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変態
「で、あのオッさんどうして来ないんだよ。」
俺が聞くと2人は顔を見合わせて溜息をついた。
なんだよ面倒くさそうな顔しやがって俺だって雅が怯えなきゃ出て来なくて済んだんだよ。
「君が言っている人は俺達の父親で先週この世を去った。それでここに居る人物を保護するように言われていたんだ。」
「雅の事?あのオッさん死んだんだ。」
オッさん死んでこんな奴らに雅の相手出来んのかよ。
「君はどうしてここに居るんだね。」
「はぁっ?俺が知りたいわ!気がついたらここに閉じ込められててオッさんの性処理にされてたんだ。」
「なっ!嘘ついてんじゃないぞ!」
「嘘?ならその棚あるDVD見りゃ良いだろ?あのオッさん変態だよ。撮影とかしてやんの笑える。」
半分は嘘だ。
あのオッさんが撮影してたのは俺達とオッさんの会話だ。
雅がこれ以上分裂しないようにあの人は雅をすごく大切にしていた。
俺も雅が大切だ。
だから暫く俺が怖いのを引き受けるからな雅!
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