僕はあのまま颯斗に抱きしめられて眠ってしまった。 眼が覚めると颯斗は優しく額にキスをしてくれて恥ずかしくて顔を隠そうとするとクスクスと笑われた。 颯斗がくれる温もりも優しい眼差しも声も全部僕の宝物。 あの部屋で過ごしていた日々が暗闇なら今は光が射す部屋で僕は心穏やかに過ごしている。 颯斗が愛した烈じゃないが颯斗はそれでも今の僕を愛してくれているんだ。 それと僕にも沢山の変化があったんだよ。 あんなに冷たかったクラスの男子生徒とか学校中の皆んなが優しくしてくれる様になったんだ。 一番の親友は凛だけどね。 今は毎日が幸せだよ。 旦那様、僕を助け出してくださり颯斗に会わせてくださって感謝しています。 これからも辛く悲しい日があるかも知れないけれど僕は颯斗が居れば強くなれて乗り越えられる。 愛してるよ颯斗。 完結