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第40話

智は俺の告白に、潤んだ目を大きく見開いた。 「えっ?好きって?ん?えっ?」 完璧にパニクってるな、これ。 いきなり「おとうと」に組み敷かれてキスされて、剥かれて、胸舐められて…告白されたら、そりゃあ、なぁ… 「だ・か・ら、『好きだ』って言ってるじゃん! お前のこと、 一目惚れで愛しちまったんだって! 惚れたんだ! 誰にも渡したくない、一生側に置いて離したくない! 義兄じゃなくて恋人に…俺の嫁になってくれ! これだけ言ってもわかんねーのか?」 しーーーん ひと時の静寂の後、智が呟いた。 「あの…えーっと…あの、えっ? ……よろしくお願いします…??」 おい、語尾上がってるぞ。 『お願い』ってことは…オッケー? よっしゃーぁぁああーーっ 心で雄叫びを上げ、智を姫抱きにして俺の部屋へと運んだ。

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