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第39話

キスとは打って変わって、噛み付かんばかりの勢いで口内を犯し続けながら、全身から完全に力の抜けた、智の手の拘束を解いた。 キスを繰り返しながら、そっとパジャマの前をはだけさせる。 白い肌がうっすらと朱に染まり…エロい… 目当ての胸の粒を両手で弄り始める。 ビクッと震えた智の胸の鼓動が指先にまで伝わってくる。 抵抗をやめた涙目の智を見下ろしながら 潰したり、クニクニと捏ねたり引っ張ったり、手の平でさすったり… そのかわいい粒はすぐに固くなり、主張し始めた。 「あっ、は…っつ、しょ…う、どうし…て?」 苦しげな途切れ途切れの喘ぎ声の中、智が聞いてくる。 俺は愛撫の手を止めて、智の目を見つめて言った。 「お前のことが好きだからに決まってんだろ! 前に言ったよな、『本命にしかキスしない』って! あんな場であんな状態でおかしいと思うかもしれないが、本気で惚れちまった… 好きだ…智!好きだっ!」

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