リオは自分の声を殺そうとして、かえって高く漏らした。
「あっ、そこ、胸が……同時は、だめ……っ。分かんなくなる…!」
カイルドは乳首を唇で挟み、指で一点を擦る。
逃げた腰を、空いた腕で押さえる。
三回目は射精ではなく、先から薄い熱が噴いた。
潮が腹を伝う。
リオはカイルドの髪に指を絡め、そのまましばらく離さなかった。
それまでカイルドの下で、快感に身体を震わせていたリオはカイルドの肩を押してそのまま上へ乗りあげる。
仰向けのカイルドに馬乗りになった。
膝は頭の両脇についた。
いじられて真っ赤に尖った乳首の先端がカイルドの口の前に落ちる。
「胸……好き、です。もっと……」
言ったあと、リオは自分の胸を両手で寄せ、濡れた乳首をカイルドの口元へ差し出した。
腫れて光っている先端が、唇に触れる。
触れさせたまま、上半身を起こしてもっと強く押しつける。
肩が落ちて、胸の柔らかさがカイルドの口の周りに当たる。
当たった肌が、吸う前から熱い。
カイルドの閉じていた唇が開いたのをみて、リオの差し出した乳首が小さく震えた。
腹の上では、敏感な先端がカイルドの肌に擦れて、我慢汁の筋を残している。
筋が腹の溝に落ちて、擦るたびに滑りが良くなる。
自分で持ってきてしまった。
吸ってほしいと、胸を寄せて、口元まで運んだ。
精気の研修では、こんなことはしない。
なのに指は胸を離さない。
震える指が、乳首のすぐ横で白くなるほど胸を寄せている。
カイルドの視線が、差し出された胸へ落ちた。
普段ほとんど動かない口元が、わずかに緩む。
「自分で持ってくるのか」
リオの指が、胸の上で強張った。
痴態を見られて、笑われていた。
笑われているのに、乳首を舐められた瞬間、そんなことは頭から消えた。
舌が腫れた先を弾いただけで腰が跳ねた。
舌先が乳首の形をなぞるたび、肩が落ちて、もっと奥まで入る。
震えた腰が、腹の上の先をカイルドの肌へ擦りつける。
擦るたびに先が肌を滑り、触れてほしいと、熱だけで主張していた。
主張している先から、新しい我慢汁が糸を引く。
カイルドは含んだまま、腹に当たっているものへ手を伸ばした。
そっと掌に収めて、すぐに速さを変える。
根元を指で締め、先は親指の腹で円を描く。
円の中心は、開いている小孔だ。
濡れた我慢汁が掌の中で音を立てた。
ぬちゅ、と小さい音が、吸う音に混じる。
胸を吸われるリズムと、下の手が噛み合わない。
吸われるたびに先が跳ね、跳ねた先を親指が逃さない。
逃さない親指が、滲んだ液を先端へ塗り戻す。
リオの膝が頭の両脇で震え、シーツを掴む。
掴んだシーツが、拳の中で皺になる。
「あっ、そこ、今……っ、出る」
出る、の直前で手が止まる。
止まった掌を、先が空振りに擦る。
擦っても、指は動かない。
脈だけが掌の中で暴れて、出口を失う。
その隙に、カイルドのもう片方の指が後ろへ回った。
濡れた縁を親指で開き、中指が沈む。
沈む指が、熱い粘膜に絡まれる。
胸を含んだまま、前立腺を指の腹で探り当てた。
当たった瞬間、先ほどお預けをくった先端が、掌の中で一度だけ大きく跳ねた。
カイルドは乳首を含んだまま、前立腺を指の腹で擦り始めた。
乳首を吸い、奥の一点を転がす。
下の手は止めたまま、先だけが掌の中で跳ねる。
吸われるたび、擦られるたびに、リオの腰が小さく痙攣した。
精液はほとんど出ない。
なのに先が甘く果てて、掌の中で何度も脈を打つ。
一度終わっても、胸と奥を同時に責められて、また跳ねた。
「んあっ……また、イってる……っ、イってるからぁ……」
膝が頭の両脇で震える。
震えながら、リオはカイルドの口から胸を離さなかった。
耐えきれなくなって、潰れた声を落とす。
「もう……っ、団長の、ください。指じゃなくて……入れて」
カイルドは乳首から口を離した。
下から、開いた後ろと、掌の中でまだ跳ねている先を見る。
「自分で入れてみせろ」
リオは指が抜けるのを待たずに、自分で角度を合わせた。
馬乗りのまま、熱い先端を入り口へ沈める。
一度根元近くまで落として、そこから腰を前後にずらした。
奥まで入れて全部は戻さない。
戻すのは半分だけ。
カリの段差が前立腺を越えるところで止め、小さく円を描く。
腰を回すたびに当たる場所がずれて、リオの腿が震えた。
震えた腿が、カイルドの腰を外側から挟む。
「あっ、そこ……そこ……っ」
当たる深さが分かると、腰の動きが変わる。
上下は小さくなる。
代わりに、前へ押しつけるように擦る。
尻を少し後ろへ引いて、また同じ一点へ沈める。
沈むたびに腹がカイルドの腹に当たり、先が掌の中で跳ねた。
跳ねた先から我慢汁が溢れて、カイルドの指を濡らす。
当たった場所から、腰だけが執拗に離れない。
そこが小さく擦れるたびに、奥が細かく締まる。
締まった内側が、カリの段差を自分から咥え込む。
リオの肩が落ちた。
落ちた胸が、カイルドの口元で揺れる。
揺れる乳首が空気に触れて硬くなり、摘まれると背中が反る。
反った背中のまま、腰は同じ場所をなぞることをやめない。
息が詰まり、喉の奥で甘い声が潰れる。
膝がシーツを掴むように開き、開いた膝が小刻みに震えた。
カイルドは下からその腰を見ていた。
自分で沈んで、自分で擦りつけて、胸を寄せてくる。
口の端が、また薄く上がる。
下から伸びたカイルドの手が乳首を摘み、もう片方が腹の上で跳ねる先を包む。
扱くたびに亀頭が脈を打ち、脈打つたびに奥がまた締まる。
「なめてやる。自分で持ってこい」
リオは言われるまま、胸をカイルドの口へ戻した。
吸われながら摘まれ、下では先を扱かれる。
腰は上下をやめて、当たる深さのまま前後に擦り続ける。
擦るたびに腹が痙攣し、先から薄い熱が滲む。
甘い声が、カイルドの胸の上に落ちた。
カイルドは下から、その腰を逃さなかった。
リオが自分で当てている場所と、下から加えられる刺激が重なる。
「んあっ……自分で、動いてるのに……っ、だめっ」
擦る動きが、だんだん小さくなる。
当たる一点から外したくないのか、腰の幅が狭まった。
狭い動きのまま、奥がカリを何度も咥える。
咥えるたびに、掌の中の先が跳ねた。
「イく……っ、また、出る……」
カイルドは手を止めなかった。
止めるどころか、吸う力だけを強くする。
リオの背中が反った。
反ったまま、腰が当たる深さで固まる。
先から白いものが、カイルドの腹へ落ちた。
量は少ない。
少ないのに、奥の締まりは長い。
締まった内側が、沈めたものを根元まで絞る。
絞られたカイルドの腰が、一度浮いた。
「……出す」
短い声だった。
熱いものが、締まった奥へ溢れる。
精気が一緒に落ちた。
リオの中が、その脈に合わせてさらに細かく締まる。
「あっ……中、熱い……っ」
リオの腰が動かなくなった。
出したばかりの先が、カイルドの腹の上で空振りに跳ねる。
精気の熱が奥から広がって、全身に満たされる。
「……まだ、動けるか」
リオは小さく頷いた後、肩で息をしながら溢れた熱を奥で咥えたまま、もう一度腰を前へ擦った。
擦った瞬間、出したばかりの先が掌の中で痙攣する。
精液のあとに、薄い熱が短く噴いた。
潮がカイルドの指を伝う。
「とまらない……っ、気持ちいいとこ当たってる……っ」
倒れこんできたリオの上半身を抱きとめて、カイルドは体位を変えた。
四つん這い。
カイルドは後ろから入り、片手を胸へ回した。
乳首を指で摘みながら、結腸の手前を叩く。
リオの腰は反射的に前へ逃げた。
逃げた先でも、胸を摘む指は離れない。
前へ逃げれば胸が引かれ、戻れば奥へ当たる。
「あんっ、逃げられない……っ。動いたら、もっと当たる……っ」
潮がシーツを濡らし、膝が開く。
開いた膝のまま、リオは枕に額を押しつけた。
カイルドは摘んだ指を離さず、もう一度同じ深さへ沈める。
もう何度目か分からない。
今度は短く射精した。
腫れた亀頭が、シーツを何度も叩く。
カイルドはリオの胸を掌で包んだまま、指のあいだで乳首を摘んだ。
「きつい。胸を触ると、余計に締まる」
「そこ……っ、先、熱い」
摘まれた乳首が、指のあいだで跳ねる。
摘んで、転がして、爪先で浅く弾く。
弾いたあと、また指の腹で潰す。
「つぶさないで……っ、いや、つぶして。熱くて、おかしくなる」
赤く充血した粒を潰したまま離さずに、カイルドは二度目を奥へ放った。
リオは枕に顔を埋めて荒い呼吸を繰り返している。
カイルドはリオを抱き上げ、その唇に短くキスを降らすと、自分の腿の上へ向かい合わせに座らせた。
リオの膝がカイルドの腰を挟む。
繋がったまま、距離が近い。
胸が口の前にある。
隠しようがない。
赤く腫れた乳首が、吐息の届く距離で上下していた。
リオは腕で胸を隠しかけて、途中でやめた。
隠したら、カイルドの舌も指も届かない。
腕を下ろし、自分から胸を口元へ戻した。
貰えるものは、全部ほしかった。
舌が触れる。
胸を責められるたび、奥がきゅっと締まり、繋がった熱を自分から絞った。
「……んああ……っ」
声が途中で潰れた。
下では、自分で腰を動かそうとして、腿の力が抜ける。
抜けた体重が、そのままカイルドの上へ落ちる。
落ちた重みで、沈めていたものが奥へ押し込まれた。
散々刺激されて緩んだ奥が、深く沈んできた熱をそのまま呑み込む。
入った拍子に、乳首がカイルドの唇へ押しつけられた。
吸われると、腰がかえって深く沈む。
沈んだまま、膝がカイルドの腰を強く挟んだ。
挟んだ腿が震え、震えが奥の締まりまで伝わる。
先から透明なものがカイルドの腹へ噴く。
潮だ。
カイルドは乳首を唇に含んだまま、短いピストンを再開した。
精気が、吸う熱と奥の脈と一緒に流れ込む。
リオの淫紋が、薄いまま熱を持って光った。
光っているのを、リオは自分では見ていない。
見ているのは、カイルドの睫毛と、自分の胸に残った唾液だけだった。
「出る」
カイルドの精が、いちばん深いところへ落ちた。
同時にリオの身体が強く痙攣する。
先からはもう何も出ない。
胸を吸われたまま、奥だけで果てた。
果てたあと、乳首が空気に触れて、リオが小さく身をすくめる。
カイルドは口を離し、赤くなった乳首に一度だけキスをした。
キスだけで、リオの腹がまた跳ねた。
「気に入ったか?」
「……乳首、こんなに気持ちいいんですね」
リオはカイルドの首に腕を回したまま、小さく笑った。
そのまま見つめ合い、どちらからともなく唇を重ねる。
キスのあと、リオの指がカイルドの髪を一度だけ撫でた。
精気の匂いが、二人の肌のあいだに濃く残っていた。
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