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第50話

「くっそー、愛してるよ、智」 何度『愛してる』と言葉にしただろう。 今まで誰にも言えなかった、いや、言うべき相手に巡り合わなかっただけ。 涙と汗と涎と、二人の粘液で ぐちゃぐちゃのどろどろになりながら、初めての痛みに耐え、甘く喘ぎながら俺を受け入れる たった一つの存在。 『愛してる』『愛おしい』もう、そんな言葉では言い表せない。 大切な、大切な俺だけの…俺だけの智。 「智、ごめんな…もう限界っ」 俺は智の腰を両手で掴むと、もっと強く抉るように打ち付け始めた。 二人の結合部は泡立ち、ぐちゅ、ぬちゅ、ぬちゅ と卑猥な音を立てている。 ガチガチに硬化を増した俺自身を蕾の直前まで引き抜き、また奥まで突き入れる。 引き抜くのを妨げようと、智の内壁がしがみ付くように纏わり付く。 ぞわぞわと身体中を快感の波が襲い、俺はその波に翻弄されながらも必死で智を愛し続けた。 もちろん、時々キスは忘れない。 「あーっ、くぅっ、し、しょうっ…強いっ… お…く…奥までくるっ! はあん、あっ、あっ、あっ、あー、、だめっ、だめっっ」 智の嬌声は、俺を煽る媚薬にしかならない。

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