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市川先生×夏樹(第15話*)

「どれどれ……?」  ワクワクしながら箱を開ける市川。中には、宝石で飾り立てられた指輪のようなものが入っていた。ただ、指輪にしては少々サイズが大きい。 「おおっ! すげーコレ! めっちゃ綺麗なヤツじゃん! さすが柚月先生、センス抜群だな!」 「喜んでもらえたなら何よりだ。市川先生なら、それを存分に使いこなせると思う」 「もちろん! なんなら今から使ってもいいくらいだ」  チラリと市川がこちらを見てくる。 (……って、また何かするつもりか!?)  夏樹はぞくりと肌を震わせ、尻餅をつきながら必死に後ずさりした。 「やっ……やだ! 来ないでください!」 「なんでだよ? いいじゃん、ちょっとくらい」 「また変なことする気なんでしょ! もうあんな変態プレイ、御免ですっ!」 「大丈夫だって、もう生クリームプレイは終わりだからさ。夏樹が気持ちよくなることしかしないから、な?」 「あ、いやっ……!」  もがいている身体をひょいと抱き上げられ、フローリングの床に押し倒されてしまう。脚をばたつかせていたら、足首をとられて左右にガバッと大きく開かされてしまう。  そして市川は、さも自慢げに剥き出しになった股間を見せつけた。 「ほら柚月先生、見てくれよ。赤ちゃんみたいにツルツルだろ? なんかこういうの、興奮しないか?」 「……まあ、嫌いではないな。今度私もやってみるか」 「イイね。ヤりたいことはヤっておいた方が、人生後悔も少なくて済むしな」  立派なことを言っているように聞こえるが、彼らは単に変態プレイを楽しみたいだけだと思う。

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