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市川先生×夏樹(第12話*)

 だけど夏樹の欲望は全く萎えることなく、むしろ先程より過剰に反応してしまっている。  亀頭は下っ腹に触れそうなくらいそそり立ち、我慢しきれなかった粘液がとろとろと溢れてきていた。 「うう……」  顔も火傷しそうなほど熱くなっている。熱で生クリームが溶けてしまうのではないかというくらい、全身が真っ赤に火照っていた。機械的な振動も追い打ちをかけ、更に下肢に熱が溜まっていく。 (も、もうダメ……!)  官能的な羞恥に耐え切れず、カミソリが離れた途端、夏樹はガクンと身体を痙攣させた。 「あぁん……っ!」  とぷん、と先端から熱を吐き出す。太ももが震え、下腹部が波打ち、荒っぽい呼吸と共に全身が弛緩していく。 「あれ、これだけでイっちゃったのか。すごいな、夏樹。やっぱり感度良好だ」 「だ、だから……そういう言い方しないで……」 「ごめんごめん。ほら、紐外してやるから」  約束通り、市川は足首の紐を解いてくれた。両腕の紐は解いてくれなかった。どうせ解くなら、全部解いてくれればいいのに……そこは変態教師のこだわりだろうか。 「じゃ、残ったクリーム綺麗にしてやるから、もう一回横になって」  言われた通りソファーに横になる。  ティッシュで拭き取ってくれるものと思っていたら、あろうことか市川は剃りたてホヤホヤの股間に顔を埋めて来た。 「なっ……!? あ、ちょっと……ひゃあっ!」  ツルツルになった部分を、市川の舌が這って行く。体毛がなくなってますます敏感になった肌を、ぬめった粘膜が撫でていく。一緒に達した性器まで舐められてしまい、夏樹は涙目で首を振った。

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